So-net無料ブログ作成
検索選択
原発問題 ブログトップ
前の10件 | -

セシウムで心筋繊維の破壊 [原発問題]

最近になって次の論文の存在を知りました。

福島第一原子力発電所事故による健康被害
落合栄一郎 著

http://vsa9.blogspot.jp/2016/05/blog-post.html

落合栄一郎氏と言えば

「放射能と人体」からホットパーティクルとどう付き合うか?(追記しました。) [ホットパーティクルとどう付き合うか?
http://ryukei-rondan.blog.so-net.ne.jp/2014-12-09

ここで引用させていただき、追記やコメントでいろいろと取り上げさせていただいた人物でした。今回の論文はコンパクトに全体像をまとめていただいており、これを熟読すれば原発事故の問題点を整理できる優れた論文です。

と、まだ熟読できていないのですが、放射性物質と心臓の関係はこれまでブログで取り上げてこなかったので、この点に絞って今回記事にさせていただきます。

内部被曝の現実性

F-5.jpg

図5は、チェルノブイリ事故の犠牲者の心筋線維を示している13。心筋繊維は多くの場所で引き裂かれ破壊されている。おそらくセシウム137その他からのベータ線とガンマ線が、化学接合を切断することによって、繊維に損害を与えたものと考えられる。ベータ線とガンマ線の飛跡は、このようなサンプルでは視覚化することができない。
図はこちらからの引用です。
http://vsa9.blogspot.jp/2015/10/the-human-consequences-of-fukushima-dai_58.html

参照論文はこちらです。
(13) Bandazhevsky, Y., “The Effects of Radioactive Cesium on the Population and its Physiological Effects”, (Japanese ed., translated from Russian by Kubota, M.), p. 65, (Godo Publ. Co. (Tokyo), 2015)
(チェルノブイリ25年の真実: 体内に取り込まれた放射性セシウム137と人びとの健康 合同出版から出ています。)

バンダジェフスキー博士の論文の翻訳ではありませんが、こちらに関連の日本語訳がありますので、かなり詳しく知ることができます。

【論文】バンダジェフスキー「セシウムと心臓」第4章:放射性セシウムが心臓におよぼす作用の病態生理特性
http://besobernow-yuima.blogspot.jp/2014/05/4.html

図17: 43歳で突然死したダブルシ住民の心筋の組織薄片。心臓の137Cs濃度は45 Bq/kg。びまん性筋細胞溶解。筋間浮腫。筋線維の断片化。ヘマトキシリンとエオシンで着色。倍率x 125

この写真が落合論文で引用されたものですね。

 今年になってからですが、原発作業員(といっても福島第一原発の事故処理ではありません。)の方が心筋梗塞で国を訴えた裁判の判決が出ました。
http://www.asahi.com/articles/ASJ4H10CPJ4GTIPE06S.html

「原発作業による被曝(ひばく)が原因で心筋梗塞(こうそく)を患ったのに労災と認めなかったのは不当だとして、元原発作業員の男性が国の処分の取り消しを求めた訴訟の判決が15日、福岡地裁であった。山口浩司裁判長(岡田健裁判長代読)は「原発作業と心筋梗塞に因果関係を認めることはできない」として訴えを棄却した。

 訴えていたのは福岡市の梅田隆亮さん(81)。訴状によると、梅田さんは1979年、島根原発(松江市)や敦賀原発(福井県敦賀市)の原子炉格納容器内などで配管工として働いた。その後、2000年に急性心筋梗塞を発症し、08年に松江労働基準監督署に労災を申請したが、作業時の被曝線量は8・6ミリシーベルトで心筋梗塞との因果関係はないとして却下された。梅田さんは、両原発では線量計や警報器を外して被曝線量を実際より少なく装う「被曝隠し」が日常的にあり、実際の線量はもっと高かったと主張していた。」

 これをもって放射性物質と心筋梗塞との因果関係が全否定されたわけではありませんが、日本においてはこれを認めさせるのはなかなか厳しい現実があります。
ただ実際に落合氏の論文の中の「表3 事故以降の病気の増加――福島県立医科大学附属病院の記録」の中に心臓疾患である狭心症は次のように増加しています。

      2010年   2011年  2012年
狭心症 222 (100%) 323 (145%) 349 (157%)

さらに表の5に「心筋梗塞の増加21」が示されており2013/2010比で全国的に増加していることがわかります。

 医学的に心筋線維の破壊の原因がセシウム等の放射性物質による内部被曝にあることを証明できれば、事情は大きく異なってくるでしょう。福島や東京で心筋梗塞による突然死が増えています。バンダジェフスキー博士などによるチェルノブイリの知見を福島第一原発事故の健康被害の原因究明に役立ててていかねばなりません。
 専門家による論文発表、労災認定や訴訟などで証拠として突き付けて行く必要があると言えるでしょう。
nice!(2)  コメント(16)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

20ミリシーベルト問題の真相 [原発問題]

知っている人たちは知っていそうで仰々しいタイトルになってしまいましたが、一般公衆の線量限度20ミリシーベルトに決定をした当時の情報が次の記事に出てきましたので紹介します。

「官邸や自分に不利なことも正直に話す」 寺田学・元首相補佐官が語る東日本大震災の15日間【8/8】
【8】最悪のシナリオ等
http://www.huffingtonpost.jp/manabu-terata/last_episode_b_11869758.html
-------------------------------------------------------------------------
<20ミリシーベルト問題>

3月の月末あたり。
小佐古教授が、党所属議員の推挙で内閣府参与になった。私は初対面。総理も初対面。大衆被爆の専門ということで、助言を受ける事に。

その小佐古教授はテレビで、一般公衆の線量限度を「一ミリシーベルト以下にすべき」と泣きながら会見をした人。当時、国は20ミリシーベルトを基準と決定していた。

ここでの記憶を数点。

まず、小佐古教授。官邸で避難地域の拡大が議論されていた時に、「そんなに拡大しなくていい」と一番反対していたのが小佐古教授だった。班目委員長らが拡大必要という路線で議論し、総理に報告に来た時に、参与として小佐古教授が同席していた。まさしく、参与としてセカンドオピニオンを述べる為に。

班目委員長が避難地域拡大の必要性を訴えた時に、小佐古教授は猛烈に、そして感情的に反対していた。(私は別件で隣室の秘書官室で仕事をしていたところ、会議に同席していた秘書官から「寺田補佐官、何とかしてください、、、」と急遽呼ばれて途中から参加した)

「拡大は必要ない!そんなメンバーで短時間で決めたのなら尚更だ!」
私が入室した時に、小佐古教授は既に感情的だった。誤解を恐れずに言うと、学術的な意見相違以外に、小佐古教授の班目委員長に対する個人的な嫌悪感が混じっているように見えた。学会にも主流、非主流があるのかどうか解らないが、原子力安全委員長という、政府のトップアドバイザーとなっている班目委員長への複雑な想いがあるように見えてならなかった。

班目委員長も引き下がらず、総理を前に学者2人が大げんか。官房長官らも呆れる程の口喧嘩だった。総理としては、いくら参与の意見とはいえ、正式な助言機関の長たる班目委員長の意見を尊重したい。しかし、対立は収まらない。そのとき、私が呼ばれて執務室に入った。

私から「ここではおやめください。一旦お二人とも別室に移って頂いて直接協議して下さい。申し訳ありませんが、福山副長官、仕切りお願いしても宜しいでしょうか」と整理。

大げんかは終了。その小佐古教授、これほど避難地域の拡大に反対していた人が、数日後、テレビの前で国の20ミリシーベルト基準を批判し涙を流していた。何がなんだかわからなかった。この20ミリシーベルト問題、一度福山副長官に聞いた。何とか出来ないか、と。
すると「いやぁ、したいんだけど、知事が相当嫌がってるんだ。人口が減る、福島が無くなるからと言って。地元の了解なしに政府が決めても実効性が乏しいんだ」。
-------------------------------------------------------------------------
 外部被ばく線量に関する基準ですから低い方がいいに決まっています。前から気になっているセシウムボール、ホットパーティクルですが、単純にサイズの問題として考えた場合でも、ナノ粒子は

https://twitter.com/YuriHiranuma/status/773319922944348160?lang=ja

ニュース記事では、英国とメキシコの3歳〜92歳の37人の脳組織1gあたり、磁鉄鉱である酸化鉄が何百万粒子も検出された、とある。磁鉄鉱はフリーラジカルを生成するため、脳組織内で特に有害な作用を持つ。他にも、プラチナム、コバルトやニッケルを含んだ粒子も見つかった。

英語でしかも有料論文につき、YuriHiranumaさんのツイッターが頼りですが、酸化鉄というだけで脳に影響が出ます。外部線量が高いと言うことは放射線微粒子もそれだけ多いということですから、セシウムボールの身体影響は徹底して研究してもらわないと困ります。

AFPでニュースになっていましたので追加します。
http://news.livedoor.com/article/detail/11986706/

アルツハイマー病リスク、排ガスの微細粒子と関連か 研究

見つかった粒子について研究チームは、燃料燃焼で生じる粒子状物質との「間違えようのない類似性」がみられ、人の脳で自然に生成されるものとは異なると思われるとしている。一般的にこれら粒子は、自動車の排ガス、工場の煙霧、室内の炊事の火など、都市部での大気汚染物質中に見られるものだという。
nice!(5)  コメント(13)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

10号台風がフクイチを襲う [原発問題]

植草さんあたりもこういうことを書いてますので今のうちに。

台風10号とフクシマ原発
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2016/08/10-6439.html


「状況はコントロールできている。
汚染水の影響は福島第一原発の港湾内の0.3平方キロメートルの範囲内で完全にブロックされている」
これは、安倍晋三氏が2013年9月の五輪招致最終プレゼンで発した言葉だ。
この発言に対して、
「もし完全にブロックして外に出ないのならば、港湾内の水位は上昇していくはず。
コップに水を入れ続けると一杯になるのと同じことです。
しかし、現状はそうなっていない。
港湾内と外の水位が同じなのです。
つまり、港湾内の汚染された水は外に流れ出ているということになります」
とする環境水理学に詳しい平田健正・和歌山大学理事の反論もネット上で紹介されている。


今回は場合によっては直撃コースをとるため、高潮などの被害も考えられます。かなりな強風でタンクが横転する可能性もあります。

そして、福島の汚染水。
東京電力は8月22日に福島県を通過した台風9号による降雨の影響で、福島第1原発構内の「K排水路」を流れる水から、暫定の警報設定値(1リットル当たり1500ベクレル)を超す2300ベクレルの放射性物質を検出したと発表した。
さらに、汚染水を遮断するとして350億円の国費が投入されて建設された「凍土壁」が原発敷地内に流れ込む地下水を遮断する効果を持たないことが明らかにされた。


9号の時に警報設定値越えをやってしまってます。今度はどのくらい漏れだすのか?
作業員の皆さんは、身の安全のために早目に退避して、責任は、東電と政府に押し付けましょう。
nice!(8)  コメント(33)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

小泉元総理涙の訴え ロナルド・レーガン訴訟を支援 [原発問題]

昨日 コメントで取り上げたニュースですが、朝日がデジタル版で大きく取り上げています。

小泉氏が涙 トモダチ作戦の健康被害「見過ごせない」
http://www.asahi.com/articles/ASJ5K354LJ5KPTIL00B.html?ref=nmail
カールスバッド〈米カリフォルニア州〉=田井中雅人、平山亜理
2016年5月18日19時57分

「東日本大震災の「トモダチ作戦」に従事し、福島第一原発沖で被曝(ひばく)したとして、東京電力側を相手に集団訴訟を起こした米海軍の元兵士らが400人に達した。「原発ゼロ」を唱える小泉純一郎元首相(74)が訪米して健康被害の訴えに耳を傾け、「見過ごせない」と涙を流した。」

写真をこちらからお借りします。
http://www.asahi.com/articles/photo/AS20160518004104.html
koizumi.png

さらに詳細記事があります。

「病に苦しむ人たちに支援を」 小泉氏、会見の主な発言
http://www.asahi.com/articles/ASJ5L5FQFJ5LPTIL02F.html

一部を抜粋しますと

「そして10人の兵士からじかに話をきいて、ひどい状況だな、と。今なお、放射能の影響と思われる病気になった人が増え、病気になった人の症状が重くなっているということを知りました。4月に日本で知人からこの話を聞いた時には、(訴訟の原告が)200人を超えているということだったが、5月に入ると300人を超えていると。今ここに着いたら、400人という話を聞きました。」

被曝から5年経過でどんどん健康被害が顕著になっている。原告は増えるばかりでしょう。

 「私も、原発は安全でコストが安くてクリーンだという専門家の意見を聞いていたが、これは全部うそだということが分かった。お医者さんは専門家ですよ。素人の私でも、病に苦しんでいる10人の話をきいて、病気になっている原因は放射能だという感じがする。あの事故後、東京電力も隠している情報がいくつかあったということが今、分かっている。重い病を抱えている10人からじかに当時の状況を聞いて、米海軍も何か隠していることがあるんじゃないかと感じた。私の訪問と、病に苦しんでいる兵士からじかに聞いた行動が、より多くの日本人や米国民に伝わり、報道されて、ことの重大さに気づいていただく一助になればと思って、今回私は訪問した。どうも日本のメディアでも、放射能に関して隠していることがあるんじゃないか。伝えたくない状況にあるんじゃないか。そう感じています。」

まさにそのとおりです。典型的な初期被ばく、しかも3号爆発雲がダイレクトに襲っています。

登録が必要な記事の部分ですが

「航海日誌や元乗組員らの証言によると、作戦中に原発事故で発生した放射性プルーム(雲)の下で強い放射線を浴び、汚染された海水(脱塩水)を飲食やシャワーに使って内部被曝した可能性がある。しかし、米国防総省は14年に公表した報告書で、被曝は「極めて低線量」として健康被害との因果関係を否定した。」

外部被曝、内部被曝の両面からの明白な健康被害であり、6名の尊い命が失われています。これを無視する日本政府は日米安保を語る資格がありません。

過去の関連記事です。

トモダチ作戦、称賛の陰で 元空母乗組員ら健康被害訴え
http://www.asahi.com/articles/ASH9W4TZ7H9WPTIL008.html
核と人類取材センター・田井中雅人 2015年10月1日13時08分

人情のある小泉さんと違って、アベは、冷酷かつ鈍感 ロナルド・レーガンの甲板に乗って喜んでんじゃねえ!!
sho_fj.jpg
nice!(12)  コメント(32)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

3.15 2号爆発を考える-結局のところシールが溶けたのか [原発問題]

 3号爆発の記事のコメントで延々2号ドライベントをやっておってすんません。長くなりすぎたので、ちょっと短いやつをひとつ。

福島原発事故 2・3号機の部品溶融 注水遅れ外部汚染要因 2015年12月18日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201512/CK2015121802000133.html
------------------------------------------------------------------------------------------
東京電力は十七日、福島第一原発事故の際、2号機で原子炉圧力容器内の蒸気を抜いて圧力を下げる「逃がし安全弁」と呼ばれる弁を作動させるための装置のシール材が、高熱で溶けていた可能性があると発表した。また3号機でも原子炉格納容器のふたのシール材が溶け、放射性物質を含んだ蒸気が隙間から直接、環境に放出されていた可能性が高いことも分かった。
 いずれも事故の未解明部分として進めていた調査で判明した。2号機のシール材溶融は「原子炉の圧力を下げる作業が難航し、注水が遅れた要因の一つとなった可能性もある」としている。
 2号機では、逃がし安全弁を作動させるために窒素ガスを送り込む「電磁弁」と呼ばれる装置のゴム製シール材が溶けた可能性がある。耐熱温度は約一七〇度だったが、検証の結果、高温だと短時間の使用にしか耐えられないことが判明した。
 2号機では二〇一一年三月十四日、原子炉に注水を続けてきた冷却装置が停止、消防車による代替注水を試みたが、炉内圧力が高く水が入らなかった。東電は圧力容器の蒸気を抜くため仮設バッテリーで八個ある逃がし安全弁を開く操作をしたが難航。何度か操作するうち、弁が開いて注水が可能になった。
------------------------------------------------------------------------------------------
 この時目が3号にしか行ってませんでした。
 で、13日日曜日のNHKスペシャルで、2号機爆発を
Cdb45C-UUAULK1v.jpg
というふうに説明していました。
 事故当初は、圧力抑制室が壊れて噴出したという見立てだったのに、なんで、と思ったら、去年の12月に発表してたんですねえ。

福島原子力事故発生後の詳細な進展メカニズムに関する未確認・未解明事項の調査・検討結果のご報告
~第4回~
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu15_j/images/151217j0102.pdf

2015年12月17日のもので、記者発表に使ったものでしょうね。

 目には入っていても、意識は3号しか考えていないと、記憶に定着しない。今回Nスペで大杉さんの迫真の演技で、2号ドライベントばかりが気になって仕方ありませんでした。

2号機の主蒸気逃がし安全弁の作動に関する検討に関する部分で、16ページ
2号シール.png

・過酷な環境で、電磁弁等のシール材が劣化し、窒素ガスが漏えいしていた可能性。

とあります。他の部分もシール等が溶けて隙間から、格納容器内の高濃度放射性物質が漏れていたとすれば、Nスペの見立てのように、ふたとの隙間から大量放出することもありえるでしょう。

ちょっと追加 Nスペでの表現もあるのですが、

公開シンポジウム「福島第一原子力発電所事故プロセスの学術的検討(その2)」
http://www.scj.go.jp/ja/event/140917.html

2号機から最も多くの放射性物質が放出された理由
http://www.scj.go.jp/ja/event/pdf2/140917b.pdf
このPDFの中の
東電ヒアリング.png
政府事故調.png
も根拠になっています。そのうち3号同様2号でも原子炉格納容器のふたのシール材が溶けたことを認めざるを得なくなるのではないでしょうか。

ああ 今日はアベはどうでもいいや。

2号関連重要リンクです。


nice!(10)  コメント(37)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

ガンダーセン来日-長期滞在で全国でシンポや講演 [原発問題]

 ガンダーセンさん 今回は約1カ月の長期滞在です。5年目を迎える節目。思いのたけを語ってくれることでしょう。
http://www.peacenewsjapan.com/tour/2016.pdf

 まあデマとかいろいろいう輩はしますが、即発臨界爆発も仮説であって、政府や東電がきちんと証拠を出せば、ガンダーセンさんは撤回することもやぶさかでないと言っています。そこは紳士的に対応してますから、私も即発臨界爆発説を支持し続けていきます。
 ただガンダーセンさんの指摘は、これだけに限りませんし、事故直後の情報の少ない中、ビデオで情報を発信し続け、それを日本の有志がボランティアで翻訳し、拡散し続けてくれました。国民に真実を伝えるために尽力されたことは称えるべきです。
 民主党政権もだめだったけど、アベの隠ぺい体質は北朝鮮なみになってきている。

 先日発表された3号プール燃料の取り出し計画 かなり期間がかかります。

福島第一原子力発電所3号機使用済燃料プール内からの燃料取り出しに向けて
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2016/images1/handouts_160118_03-j.pdf

9ページ
東電隠ぺい可能.png

機内用輸送容器に入れてしまえば、燃料棒1本1本の損傷の有無はほとんど公開されなくなるでしょう。集合体のハンドル部分だけが無事なら、即発臨界が全否定できるかといえばそうはならない。長期戦だけど、3号プールから取り出しが完了するまで監視が必要です。

 アベ てめえ姑息なことをするんじゃねえぞ。東電に包み隠さず取り出し作業の一部始終を公開させるように徹底指示せよ!!でもしないだろうなあ。
sho_fj.jpg
nice!(12)  コメント(22)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

ガンダーセン即発臨界爆発説を支持する。 [原発問題]

ちと予定外でしたが、ガンダーセンさんも来月来日するし、この問題を触れないわけにはいかないでしょう。

大分が誇る理論家 KOKIKOKIYAさんの主張です。

5年目にして完全完璧に消えた3号機核爆発説 プールの底に「CUW F/D ハッチ蓋」無傷で見つかる!
http://pfx225.blog46.fc2.com/blog-category-27.html

 水蒸気爆発説はゴッダード氏の説とともに非常に説得力があります。これは認めますが、ガンダーセン説が全否定されるだけの証拠が出てきたかどうかは大いに疑問があります。

まずガンダーセンさんの初期の頃の動画の文字起こし
http://d.hatena.ne.jp/shuusuto_koukaZERO/20110510/1305042426

「(3) 前回私がお話した"即発臨界"についてですが、これにはいくつか深刻な違いがあります。ウランが核分裂したら、放射性物質と被曝物質を作ります。2.5個の中性子、平均2­か3個の中性子、ほとんどの中性子は即発中性子です。そのうちいくつかは遅発中性子です。通常、原子炉で臨界し発生するのは、遅発中性子です。3号機で発生したのは、即発­中性子でしょう。専門家のうち、原子炉下部での核爆発を指摘する方もおります。ウランが溶解しプルトニウムに変化した。完全に核燃料が溶解して掻き出て起こった。

私はまだこの事の確証が得られていないと思います。私の予想では、即発臨界、でも核爆発でなく急速に爆発し、水にゆっくりと落ち即発の臨界を起こした。この現象をこう呼び­ます、"moderated緩和"と。即発緩和臨界は、例示した爆発(水素爆発)などよりもっと大きな現象を起こした。即発緩和臨界の2つの事例が歴史上あります。最初は­アイダホのSL-1原子炉です。オペレーターが操作中に、いくつかの機械が爆発し、その後作業員が密閉した。これが史上初めて起きたことであり、福島3号機でもまた同じ爆­発があったのだと思います。」

 やはりSL1でしょうねえ。この事故の分析が大事でしょう。水があっても臨界は起きる。現に「スイミングプール型原子炉」なるものも研究用にはあります。

https://kotobank.jp/word/%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%AB%E5%9E%8B%E5%8E%9F%E5%AD%90%E7%82%89-82812

「…軽水減速軽水冷却炉はしばしば軽水炉と呼ばれるが,これには冷却水に圧力をかけ沸騰するのをおさえつつ高温水を得る加圧水冷却型と,炉心で沸騰を許して原子炉容器から蒸気を取り出す沸騰水冷却型とがある。 次に炉心構造の面では,原子炉容器に炉心のみを入れている分離型のほかに,炉心が自由表面を有する水のプールに入っていて,この水が冷却材と生体遮蔽を兼ねているスイミングプール型,原子炉容器の中に一次冷却材系統と熱交換器の入っている一体型,あるいは燃料集合体一本一本が冷却材とともに管に入っていて,この管が減速材の入った容器を貫通している圧力管型などがある。 原子炉は使用目的でも分類が可能である。…」

まさに使用済プールがそのまま発電所になった感じでしょうか。

それと中性子の問題
http://www.cnic.jp/jco/jcac/reports/2002/072/JCO2002_072ch04-06.pdf
JCO事故のナトリウムとマンガン

2ページ

「・ナトリウムからは24Na(半減期14.96 時間)が生じる。JCO 事故では被曝者の体内および周辺の土の中から検出されたが、周辺の人家に保存されていた食塩の中からも検出された2)。
・マンガンからは56Mn(2.58 時間)が生じる。JCO 事故では周辺の土の中から検出された。」

 フクイチ敷地内の事故直後のデータを探してみないといけないですねえ。半減期がめちゃくちゃ短いので、これを隠されたらアウトです。汚染水のは、冷却水のものだから常に新しいのは出ている。しかし、セシウムに比べると格段に少ない。
 3号爆発の後たて続きに爆発があってるので、土壌を測定する余裕がなかった時期でもある。うやむやにしやすい核種でしょう。

3号は垂直方向の爆発ですが、地表部分で横方向の爆風も吹いてます。
http://houren.doorblog.jp/archives/1484502.html

「発端は3号機の爆発事故。『絶対に爆発しないから安全です。』と云う、東電の言葉を鵜呑みにした自衛隊員は装甲車ではなく、一般的なジープで現場へ向かったところ爆風で吹き飛ばされた。プレス発表された隊員の怪我の状況は、打撲程度。然し実際は、下半身不随になった隊員もいる。この日の内に自衛隊員は郡山駐屯地へ撤退し、以後、東電不信は拭えなくなったと云う。」

この半身不随はないことにされているのだが、横方向の衝撃波があったからこのうような爆風もあったと。
もっともこれは、水蒸気爆発でも起きうることではあるのでしょうが。

後藤政志さんが岩波「科学」に投稿された論文。主題は加圧水型の危険性を述べてますが

https://drive.google.com/file/d/0B78Zj1ROeNA-aGpPMlNyV0p5WkE/view?pref=2&pli=1

3ページの右側に気になることが。

 マークⅠ型なので「大規模な水蒸気爆発は起こらなかった。」とありますが、3号爆発は小規模な水蒸気爆発だったのか?文脈からすれば、水蒸気爆発は否定したと受けとめられますが、どんなもんでしょう。

 プール即発臨界も、原子炉内水蒸気爆発もどちらも否定するのが原子力ムラの狙いでしょう。ただ東電発表の画像だけでは3号プール内がすべて明かされたわけではありません。燃料取り出しが完全に終わるまで、結論を出してしまうわけにはいかないでしょう。
E=MC^2では、あの規模の爆発起こすのに、ウランはほーーーーーんのちょこっとあれば十分です。

アベてめぇがムラに指示してんだろ!!
sho_fj.jpg
nice!(10)  コメント(34)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

放射線を発散させて人の生命等に危険を生じさせる行為等の処罰に関する法律で起訴できないか? [原発問題]

はじめちゃんにコメントでご指摘いただいた点を急きょ考えてみることにしました。

まずフクイチ事故の刑事責任ですが、なかなか起訴できておりません。
東電元会長ら、2度目の不起訴 原発事故で東京地検
http://www.asahi.com/articles/ASH1Q55NRH1QUTIL02G.html

検察審査会にも申し立て等を行っていますが、やはり対応が緩いです。
そこでこの法律

放射線を発散させて人の生命等に危険を生じさせる行為等の処罰に関する法律
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H19/H19HO038.html

(罰則)
第三条  放射性物質をみだりに取り扱うこと若しくは原子核分裂等装置をみだりに操作することにより、又はその他不当な方法で、核燃料物質の原子核分裂の連鎖反応を引き起こし、又は放射線を発散させて、人の生命、身体又は財産に危険を生じさせた者は、無期又は二年以上の懲役に処する。

事故想定が甘く、故意ではないにせよ、重過失により「みだりに」取り扱ったり、操作することで、「放射線を発散させて、人の生命、身体又は財産に危険を生じさせた」ことには変わりはないでしょう。最高刑が無期懲役と重く、再稼働に関しても二の足を踏むところでしょうから、厳罰を期待したいのですが、現実には難しいようです。
 検索で次ぎの論文がヒットしました。

環境刑法と原発規制 三 枝 有
https://soar-ir.shinshu-u.ac.jp/dspace/bitstream/10091/17911/1/shinshu_law_review24-01.pdf
5ページに
「しかし,この規定自体が従前の原子炉等規制法の目的であるテロリズム等への防護にあることからその機能の幅は狭いといえる。」
とありますので、事故によるものより、テロによるものを取り締まる法律としての色彩が強いということのようです。
 そのように趣旨を変えたのが

「さらに,平成23年3月11日の東日本大震災に伴い福島第一原子力発電所において放射性物質の流出の大事故が発生したことを契機に,発電用原子炉等の原子力施設の安全規制強化の一環として原子炉等規制法も大幅に見直された。規制組織としては原子力安全・保安院と原子力安全委員会が廃止され,安全規制行政を一元的に担う新たな組織として原子力規制委員会が平成24年9月19日に設立された。新たな原子炉等規制法では,規制行政の責任機関を原子力規制委員会に一元化するとともに,発電用原子炉等に関して,重大事故対策の強化,最新の技術的知見を既存の施設・運用に反映する制度の導入,運転期間の制限等の規定が追加された。しかし,この法規でも放射性物質の流出行為自体を問題視するものではなく,放射性物質の除去やその責任については何ら規定されていない。

この時の骨抜きですねえ。ただ刑事事件は事後法ではなく、事故当時の法律を適用すべきですから、後から緩くしたもので判断すべきでない。

せめてフクイチ事故を公害問題として、水質汚濁や、大気汚染の類型としてた「公害罪法」として告発したのが、河合弁護士を中心とする弁護団です。
3ページ
「このような告訴・告発の背後にある法的対応の工夫は,まさしく原発による放射能物質の拡散についての法的整備がなされていないことに基づくものである。その状況でも特筆すべきなのは,すでに死んだものの如く学会等にて取り扱われてきた「公害罪法」を告訴・告発に大いに活用していることである。そして,告訴団代理人の河合弘之弁護士は,東電の汚染水対応が公害罪法違反だとする根拠について,東電による汚染水流出が,公害罪法3条の「業務上必要な注意を怠り,工場または事業場における事業活動に伴って,人の健康を害する物質を排出し,公衆の生命または身体に危険を生じさせた」という犯罪構成要件を満たすと考えている。」

人の健康に係る公害犯罪の処罰に関する法律
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S45/S45HO142.html

(過失犯)
第三条  業務上必要な注意を怠り、工場又は事業場における事業活動に伴つて人の健康を害する物質を排出し、公衆の生命又は身体に危険を生じさせた者は、二年以下の懲役若しくは禁錮又は二百万円以下の罰金に処する。
2  前項の罪を犯し、よつて人を死傷させた者は、五年以下の懲役若しくは禁錮又は三百万円以下の罰金に処する。

過失であっても懲役、禁固ですから、こうなってくると、再稼働もそう簡単にできないところでしょう。

4ページ

「そこには,環境保護を高らかに謳い上げている環境基本法の趣旨とは異なり,自然環境どころか人間を中心とする生活環境さえ護ることができない環境法制度の実情が見えてくるのである。東京電力福島第一原子力発電所の事故から3年を経過し,安倍晋三内閣総理大臣や財界が,そのリスクを顧みず原発の再稼働を推進するのであれば,その大前提として放射能物質に対する法的規制を確立することは,原発事故の被災者に対しての最低限の敬意であり当然の義務でもあろう。しかし,公害物質となった放射能物質についての体系的な法規制は全く進んでいない。それゆえ,このような法制度の現状の中でいかにして人々の生活環境を保全し多くの人命を護ることができるかを環境刑法の視点から検討するのが本論文の趣旨である。」

 ここらは”日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか”で指摘のあったとおり、アメリカの意思の方を重視するアベのやつが政権の座にいる以上難しいのでありましょうか?
 で、これを持ち出します。とことんアベ政治を追求し、退陣を迫る、戦争法案、川内再稼働、70年談話、TPP、この夏あらゆる機会にこのポスターを掲げていきましょう!!
sho_fj.jpg
nice!(5)  コメント(18)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

基地と原発がこない [原発問題]

100記事も越えたし、今月はのんびりやろうと思ったのですが、3月に県立図書館にリクエストした
"日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか"  
が待てど暮らせど来ない。前の人がゆっくり読んでるのでしょうね。
だんだんどうでもよくなってきたのですが、せっかくPDFが公開されているので、ちょいと記事にさせていただきます。
 集英社は太っ腹でこうして一部といってもほぼ3分の1ほどを公開してくれています。
http://www.shueisha-int.co.jp/pdfdata/0236/nihonhanaze.pdf

92、93ページを引用します。

 まず先ほどの説明で「一番のトリック」と指摘した環境基本法第一三条は、丸ごと削除になりました(二〇一二年六月二七日)。「放射性物質による大気の汚染、水質の汚濁および土壌の汚染の防止のための措置については、原子力基本法その他の関係法律で定める」とあったため、「こんな大事故が起こったんだから、条文に書いてあるとおり、ちゃんと原子力基本法で定めて汚染を防止できるようにしろ」 と言われるとまずいと思ったのでしょう。
 同時に大気汚染防止法と水質汚濁防止法における放射性物質の適用除外の規定も削除されました。(土壌汚染対策法の適用除外規定だけは、おそらく意図的に、まだのこされています)
 しかし最悪なのは、環境基本法第一三条が削除された結果、放射能汚染については同基本法のなかで、ほかの汚染物質と同じく、「政府が基準を定め(一六条)」「国が防止のために必要な措置をとる(二一条)」 ことで規制するという形になったのですが、肝心のその基準が決められていないのです!
 ほかの汚染物質については、環境省令によって規制基準がたとえば、
「カドミウム 一リットル当たり 〇・一ミリグラム以下」とか、「アルキル水銀化合物 検出されないこと」 などというように明確に決まっている。しかし放射性物質についてはそうした基準が決められていない。だから、「もし次の大事故が起きて、政府が一〇〇ミリシーベルトのところに人を住まわせる政策をとったとしても、国民は法的にそれを止める手段がない。日本はいま、そのような法制度のもとにあるのです」
 と、札幌弁護士会所属の山本行雄弁護士がブログで書いています。(二〇一三年八月二四日)
 そうした事実が指摘されても、政府はなにもしない。なにもしないことが、法的に許されている。
 だからこうした問題について、いくら市民や弁護士が訴訟をしても、現在の法的構造のなかでは絶対に勝てません。すでにのべたとおり、環境基本法の改正とほぼ同時(一〇日後の六月二七日)に原子力基本法が改正され、原子力に関する安全性の確保については、「わが国の安全保障に資する〔=役立つ〕ことを目的として、おこなうものとする」(第二条二項)という条項が入っているからです。
 基地と原発.png
これは、当ブログの最初の頃
"ラジウムホットスポット説とホットパーティクルの共通の危険性について-6.公害法の体系に放射性物質を" 
http://ryukei-rondan.blog.so-net.ne.jp/2014-10-10-4
で取り上げました山本弁護士の主張に対する部分ですね。上田前札幌市長も今は弁護士に復帰されているでしょうか。
これをなんとか打破したいけど、国会で質問する議員さえおらず、進展がありませんね。
 今は、再稼働阻止もあって、運動的にもそちらに集中しており、弁護士も再稼働反対と福島被ばく補償問題に二分化されています。ドイツなら緑の党がこのあたり頑張るところですが、日本ではそこをやれる政党がいない。

中央環境審議会「環境基本法の改正を踏まえた放射性物質の適用除外規定に係る環境法令の
整備について(意見具申)」(平成 24 年 11 月 30 日)を踏まえたその後の対応状況等について 
https://www.env.go.jp/council/01chuo/y010-22/mat03_3.pdf
今年の2月の文書なんですが

(2)整備法による改正規定の施行
 整備法によって改正された法律のうち、大気汚染防止法及び水質汚濁防止法については、必要な政省令改正を行った上で平成 25 年 12 月 20 日から、南極環境保護法については、同じく必要な政令改正を行った上で平成 26 年6月1日から、それぞれ、施行されている。
 また、環境影響評価法については、本年6月1日に施行予定となっており、それに向け、平成 26 年6月には環境影響評価法に基づく基本的事項(平成9年環境庁告示第 87 号)を改正する告示を行い、現在、廃棄物の最終処分場事業に係る主務省令の改正及び調査等の参考手法等を取りまとめた技術ガイドの作成に向け、パブリックコメント手続きを実施するなどの施行準備を進めている。

まあ進展とも言えないが、今年何かやろうとしてるのがこの程度です。お来月からではないか。

環境影響評価技術ガイド(放射性物質)
https://www.env.go.jp/press/files/jp/26831.pdf
長いのでパス
また気が向いたら取り上げます。ホットパーティクルを忍び込ませる部分があったら真剣になるが、ものもらいがやっと治ったとこなので無理はしません。

nice!(4)  コメント(12)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

岡大中村教授は、政府に取り込まれたのではないか? [原発問題]

あくまでも推定です。外れることは競馬や宝くじ以上にあると思います。
ラジウムホットスポット説で必ず出てくる岡山大学中村栄三教授ですが、地球物理学の点でもいろいろな研究成果を出してます。イトカワしかりロシアの隕石しかりです。
そして川内原発に極めて関係のあるマグマ溜まりの研究。
http://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id133.html
岡山大学地球物質科学研究センターの中村栄三教授の研究グループは、スイス連邦工科大学チューリッヒ校やクロード・ベルナール・リヨン第1大学などの研究グループと共同で、マグマ溜まりのある地下深部に相当する高温高圧条件下で実験的に作り出したマグマの密度と化学組成を測定し、それらの相互関係を解析しました。その結果、大規模な爆発的噴火を引き起こす酸性火成岩マグマは、一般的な大陸地殻構成岩石よりも密度が小さいため、ある程度以上の量が溜まれば、その浮力だけでもマグマ溜まりの天井を破壊して地表へ向かって上昇し、巨大カルデラを伴う大噴火を起こし得ることがわかりました。
   本研究成果は2014年1月6日、国際科学雑誌『Nature Geoscience』電子版で公開されました(イギリス・ロンドン時間:5日18:00)。
 マグマの密度と化学組成との相互関係を明らかにした今回の研究成果は、火山岩の化学組成から、噴出前のマグマ溜まりのサイズを推定出来るだけでなく、地震波探査などから推定されるマグマ溜まりのサイズやマグマの密度から、噴火可能性の評価や噴火様式の推定ができることを示しており、噴火予知や火山災害対策に対する寄与が期待されます。

このことは毎日新聞のローカル記事でも取り上げられていました。
登録が必要ですが、引用します。
http://mainichi.jp/area/tottori/news/20140612ddlk31040651000c.html
プレートが堆積物を地下に取り込み、一緒に溶けてマグマとして噴出するという大山の生まれる状況が見えた。中村教授は「極めてユニーク。今までも誰も気づいていなかった」と感嘆した。

 中村教授は、堆積物が取り込まれる過程に二つの仮設を立てる。▽海底火山の爆発でできる海洋島に「引っかかる」形でたまった堆積物がプレートと一緒に地下に潜り込んだ▽プレートが沈み込む際に海底の溝の堆積物が地下に取り込まれた−−。氷ノ山や三瓶山も同様の要因で形作られた可能性が高く、今後、中国地方などの他の山も調査対象に加える。「地球が誕生した46億年前から繰り返している。マグマが分かれば、地下構造が見えてくる。日本の生い立ちが見えてくるはず」と目を輝かせる。

九電側がまだ実験段階のこの説を証拠に出したとは思えませんが、決定書の
川内決定書火山2.png
http://www..org/bengodan/news/15-04-22/の決定文4の11ページ、12ページです。
https://dl.dropboxusercontent.com/u/63381864/%E8%84%B1%E5%8E%9F%E7%99%BA%E5%BC%81%E8%AD%B7%E5%9B%A3%E5%85%A8%E5%9B%BD%E9%80%A3%E7%B5%A1%E4%BC%9A/150422/%E6%B1%BA%E5%AE%9A%E6%96%87%EF%BC%94.pdf
噴火予知学会なども否定的なことをえらい自信もって書いている。もっと勉強しないと細かい部分はわかりませんが、少なくとも川内をひっくり返すには、このあたりがカギになるような気がしてなりません。その意味で中村教授はキーマンとなってくるのでしょう。
同時に、内部被ばくとしては極めて不都合な真実である、アスベストのラジウムホットスポット説。否定も肯定もされず、”仮説”のままたなざらしです。
どうも解せん!! 
http://ryukei-rondan.blog.so-net.ne.jp/2015-03-16
で取り上げた次の研究成果。
含鉄蛋白質に含まれるラジウムの体内被曝による悪性中皮腫発生機序に関する基礎的研究
https://kaken.nii.ac.jp/d/p/23659432.ja.html
いつまでも最終報告が出ないのも、マグマだまり予算は徹底的につけるから、こっちの方は目をつぶってくれと取引がなされたのか??
ラジウムホットスポット説を迷宮入りにさせるわけにはいきません。
nice!(4)  コメント(32)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog
前の10件 | - 原発問題 ブログトップ