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CDSやCDOの原型がヴェブレンの時代にあった?のかも。 [ヴェブレン]

 ミンスキーの絡みもあって最近はリーマンショックのころのものを読んでおりますが、”ヴェブレン CDS”で検索引した結果見つかった論文の中に、注目すべきものがありましたので取り上げてみたいと思います。

インダストリーとビジネスにおける「対称性」と「非対称性」:
ヴェブレンの視座からの「デッド・プレジデント・ケース」についての考察
早稲田大学大学院商学研究科教授 杉浦 正和氏
https://dspace.wul.waseda.ac.jp/dspace/bitstream/2065/31442/1/WBSWorkingPaper_2010_Sugiura3.pdf

 CDS,CDOなどあの頃にぎわした金融商品用語が沢山でてきますが、基本的に経済倫理のまちがいで、マルクス、ケインズ、シュムペンターなど持ち出していろいろと批判されたものでした。
 さすがにこの金融派生商品いわゆるデリバティブはあまりに現代的なので、このジャンルの批判にミンスキーなど比較的新しい学者の理論で批判されたものが多いです。
 杉浦教授は、ヴェブレンまで遡らせて分析しているのが特徴的です。

3ページ

この文章の中に、既にヴェブレンの「インダストリー」と「ビジネス」の二元論の本質が明確に提示されている。重要なことは、「インダストリー」は受動的「フレーム(枠)」であり、「ビジネス」が能動的「フォース(力)」であるという点である。そして、前者には「マテリアル」および「システム」という無機的な用語が連なるのに対して、後者には「アニメート」および「エンタープライズ」というより有機的な用語が連結されて、二元論の対比を浮き彫りにしている。勤勉さ(industrious)と語源を共有する「インダストリー(産業)」は、「ものづくり」に近く、ワークマンシップの本能(instinct of workmanship)の発露である。機械じかけのプロセス(machine process)がその大規模化を可能にした。それに対して、「ビジネス(営利/企業)」は、利益になるかどうかという金銭的(pecuniary)な動機から出発し、信用(credit)を上手く使いながら利潤目的で投資することを意味する。

ここらはいわゆる原理論ですが、産業と企業を分離して経済を考えるヴェブレンの独特な理論構成の説明です。

4ページ

ヴェブレンは 20 歳半ばから 30 歳台半ばを、アメリカにおいて「トラスト(企業合同)」が全盛期となり、独占資本の形成が進む「アメリカの資本主義にとってはまさに『疾風怒濤の時代』」(小原 1965)にあたる時期に過ごしている。トラストは、同業種に属する企業が買収・合併・持ち株会社設立などにより事実上ひとつの巨大企業として運営される形態であり、独占的利益を享受したii。ヴェブレンが「ビジネス」と呼んでいるのは、このような「較差利益(differential gain)」に結びつく「較差優位性」を追求する企業家たち(business men)である。

 このあたりは、ケインズあたりも言っているのか調べてはおりませんが、ケインズが一般理論を発表するかなり前のことなので、やはり先見的だったといえるでしょう。買収・合併・持ち株会社設立あたりは、まさにハゲタカファンドですが、あの時代に発想としてはすでにあったということですね。

15ページ

ヴェブレンの時代に行われていた「ビジネス」の収益最大化の方法は、大規模な合併によってマーケットを操作する独占的な力を得ることであった。いまひとつは、情報の非対称性を強めることである。その常道は情報収集と分析に努力することである。しかしその一方で、積極的に虚偽は言わないとしても、重要情報を隠匿するインセンティブは十分に働く。
「デッド・プレジデント」の争点は重要情報が開示されていたか隠匿されていたかになると考えられるが、情報開示責任を有する販売者(Times 誌はこれを“dirty job”と形容している(Time, 12 May 2010))は他の金融機関であり、競合でもある MS 内のトレーディング部署でどのような取引が行われていたかは関知し得ないとの立場も理論的には取りえるであろう。

 「情報の非対称性」というのは、スティグリッツさんがよく使う言葉ですが、ヴェブレンは無意識のうちに理論構築していたのでしょうか?ちょっとここらは読みこまないとなんともいえませんが。 

17ページに極めて重要なことが書かれています。

 価値を創りだす非対称的性格を持つ「インダストリー」が、価値を測りそれに投資する対称的「ビジネス」によって、純然と金銭的なものに転化し、対照的な売買・損得・勝負の対象として最後に「ロング」と「ショート」に煎じ詰められていく。「最後は株価に収斂される」のは、市場におけるキャピタライゼーションの過程を通してである。それは、ヴェブレンの晩年の業績である“Absentee Ownership(1923)”における考察に繋がっていった。企業の価値を「証券化(securitize)」することは、株式所有を通じてのオーナーシップである。証券化(securitization)は、一般的な意味では今まで市場化できなかったものを分割所有できるようにする方策である。証券化商品を通じての住宅ローンへの投資は、不在者所有を最も抽象度の高いレベルにまで持っていった金融商品であることを考えると、ヴェブレンの議論がいかに今日的であったかが理解される。

 不在所有制が出てきましたねえ。「技術者と価格体制」あたりからこの言葉をヴェブレンは頻繁に使うようになるのですが、語義としてはやや広めに使っているようですねえ。前半部分は油本氏の翻訳が公開されていますので、今頑張って読み始めていますが、難解です。
 杉浦教授の分析によれば、不在所有制が金融工学的な商品と関連が大いにありそうだということです。
 あの時代にデリバティブ?まさかと思いますが、数学的原理であるブラック・ショールズ式の大本は、なんと1900年です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E2%80%93%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%BA%E6%96%B9%E7%A8%8B%E5%BC%8F

「ファイナンス研究において先駆的な業績を残したことで知られるルイ・バシュリエは1900年に発表された博士論文[7]の中でオプションの評価式を考察していた。」

 まあアメリカのことですから、あくなき金もうけのために、最新鋭の科学を使っていても不思議ではない。ヴェブレンのことですから、そういう動きにくぎを刺すために、一足先に、使い方を誤るなと警告していたのかもしれませんねえ。

 杉浦教授は次のような関連論文を公開いただいてます。これらも頑張って読んで、また詳しいものを書きたいと思っておりますが、来月の後半でしょうね。

インダストリーとビジネスの二元論とサービスの社会性
https://waseda.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=13513&item_no=1&page_id=13&block_id=21

クレジット・デフォールト・スワップ(CDS)における「信用」の分離 : 信用保証の 5つのカテゴリー、 4つの「無化」、 3つのデカップリング
https://waseda.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=12875&item_no=1&page_id=13&block_id=21

CDSにおけるバイヤー・セラーおよびシンセティックCDOにおける組成者・投資家のインセンティブ
https://waseda.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=12981&item_no=1&page_id=13&block_id=21

 うっかり引用した部分だけでアップしてしまったので、自分の言葉を合間合間に追加してみましたが、最初と最後の部分だけのコピペからなんぼか成長したかな。
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「進化経済学と宇野経済学の統合」という動きがある [ヴェブレン]

 最近 コメントで取り上げたミンスキーと宇野派経済学ですが、以前、ホジソンさんの関係で図書館の本を借りたりしたときに次の論文をダウンロードしていました。印刷もせず読んでもなかったのですが、気になって今回印刷しました。
 んが、難しいいいいい。まあでも記事に取り上げないとそのまま葬り去ってしまいそうだったので、最初と最後の部分だけ引用します。

進化経済学と宇野経済学の統合へ
https://cc.econ.hokudai.ac.jp/system/files/newsletter_2-8-3.pdf

北海道大学 西部忠氏

2ページ

序.はじめに:進化経済学と宇野経済学

 本稿では,進化経済学と宇野経済学の関係を考えたい。もう少し特定化すれば,進化経済学における「制度」や「進化」という視点や概念から,宇野経済学における経済学方法論としての三段階論と原理論・段階論の解釈を提示し,進化経済学と宇野経済学の異同を明らかにするとともに,両者の対話を可能にする概念的枠組みはいかなるものかを考えてみたい。

まあ研究の動機はそういうところのようです。

25ページ

 これまでの議論より,筆者の原理論と段階論に対する見解は明らかであると思う。まず,複製子(ルール)の制度・進化論的アプローチに基づく経済社会観に立つ必要がある。商品・貨幣・資本形式を資本主義のハードコア的複製子(ルール)と捉えるのは,他には見られないマルクス『資本論』に固有の視点である。そこに立ち返った上で,原理論をマルクス『資本論』の傾向・趨勢論,運動法則論,発生・分化過程論の三種類の理論(複製子)が混合する理論生態系として捉え直し,三種類の理論の混合こそが多様性を創発する源泉となることを明らかにすべきである。そのためには,宇野が原理論における純粋資本主義の外枠を規定するために想定した歴史的傾向・趨勢としての「純化傾向」を一旦その位置から外し,むしろそれを「市場の内部化」(「商品化」)に関する傾向・趨勢論として再構成して,理論の中に取り入れる必要がある4。その際,構造論アプローチや行動論アプローチにおける静的均衡や最適化といった見方はすべて退け,定型的な意思決定・調整原理を備えた現実的な経済主体の相互作用からボトムアップに資本主義の個体発生過程を記述するよう努める。それとともに,段階論に取って代わりうる中間理論を資本主義の系統発生論として展開するが,その主要な課題は,資本主義の原種から多くの亜種が分岐しながら多様化していくような,資本主義の系統樹を描くことであろう。このようにして,資本主義という種の進化を個体発生と系統発生の両面から理解するための経済学体系を再構成することができるのではないか。これが,進化経済学と宇野経済学の統合の可能性を探る方向である。

 結論部分になるとなんのことやらわけわからなくなるのですが、宇野理論とは、ただのマルクス経済学とはわけが違うというのはなんとなくわかる。
 昔買っていました佐藤優さんの「功利主義者の読書術」の中に二か所ほど宇野弘蔵さんの本が取り上げられています。元々この本を読む前に岩波文庫の「恐慌論」を買って、読んではいたのですが、これまた途中で投げ出してしたような状態。

 イデオロギーとしてのマルクス主義ではなく、純粋に資本主義を追求したマルクスの資本論の真髄を理論的に探究したのが宇野弘蔵という人物でした。

 ミンスキーを仲人としてヴェブレンとケインズを結婚させるのか?宇野弘蔵を仲人にしてヴェブレンとマルクスを結婚させるのか?どちらも興味深い動きでありますが、経済学派としてメジャーになっていただいて、国民一般にもわかりやすい議論をしていただけるとありがたい。

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Prompt Criticalは何を意味するのか [福島原発3号爆発]

気にしている場合ではないのですが、今月記事が少なくなりそうなので速攻でひとつ書きます。

昨年の3月に3号爆発を考えていたときに見つかったBORAXのことを書いた本がまるごと公開されていました。
THE STORY OF THE BORAX NUCLEAR REACTOR
And the EBR-I Meltdown

http://www.ne.anl.gov/pdfs/reactors/Story-of-BORAX-Reactor-by-Ray-Haroldsen-v2.pdf

英語力のある方が翻訳してくれるとほんとありがたいのですが、グーグル翻訳を頼りに"Prompt Critical"という言葉が集中してる部分のみ取り上げます。

33ページ

Preparations to test Borax II to destruction required modification of
the center control rod drive so that a large amount of reactivity
(2.6% delta K over K) could be injected into the reactor as fast as
possible. I designed the trigger mechanism to fire the control rod
down out of the reactor. The trigger mechanism was a strong
electrically-powered magnet with a 900 lb. spring pushing against it.
When the magnet power was released, the control rod was fired out
of the reactor with the accelerating force of gravity plus the 900 lbs.
The reactivity of the control rod was technically much more than
enough to drive the reactor into the operating area called “prompt
critical.” Nuclear reactors are designed to operate in the region well
below prompt critical where the power level is controlled by the
“delayed neutron fraction.” In this range, the reactor power is easily
controlled because changes in power occur slowly, but when the
excess reactivity exceeds about .7%, the power level enters the area
of prompt critical where the rate of power increase becomes
extremely fast, as dictated by the “prompt neutrons.”

以下 グーグル翻訳です。改行しないまま載せます。

Borax IIの破壊に必要な修正を行うための準備
中央制御棒駆動により、大量の反応性
(Kに対する2.6%デルタK)は、
可能。私は制御棒を発射するトリガ機構を設計した
反応器から落下する。引き金の仕組みは強かった
電動マグネットと、それに押し付けられる900ポンドのスプリングとを備えている。
磁石の力が解放されたとき、制御棒は発射された
重力の加速力に900ポンドを加えたものである。
制御棒の反応性は、技術的には
原子炉を「プロンプト」と呼ばれる作業領域に運転するのに十分な
原子力発電所はこの地域でうまく機能するように設計されている
電力レベルが
「遅延中性子分率」。この範囲では、原子炉出力は容易に
電力の変化がゆっくりと発生するために制御されるが、
過剰反応度が約0.7%を超えると、電力レベルが領域
電力増加率が急速になる
"速い中性子"によって指示されるように、非常に速い。

うほー 相変わらず見事な訳ですが、Prompt Criticalは英訳では
http://ejje.weblio.jp/content/Prompt+critical

臨界状態(りんかいじょうたい)とは、原子力分野においては、原子炉などで、原子核分裂の連鎖反応が一定の割合で継続している状態のことをいう。

機械工学英和和英辞典では、ずばり「即発臨界」となります。ガンダーセンさんが広めたあの言葉ですね。
グーグルさんはまともに訳してくれないのだが、BORAXの実験で建物を吹き飛ばした爆発の原因は即発臨界と言っていいはずです。

このページの前にPrompt Criticalが出てくるのが13ページ

The Borax Reactor Program owed its beginning to a nuclear
criticality accident that had occurred earlier on June 2, 1952 at the
Argonne National Laboratory near Chicago. Some tests were being
conducted on a Critical Assembly at Argonne to measure the
characteristics of various control rods used in the reactor power
plants on nuclear submarines. The Critical Assembly was a mockup
of the Nautilus nuclear submarine reactor. It had real fuel elements
and could be operated something like the real reactor but only at
extremely low power. During these tests there occurred an operator
error which caused the Critical Assembly to go prompt critical and
resulted in a steam explosion within the assembly. The Critical
Assembly was damaged and four operators received substantial
radiation exposure and a shower bath as the water in the Critical
Assembly was expelled from the assembly tank.

この中の
During these tests there occurred an operator error which caused the Critical Assembly to go prompt critical and resulted in a steam explosion within the assembly.

ここだけ翻訳して見ましょうか。グーグルさんよろしく。

これらのテスト中に、オペレータのエラーが発生し、クリティカルアセンブリが即座にクリティカルになり、アセンブリ内で蒸気爆発が発生しました。

なんじゃこらですねえ。即発臨界と水蒸気爆発ということですが、爆発の発端は即発臨界で、爆発の事象としては水蒸気爆発。こう考えてくると、3号もプールの使用済み燃料が即発臨界を起こし、プールの水で水蒸気爆発を起こしたと見てもおかしくないことになります。
まあメルトスルーで格納容器の中の水と反応しても水蒸気爆発が起きることは重々承知の上ですが、爆発の結果から4階床部分が極めて健全なので、ちょっと違うんじゃないかな。

あとは足田考人さんの分析結果をごらんください。

詳細記載 (12):3号機原子炉建屋爆発の瞬間
http://ashidakouto.blog.fc2.com/blog-entry-13.html
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建物売買契約でのアスベスト条項 [アスベスト]

アスベストのカテゴリーがお留守になってましたので、ちょっと違った観点から短めに書きます。

中古住宅を買う金もなく、さりとて売る家もなし。ですが、鉄骨の建物の場合気をつけなければいけないのが、アスベスト使用の有無です。

不動産業界では最近は注意してるようですが
https://smtrc.jp/useful/qa/baibaikeiyaku/qa-baibaikeiyaku_09.html

Q 売主は、建物売買の前にアスベストの検査を行う義務はありますか。
A
売主は、必ずしも建物売買の前にアスベストの検査を行う義務はありません。
ただし、宅建業者が売買契約の当事者または仲介業者等として関与し、重要事項説明義務を負う場合、アスベスト使用の有無の調査結果の記録が存在し、保存されているときは、その内容を説明しなければなりません。
なお、宅建業者であっても、アスベスト使用の有無の調査を実施すること自体が義務付けられているわけではありません。
したがって、買主が、売主側で予めアスベストの検査を行ってほしいと考える場合、その旨を別途合意する必要があります。


まだ調査義務まではないのですねえ。
ちょっと長めですが
http://www.kyodokumiai.org/img/pdf/201208learn.pdf

6ページに

(13)建物についての石綿使用調査結果の記録に関する事項

アスベスト使用の有無について質問がありましたが、使用の有無は不明です。アスベストを含有したアスベスト成型板は、平成16年10月にその使用が禁止されるまでは、広く使用されていましたので、平成元年に建築された本件建物の一部にも使用されている可能性があります。アスベスト成型板は、通常の状態で使用されているのであれば、そのこと自体で健康被害の心配はないとされていますが、増改築や解体にあたっては、飛散防止の措置が必要となりますので、通常の解体工事費用が割高になるおそれがありますが、その費用負担は買主の負担となることを予めご了承下さい。

平成16年以前の建築年月日の建物を買おうかという場合は注意した方がいいでしょうね。
木造ではあんまり使われることはありませんが、コンクリートを使ってる場合は気をつけた方がいいようです。

しかし、ラジウムホットスポット説は闇に葬られるのでしょうか?ネットではちらちら見つけるのですが、新情報が出てきません。
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アメリカに対しては不戦の誓いをするアベ [戦争法廃止]

謹賀新年
topimg.jpg
この絵を知ってる人は多分同年代。
3日のアベ政治と新年のあいさつをいっしょにしてすみません。じつは去年のうちに合間をみて書いています。

一カ月近くたってる新聞記事ですが
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016120602000121.html

首相はきのう、真珠湾訪問の意義を「二度と戦争の惨禍を繰り返してはならない。未来に向けた決意を示したい」と語った。

中国、韓国に対してこのようなことを言ったことがあるのか?アメリカとは二度と戦争はしません。引き続き日本を守って下さいと言う意思表示にすぎないと見てとれる。

実際にやった演説はこんなもんでした。
http://mainichi.jp/articles/20161228/k00/00e/010/165000c
わざわざ登録してまで読む価値はありません。

「私たちは、そう誓いました。そして戦後、自由で民主的な国を創り上げ、法の支配を重んじ、ひたすら、不戦の誓いを貫いてまいりました。 」

これは登録が必要な記事ですが、白井聡さんがいいことを言ってくれています。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12727556.html?rm=150

 首相は「真珠湾を和解の象徴に」と呼びかけたが、日本は米国とだけ戦ったのではない。例えば中国・南京を訪れ、和解の象徴にするつもりはあるのか。アジア諸国との包括的和解に本気で取り組む気があるのか、と問いたい。

 そうした誠意がないのなら、米国と親密であるとアピールして、国際的な存在感を高めるという戦後の日本のあり方と変わらない。「戦後レジームからの脱却」どころか、敗戦と東西対立で強いられた対米従属が今なお日本が取り得る唯一の選択肢だと考える「永続敗戦レジームの無期限延長」だ。

 武器輸出に前のめりとなり、国連の「核兵器禁止条約」の交渉開始決議に反対するといった言動も、「不戦の誓い」と矛盾する。日米同盟は深化しているのではなく、安倍政権が米国にすがりついているのが実情ではないか。


あまりの言行不一致にあきれてしまう。今年も毎月3日のアベ政治批判を忘れないからな!!
sho_fj.jpg
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