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川内原発は即時停止せよ!! [原発問題・再稼働]

熊本地震の被災者の皆さんに心よりお見舞い申し上げます。

なかなか今月最後とか書きながら次書いたりしてましたが、これはほんとに今月最後。

どこのニュースでも、日奈久断層帯にエネルギーが溜まっているといいます。マグニチュード7を超える大地震が起きる可能性があると専門家は言っております。

断層の南の端から川内原発まで距離があるから心配ないと言う学者はいますが、なんの保証もない発言です。日奈久断層帯の一番南端でマグニチュード7を越えれば薩摩川内でも、震度6弱はいく可能性はあるでしょう。問題は加速度です。

2016年04月14日 平成28年(2016年)熊本地震による強震動
http://www.kyoshin.bosai.go.jp/kyoshin/topics/html20160414212621/main_20160414212621.html
これは最初の前震と言われる震度7の時の加速度です。
熊本加速度.png

2番目の矢部の669ガルにご注目ください。

川内の想定最大加速度は620ガルです。震源の益城町からの距離が定かではありませんが、震源の真上でなくても、断層の状態によって加速度は違ってくる。

元衆議院議員の川内さんも
https://twitter.com/kawauchihiroshi/status/720625023631773697
「川内原発はMg5.7までしか計算していない。異常ありません、と報道している場合ではない。」

と言っております。日奈久断層帯の南側が危険と報道されているのですから、九州電力は即刻川内原発1号、2号の運転を停止せよ。

アベは今なお車の中や、野外で避難生活を送る皆さんを安心させるために、運転停止の決定を経済産業大臣に指示せよ!!
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熊本地震についてさつきさんの見解 [伊方再稼働反対]

熊本地震の被害者の皆さんに心よりお見舞い申し上げます。

熊本地震について、さつきさんの本格的な考察がブログで取り上げられました。

さつきのブログ「科学と認識」
熊本地震についてメモ
http://blogs.yahoo.co.jp/satsuki_327/42750424.html

2)布田川ー日奈久断層帯の地体構造論的位置づけ
 四国の和泉層群の西端部は愛媛県伊予市に分布することが知られているが、その西方延長は伊方原発の建設時および最近の再稼働申請に向けた調査によって、佐多岬の北岸をかすめた海底下に伏在していることがわかっている。佐多岬の陸上部は全て三波川変成岩が分布しているので、図3に示すように、この部分の中央構造線は伊方原発をかすめた沿岸部付近を通ることになる。

 ところが、九州へ至ると泉層群の西方延長と考えられている後期白亜紀の大野川層群が臼杵市の辺りに分布し、その北側の佐賀関半島に三波川帯の結晶片岩類が分布し、南北が逆になっている。両者の間には南傾斜の佐志生(さしう)断層があって、これは、本来低角度で北へ傾斜していた中央構造線が褶曲によって南傾斜になった部分と考えられている。佐賀関半島の西方で三波川帯の延長は途絶えるが、佐多岬から佐賀関半島へ至る三波川帯をそのまま西へ延長した長崎に白亜紀後期の結晶片岩の孤立した分布が知られており、これを三波川変成岩に対比する考えがある。この場合の中央構造線は、おおよそ、松山ー伊万里構造線付近を通ることになるが、これ自体は実体のはっきりしないものである。

 一方、臼杵の大野川層群を切って臼杵川火成岩が細長く分布する部分を構造線ととらえ、その西方延長が八代地域の秩父帯と肥後帯の境界部に至るとの考えから、古くより、臼杵ー八代構造線が提唱され、これが本来の中央構造線であるとする考えも根強く残っている。さらにまた、中央構造線活断層系と一括されるものは、伊予灘セグメントまでははっきりしているが、伊予灘においては、本来の中央構造線から北へ数km 離れたところを通っている。別府湾の活断層帯を経て、その西では大分ー熊本(構造)線が提唱されており、九州における第四期の中央構造線であるとする考えもあり、その西方延長がこの度の布田川ー日奈久断層帯へ連続するとされている。ただし、大分ー熊本(構造)線もまた、実体のはっきりしないものである。

 このように、九州における中央構造線は、その歴史性の複雑さからまだわかっていないことが多く、定義さへはっきりと定められていないので、「中央構造線」という言葉を用いた議論には固執しない方が良いだろう。
 なるほど、今回別府まで大きいのが来たので、伊方への危険性も考えられましたが、かならずしもそうはならないということなのですね。

16日未明の最大加速度は
http://www.kyoshin.bosai.go.jp/kyoshin/topics/html20160416012405/main_20160416012405.html
益城町で
KiK-net益城(KMMH16) 1362gal

となっており、これも阪神を軽く超えるもので、伊方の想定加速度も越えております。再稼働はやめなさい。

さつきさんの追記部分がありました。

以下、追記(4月16日21:00)
 上記は15日夜の10時頃書き始め、四苦八苦しながら日付が変わって午前1時05分にアップ完了。ところがその20分後にM7.3の地震がおこり、こちらの方が本震で、それまでの地震は皆前震ということになってしまった。さらに朝起きてみると阿蘇より東方および大分県の湯布院の辺りに飛び火したように震源域が拡大している。これは全く予想外のことであった。これらの震源域を防災科研のHi-net観測網で見てみると一続きの帯状に連なって、九州が真っ二つに割れてでもいるかのように見える。中央構造線のからみで言えば、上記図3の大分熊本線に沿っているようにも見える。その後、産総研の地質図Naviの「データ表示」の項目に「2016年熊本地震」が追加されているのを知り、震央をプロットしてみると、やや詳しい分布がわかった。その図を編集したものを以下に示す。

図4 産総研の地質図Naviによる2016年4月16日17:00頃の震央分布図
http://blogs.yahoo.co.jp/satsuki_327/GALLERY/show_image.html?id=42750424&no=3
 この図をみると、阿蘇の東までは大分ー熊本(構造)線に近いところを通っているが、大分県の地震は「別府-万年山(はねやま)断層帯」と呼ばれる別系統の活断層帯にあたることがわかった。いわゆる誘発地震(の連動)として説明できるものだと思う。今夜は大雨の予報もあるが、これ以上被害が拡大しないよう願うばかりである。
別府万年山断層帯というのが
http://www.jishin.go.jp/main/yosokuchizu/katsudanso/f092_beppu_haneyama.htm
○将来の地震発生の可能性  [上に戻る]
≪別府湾-日出生断層帯東部≫
 地震の規模  : M7.6程度
 地震発生確率: 30年以内に、ほぼ0%  (地震発生確率値の留意点)
 地震後経過率: 0.2-0.3  (地震後経過率とは?)
 平均活動間隔: 約1300年-1700年
 最新活動時期: 1596年慶長豊後地震

に連動する可能性のある断層ですね。
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津田VS津金 [原発問題・甲状腺がん]

まずは、熊本地震の被害者の皆さんに心よりお見舞い申し上げます。

非常に貴重な津田、津金直接対決でしたのに残念ながら動画中継はなし、録画もなし。富山大学林先生をはじめ何人かの方が参加されツイッターで拡散いただいたのを内田(@uchida_kawasaki)さんがまとめていただいています。ありがとうございました。

2016.4.13開催【科学ジャーナリスト会議4月例会 津金昌一郎先生と津田俊秀先生の「同じ疫学者として各自の見解と相手への疑問、批判」】関連ツイートまとめ
http://togetter.com/li/962347

ASTJ4月例会 津田・津金対論
司会:最後のひとこと。
津田:最終的に6,7倍に落ち着いたというが,若い人が数十倍に増えて,大人に増加が移った。
疫学者が少なすぎる。私が東日本にでかけてやらないとならない。海外では論文がアクセプトされて認められている。

他にも大事なところはあるのですが、まずはここ。


アベ政治、終わりの始まりが北海道5区補欠選挙で見えてくるか?!
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3号爆発 北西崩落部問題 [福島原発3号爆発]

 ということで(といってもコメントを読んでいただいた方にしかわからないことですが)写真では見ていたものの、あまり意識してこなかった3号機の「 北西崩落部」の問題を取り上げてみたいと思います。

次のところに写真や動画があります。

福島第一原子力発電所 3号機原子炉建屋 北西崩落部下部状況の調査結果について
掲載日平成26年7月11日
http://photo.tepco.co.jp/date/2014/201407-j/140711-02j.html
動画です。結構長いです。
http://www.tepco.co.jp/tepconews/library/archive-j.html?video_uuid=y0ssc18e&catid=61699
PDFです。
福島第一原子力発電所 3号機原子炉建屋 北西崩落部下部状況の調査結果について
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2014/images/handouts_140711_06-j.pdf

元々は、その半年ほど前の次の報告に「北西崩落部」の問題は出てきておりました。

福島第一原子力発電所 3号機原子炉建屋上部ガレキ撤去後の建屋躯体調査結果について
平成26年2月27日
https://www.nsr.go.jp/data/000054873.pdf

25ページに「3号機オペフロ北西崩落部については、既存躯体の状況調査を行う。」とあります。
31ページの写真
北西崩落写真.png

 かなり激しく壊れてますね。建屋の横方向に爆風が吹いた感じではないかと思われます。あれ日付けを見ると平成26年7月のものということは、最初の物と同じか。古い順に並べたのでしょうね。規制委員会で編集したのか?2月から7月までとえらい間隔が空きすぎですが、東電が出して来たものをそのまま編集しただけのようにも見えますね。
 先ほどの動画を見る限りでは、カメラをつっこんだ下の階は、それなりに壊れてはいますが、鉄のラックのようなものは、まっすぐの状態だし、そんなに破壊されていません。ここの階で爆発はあったはずですが、水素爆発のようで、それほど高温になった気配がありません。
 また使いますが、ゴッダード氏による3号爆発動画。
https://www.youtube.com/watch?v=1Q3ljfLvHww&feature=youtu.be
 オレンジの光が横方向にはみ出す感じで出て行くところがあります。北西崩落部で壁を破壊したのがこの時の炎を伴った爆風なのか?いずれにせよプールのある階ではありませんから、即発臨界爆発の影響と考えるのはちょっと無理があるでしょう。
 さてもう一つはシールドプラグ問題。同じPDFの8ページに「シールドプラグ中央部に約300mmの変形」と出てきます。
シールドプラグ.png
場所は格納容器のふたの真上になります。
 変形はしていますが、これが水蒸気爆発があったならもっと亀裂が入るとか、破損が激しいはずでしょう。

例の方のブログ
2013-07-25
http://pfx225.blog46.fc2.com/blog-entry-1913.html

2013-07-12
http://pfx225.blog46.fc2.com/blog-entry-1897.html

 2013年は平成25年ですが、26年1月30日の除染作業(小がれき集積)進捗後という状態写真から見ると、ゴッダード氏も、水蒸気爆発説は撤回するのではないでしょうか?これも合成写真でごまかされているのかな?いかんいかんせーかくが悪くなるのでこのくらいにしておきます。
 7ページの「プラグ上部にはトロリーがあり主巻フック等の衝突によるものと推定される。」が妥当なところか。シールドプラグの一番上の部分もかなり頑丈なものと思えますが、あの噴出した黒煙の威力をまともに受けたらあの程度の変形で済むはずがありません。何度も言ってるけど水蒸気が出てるのは間違いないのですが、黒煙自体が水蒸気爆発のものとは考えられません。

 3号シールドプラグに触れていただいた足田考人さんのブログにもう一度ご登場いただきましょう。

福島第一原子力発電所事故の考察 (モニタリング・ポスト編)
概要
http://ashidakouto.blog.fc2.com/blog-entry-1.html
(3号機建屋爆発により格納容器上部からの漏出が始まった)
3号機建屋爆発直後から格納容器の圧力が低下しだした。爆発により格納容器の密閉性が損なわれたと考えられる。爆発直後の衛星画像には、爆発による噴煙とは別に、破壊された建屋から2条の白い蒸気が立ち昇っているのが見える。その後の映像でも、風の弱い時には、2筋の蒸気が認められる。その噴出し口の位置を仔細に検討した結果、一つは格納容器直上のシールドプラグと使用済み燃料プールの間のゲート付近、もう一つはシールドプラグとDSプールの間にあるDSPプラグの西端部である。
 コンクリート製のシールドプラグは爆発の影響で変形している。爆発の影響に関して、特に注目されるのは、使用済み燃料プールと南側の壁の間にあるCUW F/Dハッチと呼ばれるコンクリート製のブロックが、プールの中に落ちていることである。このハッチは床に開いた正方形の穴にはめ込まれているもので、重さ2.6トンもある。これが抜けてプールに落ちたということは、浮き上がって建屋中心側へ向かって跳んだことになる。これは、爆発によって急激な膨張が起こり、爆心部分が真空に近い状態となったためと考えられる。この瞬間的な減圧で、格納容器内部と外との圧力差が瞬間的に上昇し、漏洩が始まったと推定する。
 どっちか言えばハッチの方の話になってきますが、この真空状態、核爆発でよく出てきますが、ある程度の規模の爆発でも
http://www.studio-soleil.com/bloody-mary/data/science/explosion.html

爆発後に生じる現象

空気が外に押し出されると、爆心は真空になる
その結果、爆心から爆発物その他もろもろの破片が飛び散る
空気が押し出された後の真空状態により様々なものを吸い寄せる
本当かどうかは知らないが、海外で、窓の外を飛んでいた鳥が、部屋の中に吸い込まれていた例もあるようだ

起き得る現象なのですねえ。ただシールドプラグは、プールにも近い。真空状態の部分に吸い込まれた影響もなきにしもあらず。これはなんとも言えませんが、まだシールドプラグを取り外すこともないでしょうから、下の二段の状態がどうなっているかですけど、少なくとも水蒸気爆発によるものではないと考えますね。

 あの崩落部分の爆発原因なども、結局、水素爆発で済ますのでしょうから、東電に任せたところで進展はないでしょう。しかし、オペフロ部分の状態と階下の中の状態は違いがありすぎです。きれいにしてしまうとだんだん記憶も薄れるのですが、こちらの阿修羅の記事から写真をお借りします。

爆轟だと,なぜ外向きの爆風の力で鉄骨が内側に曲がるのか,誰か教えて ← 3号機爆発による鉄骨グニャグニャ
http://www.asyura2.com/15/genpatu44/msg/516.html
20cfce153c6dcbd30dc35695758066ae6.jpg

さて、アベのぼっちゃんになんと言おうか。言葉が思い浮かばないが、とりあえずこれ。
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広島原爆のホットパーティクル吸引による内部被曝 [ホットパーティクルとどう付き合うか?]

ちょっと時間なく全文コピペですんません。でも重要です。
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=56732

広島被爆者 がんリスク調査 原医研の大瀧教授ら 土ぼこり吸い 内部被曝

16年2月29日

爆心地東西で差

 広島の被爆者の固形がんによる死亡危険度(リスク)を高めた主因は、放射性微粒子を吸い込んだことによる内部被曝(ひばく)だった、とする研究結果を広島大原爆放射線医科学研究所の大瀧慈教授(統計学)のグループがまとめた。20日、広島市南区であった同大市民公開講座で報告した。(馬場洋太)

 被爆者のがん発症リスクをめぐっては、「ピカ」と表現される爆発時の初期放射線だけを考慮する研究が一般的だ。大瀧教授たちは、「ドン」で表現される放射能を帯びた土ぼこりの飛散による内部被曝の影響を軽視できない、との観点で研究を重ねてきた。

 今回の研究は、爆心地から2キロ以内で被爆した人のうち、浴びた初期放射線量が判明し、1970年1月に広島県内で生存していた1万8181人が対象。2010年12月末までの41年間に固形がんで死亡したかどうかを確認し、被爆地点(距離)との相関を性別や年代別に分析した。

 その結果、多くの年代で爆心地の東側と西側で死亡リスクに差があることが判明。10代男子では爆心地の西側1・2~2キロでの被爆が最も死亡リスクが高くなるなど、距離とリスクの相関が不明確だと分かった。

 大瀧教授は「爆心地から遠いほど弱まる初期放射線の影響では説明できない現象だ」と指摘。「原爆当日の東寄りの風で放射能を帯びた微粒子が西に流れたことや、若い男性が救護や捜索のため郊外から入市し、より多くの微粒子を吸い込んだことがリスクを高めた要因ではないか」とみる。

 内部被曝をもたらした微粒子の正体は、家屋の土壁などに含まれ、原爆によって一時的に放射能を帯びたアルミニウムやマンガンだと推測。特にマンガンは半減期が2・6時間と比較的長く、広範囲に飛散して遠距離被爆者や入市被爆者の内部被曝を招いたと考えられるという。

 3月で定年退職する大瀧教授は「初期線量が圧倒的に高かった広島でさえ、内部被曝の影響が大きいと分かったことは、福島でも放射性微粒子を吸い込むことの影響を軽視すべきでない、との議論にもつながる」と問題提起している。

(2016年2月29日朝刊掲載)

あ 中国新聞ですね。

前のところのコメントで出てきた農水省のPDFです。
http://www.maff.go.jp/j/kanbo/joho/saigai/fukusima/pdf/150526_youin_chosa.pdf
9ページ マンガンMnは2年以上経っていても出てますね。アルミニウムAlもある。
稲やダストフィルタへの付着物.png
25年8月の時のものだったはず。
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二号研究 日本の原爆計画-BORAX Ⅰから見て二号爆弾は核爆発するのか? [福島原発3号爆発]

前回敵前逃亡した次の論文の本文を印刷してなんとか読んでみました。

東京工業大学「技術論叢No3」
http://www.histec.me.titech.ac.jp/ronso/ronso_vol3/vol3.pdf
旧陸軍委託 「二号研究」における臨界計算 深田佑造
16,17ページ
BORAX二号比較1.png
BORAX二号比較2.png
 結局のところBORAXになってしまうので、前回と変わり映えしないかもしれませんが、二号研究がBORAX Ⅰの爆発実験最終段階に極めて近いものになるということを、理論的に追及してくれている部分です。
 「BORAX Ⅰよりも安定で破壊に至らないことが確認されている。」「二号研究爆弾では外部に均質混合燃料体は逸出しないように作られているはずである。」
BORAX Ⅰばりの破壊力のあるものを、密閉した物質で覆った場合は、「核爆発する可能性がある事を示している。」
 三段論法的には、BORAXは核爆発だともいえなくもありません。
もうちょっとここらは詳しく書いた方がいいのでしょうが、BORAXの破壊実験の分析は、前回の付録Bのところとも重複しますので、あとは引用した論文の画像部分をお読みいただくということにしておきましょう。

 もう一度BORAXの動画です。
https://www.youtube.com/watch?v=9zPvrpy7j7I

 自分なりに咀嚼した言葉で、なぜ核爆発には水が必要かを語ってみようと思います。ただまだ理解が浅いのでいいかげんなところもありますが。
 核分裂の時に中性子が出て、これがまた核にあたり連鎖的に分裂していくとこれがとんでもないエネルギーを生む。有名なアインシュタインの公式 E=mc^2ですね。エネルギーは質量×光速の二乗 まあ光速の二乗というだけでもとんでもない単位になります。ウランにはそのとんでもないパワーを引き出すだけの潜在能力があるのですが、中性子のスピードを野放しにすると、うまく原子核にあたらないので、減速する必要がある。普通の水でも減速できるのですが、かならずしも効率がいいといえず重水という特別な水の場合は、この減速がうまくいって核爆発がおきる確率があがります。

ちとここで、光速の2乗にかける質量のことを説明した方がいいかと思いましたが、自分では難しいので http://www.anaroguma.org/komake/fukushima/spl/jet/jet4.html 「すなわち、質量の差は0.185933です。この質量分だけ、核分裂後に生まれた原子(核分裂生成物)や中性子からあぶれた訳です。 この差(質量欠損)が、分裂前の核力の一部というわけです。」 のところですね。

 第二次世界大戦でドイツは、この重水を手に入れるためノルウェーの重水工場を占領し、あと一歩のところで原爆を実現するところまで行ったのですが、イギリスを中心とする連合軍が、この重水工場を破壊しました。実行にあたったのは、わずか6人のノルウェー人の決死隊です。その後、ドイツは原爆開発を断念するのですが、アメリカはマンハッタン計画を推進し、広島、長崎の悲劇が起きる。アメリカがこのことを正当化するのは、ナチスが先に原爆を完成し、イギリスやアメリカ本土を攻撃するようになったら、ナチスが世界制覇を狙うようになって取り返しのつかないことになるという政治的プロパガンダによるものでした。
 重水についてはなるべくコピペを使うまいと思いましたが、説明が難しいのでウィキペディアにご登場いただきましょう。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8D%E6%B0%B4
重水は原子炉の減速材として使われる。一般に重水に限らず、水素の高速中性子を熱中性子に減速する能力(減速能)にすぐれる特性により、水は水素を大量に含むため減速材として重用されているが、軽水は減速能とともに中性子を吸収する能力も大きいことが問題であり、ウランの濃縮技術が未発達だった初期の原子炉開発においては、軽水に次ぐ減速能を持ち軽水に比べて中性子吸収が少ない重水素からなる重水が減速材として使用された。そのため、第二次世界大戦のころから重水の生産設備が軍事目標として扱われていた。
重水を利用する原子炉(重水炉)は、現在では核兵器の製造に直結するウラン濃縮を行うことなく天然ウランをそのまま核燃料に使用することができるCANDU炉や、燃料ソースの多様化を求めた新型転換炉などで使用されている。
 ふーむ なるほど。だいたいあたっていたような気もします。
もうひとつ、ノンフィクション小説からですが、E=mc2 ――世界一有名な方程式の「伝記」 (ハヤカワ文庫)207、208ページから
それは、ウラニウム、よく訓練された物理学者たち、技術者たち、電力の供給、格納容器、そして中性子線源から作られた、巨大な機械だった。すべての部品が整わなければ、ウラニウム原子の中心部の質量を消滅させ、E=mc2の式に従って、急激に進み、決して阻止することのできない爆発を起こし、それをとどろくようなエネルギーに変換することはできなかった。反応の引き金となる中性子線の運動を制御して、ウラニウムの燃料に「点火」できるまでに減速するための重水は、この機械に仕上げとしてはめ込むべき最後の重要なパーツだった。E=mc2の式が予言する力を現実のものとするであろうこの「機械」の完成を妨害しようとしたイギリスの空挺部隊は、ドイツの力-(略)-によって、一度は打ちのめされた。
 さすがに文学的表現でアインシュタインの有名な公式を表現しているだけあってイメージも湧きやすいです。私の駄文ではちとこれは無理でした。

さて、東京工大の論叢の別の論文の終わりの部分から引用します。

理研の原子爆弾 一つの幻想-「完全燃焼」構想- 山崎正勝
35,36ページから
幻想としての1.png
幻想としての2.png
 理研の科学者たちは、このときすでに”戦後”の原子力の平和利用のことを考えていたのでしょうか?広島、長崎の惨劇を繰り返さないために”核”とは縁を切る、という発想は当時の科学者にはなかったのでしょうね。
 皮肉なことに福島第一原発3号機は、この二号研究核爆発に近い原理で、爆発を起こしたと言われています。原子力村はがんとして認めませんが、爆弾としての覆いのない使用済みの燃料プールで、それは起きたと。そして日本は再び被害者となるとともに、今度は加害者にもなった。”原子力の平和利用”という美名のもとに踊らされて歴史の歯車を狂わせてしまった。
 科学者の中にもきちんと反省する人もいます。その代表格が有名なアインシュタイン。

ラッセル、アインシュタイン宣言から一部抜粋します。
http://www.echna.ne.jp/~bunden/manifest.htm
――瞬間的に死ぬのはほんのわずかだが、多数の者はじりじりと病気の苦しみをなめ、肉体は崩壊していく。  多くの警告が著名な科学者や権威者によって軍事戦略上から発せられている。しかし、最悪の結果が必ず来るとは、彼らのうちの誰も言おうとしていない。実際彼らが言っているのは、このような結果が起こる可能性があるということ、誰もそういう結果が実際起こらぬとは断言できないということである。この問題に ついての専門家の見解が少しでも彼らの政治上の立場や偏見に左右されたということは今まで見たことがない。私たちの調査で明らかになった限りでは、それら の見解はただ専門家のそれぞれの知識の範囲に基づいているだけである。一番よく知っている人が一番暗い見通しを持っていることがわかった。
 ラッセル、アインシュタインの指摘は、原爆、水爆などの核兵器を意味していましたが、現実には原発事故による放射線被害にも当てはまる表現があります。そしてこのことを意識しようとせず、”肉体の崩壊”を否定しながら原発を再稼働する国の指導者は核兵器開発を推進する某北●鮮となんら変わりはない。

アベ、あんたのことを言ってんだよ!!
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二号研究 日本の原爆計画-3号爆発で水が減速材になった裏付け [福島原発3号爆発]

3号爆発 燃料交換機はなぜプールに?の記事のコメントに出てきました日本の原爆計画に関与した仁科博士の関連論文を東京工業大学がまとめておりましたので、ちょっと取り組んでみたいと思います。

東京工業大学「技術論叢No3」
http://www.histec.me.titech.ac.jp/ronso/ronso_vol3/vol3.pdf
旧陸軍委託 「二号研究」における臨界計算 深田佑造

本文は数式が多すぎて敵前逃亡です。
でBORAXのことが書いてある付録Bより22、23ページです。
BOPAX説明1.png
 原爆ではなく原発の暴走実験であったBORAX-Ⅰの最終段階のことがわりと詳しく書かれていました。
結局水蒸気爆発ではあるのですが、注意すべきは0.003秒で閃光が走ったと言う点です。動画ではモノクロでわかりにくかったのですが、単純な水蒸気爆発の場合は閃光が出ることはごくまれではないかと思います。やはり核爆発のピカドンに近いものがあったのだと。
 燃料の板は瞬間的に1800度に達したとあります。
BORAX説明2.png
 燃料自体は29本でそのほとんどが溶解したと。燃料や制御盤の破片が6Km先まで飛んで、重さ1トンの制御盤駆動装置が15m浮きあがって原子炉の近くに落ちた。
 3号爆発に実によく似ています。ただハッチや交換機の重さは、このBORAX-Ⅰを遥かに凌ぎます。動画のキャプチャより次の写真の方が、その激しさを物語っているでしょう。
Borax 1 nuclear reactor exploding (1).GIF
 SL-1やSPERTの説明もありますが、ここでは触れないことにしますが、3号のオレンジの閃光はやはり即発臨界の瞬間だったのか?炎の勢いから、メタンか水素の混合気体とも思いましたが、むしろあの閃光がガスの着火剤となって大きく燃えた。ただ他の建材などには燃えうつることなく消えたので、被害は最小限に抑えられた。死者がでなかったのは、やはり神様がいたとしかいいようがない。

 さて、仁科博士の原爆計画に移ります。

57ページから「資料解説 東京第二陸軍造兵厰に対する仁科芳雄の報告」があります。

60ページ(56と書いている部分)と61ページ
仁科報告書1.png
仁科報告書2.png
 この水が減速するという部分はごく短めに説明されていますが、ごく普通に語られているところを見ると、ガンダーセンさんのいう水が減速材となって即発臨界が始まると言うのは、なにも特殊なことではない。ムラの人たちにとっては常識的なことなのではないか?
 そう疑ってしまうほど、この戦時中の原爆開発について、ほとんどタブー視することなく論じているのが、素人目には不思議に思えました。枠で囲んだのは濃縮度の問題で、限界は、5.56%+-0.02%。
 私が疑っている保管期間の極めて長い8×8型燃料ですが

連載講座原子炉物理 第11回 代表的な原子炉 と炉物理
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jaesj1959/43/3/43_3_237/_pdf
(例によってリンクがおかしいですが、直接コピペをお願いします。)

によると、4%だそうです。1.5、6%の違いで確実に暴走を止めることができるのでしょうか?使用済みになると核種も変わってきますので、新品の物とは事情が違う。と思って槌田氏の講演書き起こしを読むと
「* 使用済み燃料は線量が高く扱えないが、新品の燃料なら盗んでテロに使える。水に浸せば爆発する。」
新品の方が爆発しやすいと言う意味ではないのでしょうが、プールには新品も入っています。8×8型だけが危ないと言うわけではなさそうです。

講演書き起こしはこちらです。

槌田敦氏が追及した福島原発事故のタブー!槌田氏「3号機はプール内で核爆発」「4号機は燃料が原子炉の底に落ちて核暴走」「臨界は簡単には起きないというのはウソ」
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-477.html
(リンクがおかしいですが、直接コピペをお願いします。)
-----------------------------------------------------------------------------
核兵器製造には高濃縮ウラン、プルトニウムが必要と、私たちは刷り込まれてきましたが、
それは一発で大都市を壊滅させる本格的な核爆弾の話であって、
ビルを一棟吹き飛ばすぐらいなら、核燃料を水に浸けるだけで十分だということです。
むしろその程度の爆弾のほうがテロには好適でしょう。

「核燃料はそのまま核爆弾になる」

これこそが、原子力業界が今までずっと隠し、ごまかしてきた真実でした。
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アベは本気でテロ対策なんか考えていない。なんとかなると思っている。ベルギーを見よ。テロ対策を無視して再稼働なんてできないんだよ!!
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