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九大宇都宮グループのCsMPs論文が発表されました。ー続き [原発問題・ホットパーティクル]

あれこれ載せたい論文なのですが、翻訳のことがあるので絞り込みましょう。
http://www.nature.com/articles/srep42731

中ほどの図5のあたりをいきましょう。

OTZ CsMPでは、細孔がなく、粒子はFe酸化物介在物を除いて均質な組成を有するように見える(図5a、b)。しかし、KOI CsMPのように、OTZ CsMPは、10nm未満のサイズのFe-Zn-酸化物ナノ粒子とともに非晶質SiO 2ガラスマトリックスで構成されている(図5c)。これらのナノ粒子は、FFT画像およびSAEDパターンに基づいてフランケナイトとして同定された(図5d、e)。Frankliniteは構造が説得力のある特徴を持つ唯一のナノ材料でした。セシウム、Cl、Snは、ほとんどがフランクリンナイトと関連していた。しかしながら、ZnClに関連するCsClの包含もまた存在する(図5f)。驚くべきことに、図2の黄色の四角で示される領域は、図5aは、 Uのピークを有するナノ粒子が含まれているM個の α、Lの αとLの EDXスペクトル(内β 図5グラム)。粒子(edx1および2)の点分析は、Rb(スペクトルの赤線)からの干渉なしに、さらに特徴的なUピークを示した。HAADF-STEM画像はUO 2結晶を分解しなかったが、少量のUを含むフランケナイトのみが溶解した。

srep42731-f5.jpg

こちらから直接図5に飛んで翻訳すると下の説明部分が出ます。
http://www.nature.com/articles/srep42731/figures/5

(a)FIBで調製したOTZ CsMPのHAADF-STEM画像。挿入図は、上部の薄い領域から得られたSAEDパターンです。白い点線の曲線は、FIB間引き前の粒子の元の形状を表す。(b)主成分の分布を示すCsMPの元素マップ。(c)Siマトリックス中のSn、CsおよびClに関連する多数のFe-Znナノ粒子を示す、主成分の元素マップによるHAADF-STEM画像の拡大。(d)フランケナイトとして同定されたFe-Zn-酸化物ナノ粒子。(e)フランクリンナイトに起因することが確認されている、拡散したハローに弱い回折リングを示すSAEDパターン。(f)CsClドメインの存在を明らかにする元素マップによるHAADF-STEM画像。(g)フランケナイトナノ粒子の凝集を示す(a)の黄色い四角で示される領域のHAADF-STEM画像。点分析のedxスペクトル(edx1と2の赤線)と領域分析(黒線)で得られたスペクトルとの比較は、Uピークの存在を明らかにする。

フランケナイトとはこれのことのようですね。
http://tigaku.com/geology/mineral/f/franklinite.html

フランクリン鉄鉱
Franklinite
ZnFe2O4

私の知識ではうまく説明できませんが、グラフの赤い線がウランの存在をしめしているようです。

結論

FDNPPのメルトダウン中の反応炉内部の一連の化学的および物理的プロセスは、CsMPの最先端の原子分解能電子顕微鏡に基づいて解明されている。CsMPsは数ミクロンと小さく、SiO 2ガラスマトリックスと約20wt%のCsに付随する〜10nmサイズのZn-Fe-酸化物ナノ粒子を含み、場合によっては微量のUを伴う。ミクロテクスチャのCsMPsは、様々な空気中の核分裂生成物のナノ粒子が溶融破壊の前および中に燃料から最初に放出されたことを明らかにする。その後、RPV破壊が起こり、多数のZn-Fe-酸化物ナノ粒子が生成した。最後に、溶融コアはコンクリートと相互作用し、MCCI は、分裂生成物ナノ粒子を組み込んだZn-Fe-酸化物ナノ粒子を含むSiO 2凝縮を介して進行した。本研究は、CsMPsが反応器の内部の反応および状態を理解するための重要な手掛かりを提供することを示している。一方、単位質量あたりの放射能は非常に高いため、10 11  Bq / gであるため、CsMPsは福島の周囲環境における放射線量の重要な源泉となりうる。さらに、CsMPsは、Uなどの揮発性および低揮発性放射性核種が環境に到達するための重要なキャリアである。

In addition, CsMPs are an important carrier by which volatile and low-volatility radionuclides such as U reach the environment.

結論部分でもウランが出てきます。念のため英語の部分も載せておくと、そんなにおかしな訳ではなさそうな。CsMPsがウランのようなα線核種を引き寄せて、より危険なものになると言ってるような。
深読みしすぎですかね。
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ryu-ron

アベ国有地原下げ問題 金原弁護士のブログがなかなか詳しい。
http://blog.livedoor.jp/wakaben6888/

マスコミはしばらくこれを追求してもらいたいねえ。秘書はかかわってないのか?

ちと政治ネタもここに書かせて下さい。
by ryu-ron (2017-02-18 11:44) 

ryu-ron

一回これを書いていたのに
http://ryukei-rondan.blog.so-net.ne.jp/2016-11-07-1

まだ3カ月しかたっとらん。
http://www.geochem.jp/conf/2016/doc/abst/G11.pdf
CsMPsは福島第一原発から~230 km離れた東京都まで運ばれ、また福島土壌で検出されたCsMPで U が検出されたことから、CsMP は揮発性、低揮発性の放射性核種を環境中へ放出する重要な媒体になっていると考えられる。

今回のネイチャー論文の結論部分

In addition, CsMPs are an important carrier by which volatile and low-volatility radionuclides such as U reach the environment.

東京のほぼ9割セシウムボールと密接につながっていたんですなあ。
グーグルさんも訳がこなれてきてるのかなあ。

by ryu-ron (2017-02-18 13:21) 

ryu-ron

ちと政治ネタをこちらに、菅野さん
https://twitter.com/noiehoie/status/833556023021432833

国会ですね。まだ認可してないのか?そら今からもみ消すためのアベの指令が出たな。
まあこっそりどっかで損害賠償するんでしょう。官房機密費かも。
by ryu-ron (2017-02-20 15:19) 

ryu-ron

おお森口先生が久々にCsMPsがらみのツイート
https://twitter.com/y_morigucci/status/833203338481070080

Csを多く含むガラス状微粒子(CsMP)の性状から、その成因(炉内事象)を解明しようとした論文(2月15日掲載)。この著者グループは、Siのソースを溶融炉心-コンクリート相互作用(MCCI)と推定。

今朝の全国紙記事に「溶けた核燃料が・・格納容器の底で水分の多いコンクリートと激しく反応し、溶岩が海に流れ込んだ時のように遠くまで飛び散った可能性」と専門家コメント。CsMPの成因と推定されたMCCIについて、2つの記事はつながります。
by ryu-ron (2017-02-21 13:09) 

ryu-ron

うーむ この表現は水蒸気爆発説のあの方が喜びそうな。

、溶岩が海に流れ込んだ時のように遠くまで飛び散った可能性

格納容器のコンクリートと反応したのはメルトスルーで、その時に水もあれば溶岩が海に流れ込んだ状態になるのね。でじゅぼっと水蒸気が飛びあがり、外に出てセシウムボールとなった。

うーん 3号プール説やばくあんったか?
by ryu-ron (2017-02-21 13:38) 

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