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3.11が近づきましたが、セシウムボールを考える上で量子力学の知識は必要です。 [原発問題・ホットパーティクル]

 先月は池江選手の白血病の発表や、除染土の再利用問題もあって早く記事にしたかったのですが、チャレンジしたことが私にはハードルが高すぎてついつい先のばしになってしまいました。

 矢ケ崎先生の被ばく訴訟における意見書の中で、もっとも新しくかつ長文のものの中の量子力学に関する部分を取り上げようとしたのですが、まだまだ勉強不足。ほとんど引用だけに終わりそうですが、書きかけていたので、自分向け備忘メモのつもりで仕上げたいと思います。

こちらのブログで紹介されていました。

沖縄の矢ヶ崎克馬先生が、意見書を裁判所に提出されました。「原告の多重がんは東電敷地内作業によることの十分な証拠」
2018年07月25日 14時39分49秒 | たんぽぽ舎https://blog.goo.ne.jp/naha_2006/e/2a4b3bfd4213f3b519364c8a23f17e50
コンパクトに要約を紹介いただいています。
こちらからダウンロードできます。
https://drive.google.com/file/d/1uvYTXFig5UxXShy9aVmC1EUEAyIWLSqZ/view

図もいっしょに載せた方がよかったのかもしれませんが、お時間のある方は、本文の方をごらんいただくようお願いします。

20ページ
放射線が刺激として作用する物理的プロセスは「電離」である。放射線に作用される物体に応じて「電離」は物体特有の反応を導く。電離は原子と原子の結びつき構造(量子力学的交換相互作用)を破壊し,物体にミクロ的組織分断をもたらす。量子力学は主として分子や原子あるいはそれを構成する電子など,徴視的な物理現象を記述する力学である。

交換相互作用
https://kotobank.jp/word/%E4%BA%A4%E6%8F%9B%E7%9B%B8%E4%BA%92%E4%BD%9C%E7%94%A8-61675
物質の磁性を理解するための中心的な概念の一つ。ほとんどの場合,物質の磁気的性質は電子に由来する。さらに電子のスピン(電子の自転運動)がもつ磁気モーメントが磁性の担い手である場合が多い。この電子のスピンの向き(自転運動の軸)がそろうと,磁気モーメントの向きがそろい,強磁性が発現することになる。そのためには,スピンの向きをそろえるような力が二つのスピンの間に働かねばならない。この力が量子力学的に導かれる交換相互作用である。(世界大百科事典 第2版の解説)

21ページ
(電離という打撃を受けた物体の反応)
電離から生じる分子切断をこうむった物体は,自由電子の行動が不可能な物体は永久的に分子が切断されたままである。自由電子が存在する物質では電離された電子の元の位置に新しい電子が到達して原子を結びつける量子力学的相互作用を回復する可能性を持つ。生物体は生物進化の歴史とともに身に着けた電離作用の破壊結果を修復する能力を持つ。自然放射能であるカリウム40は成人で4000ベクレルほどの内部被曝を行う。この電離作用は毎秒毎秒のうちに修復されている。すなわち毎秒瞬時のうちに1億3千万個ほどの電離を始末する能力を通常の大人は免疫力として持つ。生体酵素の活性化には活性酸素が必要であり,その活性酸素をカリウム40の電離で賄っていることが生命体機構の一部となっているとみるべきである(児玉順一、アヒンサー6号(2016)。このメカニズムも含めてカリウム40の毎秒1億3千万個の電離が瞬時にして修復されるメカニズムが成り立っている。人工放射能はこの常時成り立っているバランスを崩し,一方的に過剰のDNA切断及び活性酸素を生成し、免疫力を低下させる。免疫力が低下している人あるいは低下している時が自然放射能および人工放射能による被害が現実化する危険が迫る。

電離は「原子や分子が電子を放出または取り入れてイオンになること。イオン化。」のこと

22ページ
(3) 原子の結合,分形成は 「電子対 」形成による
原子と原子を結びつける力は,二つの原子間に生じる電子対である。電子が対を形成することによって2個の原子をつなぎとめる大きな力を生ずる。量子力学で「交換相互作用」と呼ばれる強固な電子対の形成である。
安定的に存在する分子,原子内の電子は,内側の電子は全て自己原子内で電子対を形成し,量子力学的最安定の状態にある。最も外側(あるいはそれに準ずる位置)に位置する電子は他原子の電子との間で電子対を形成するか残余は自己原子内で電子対を形成する。原子と原子が結合し,分子となっている通常の物体は,有機物であろうと無機物であろうと金属であろうと動物であろうと植物であろうとすべて同じ原理による。
図5は典型的な共有結合として知られる水素分子の形成を電子の配置で描いている。2つの電子が対をなすことにより強固な水素分子が得られる。電子は軌道運動スピン運動の2つの物理量を有し,2つの物理量がともに最低値になるような電子配置が最も安定したエネルギー状態をなす。水素原子が水素分子になる際の電子の対はスピン量子数もゼロ,軌道の状態も量子数がゼロになるような電子のカップルが生み出される。ここで原子内の電子はスピン角運動量軌道角運動量と2種の角運動量を持つ。角運動量は回転の大きさと方向を表す運動量,スピン角運動量は相対性理論で裏付けられる角運動量である。また、各運動量などの大きさは量子数で特徴づけられる。
このような「対になる」ことが最低エネルギー状態を作り出すうえで決定的なのである。最低エネルギー値の大きいほど(=電子対の結合が強固なほど)強固な結びつきが実現する。「対」の形成がもっと多数の電子が関与してできる「複合対」でなされる場合もある。

軌道運動 
https://kotobank.jp/word/%E8%BB%8C%E9%81%93%E9%81%8B%E5%8B%95-1714383
物体が重力などの力を受け、ある軌道を描いて運動すること。太陽の周囲をまわる惑星、地球の周囲を周る月や人工衛星の運動を指す。地球と人工衛星のように、一方の物体の質量および空気抵抗を無視できるとき、地表上空のある点から物体を水平に発射すると、初速度が速くなるにつれて、その軌道は円軌道、楕円軌道、放物線軌道、双曲線軌道になる。(デジタル大辞泉の解説)

スピン角運動量 軌道角運動量は
https://butsurimemo.com/quantum-angular-momentum/
軌道角運動量とスピン角運動量の違い

軌道角運動量は、電子の円運動による角運動量を指す。惑星で例えると公転に対応する。ただし、本来電子は原子核の周りに存在確率として分布しているものであり、原子核の周囲を円運動しているものではない。事実、もし本当に電子が円運動していると仮定すると、その電子は加速度運動によってエネルギーを放出し続ける(円運動は加速度運動である)ため、最終的には原子はつぶれてしまうことになる(参考:原子の構造)。
一方のスピン角運動量は、電子そのものが持つ角運動量のことである。この角運動量は電子の移動によって発生するものではないため、惑星の自転による角運動量のようなものと考えればわかりやすいだろう。

23ページ
食塩NaClは単純にNaからs電子(sは量子力学の電子軌道の角運動量を特徴づける記号)が1個Clに移動してp電子(pは量子力学の電子軌道の角運動量を特徴づける記号)の穴に入り込むように単純に機械的に思い込まれているがそうではない。実際の結合はNaもClもs電子とp電子の混成軌道を作り,両原子ともに6回対称の全く同じ波動関数(量子力学で電子の空間的に存在する確率を雲に例えて表現したもの)を合成して,合成された波動関数でお互いに6分の1個ずつの電子波動関数を入り込ませて波動関数の完全化(合計の軌道角運動量もスピン角運動量もともにゼロになる)を達成する。これが塩化ナトリウム構造という結晶構造を作り上げる。 この場合の結合の姿は塩素もナトリウムも両方の電子が(x,y,z)直角座標のそれぞれの方向に電子雲(電子の存在確率を現す)を伸ばすような対称性に姿を整えて,それで電子雲を受け容れるのと差し出すのとで電子対を形成する。

波動関数
https://kotobank.jp/word/%E6%B3%A2%E5%8B%95%E9%96%A2%E6%95%B0-115386
広い意味では波動現象を記述する関数をいうが,量子力学(波動力学)におけるものを指すことが多い。波動力学では,電子,光子などの微粒子は粒子的性質と波動的性質の両方をもっていて,そのふるまいは波動関数ψ(x,y,z,t)によって表されると考える。ψ(x,y,z,t)は波動方程式(シュレーディンガー方程式)に従い,粒子の種類やその粒子がどのような条件の下におかれているかによって定まる。そして,この場合のψ(x,y,z,t)は抽象的空間における複素関数であり, |ψ(x,y,z,t)|2dxdydzは,ある時刻tにその粒子が点(x,y,z)を含む微小な体積dxdydz内に見いだされる確率を与えると解釈されている。(世界大百科事典 第2版の解説)

24ページ
化学的には共有結合,イオン結合,金属結合等々,結合の種類が分類されているが,いずれも電子軌道・スピンを共有することが基本である。それぞれのタイプで電子雲の分布等が異なるが,共通原理は電子雲の重なりであり電子対である。量子力学という分野では電子の分布の様子が「電子雲」として理解されている。電子雲は電子の存在確率の大きさを表す。電子雲は結合相手との条件に応じて量子力学的な対称性を変化させ(電子の空間的展開の形を変化させ),双方が同じ量子状態となることにより互いに相手を迎え入れることができる。最低エネルギーでの電子結合ができるように結合が進む。その1例が上記の水素分子や食塩である。全ての結合で放射線による電離を受けると分子が切断される危険を持つ。図3(再掲)は単独に電離を説明するものであったが,原子が相互に結合している状態で分子が切断されるメカニズムを図7に示す。

電子雲
https://kotobank.jp/word/%E9%9B%BB%E5%AD%90%E9%9B%B2-102325
原子のような小さい領域に閉じ込められた電子は粒子として固まらないで,雲のように広がった連続的分布をしていると考えられる。これを電子雲という。量子力学では,電子は波動関数 Ψ で表わされる。 Ψ は位置 x ,y ,z の連続関数であって,その2乗 |Ψ(x,y,z)|2 が電子雲の広がりの様子を表わす。(ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説)

 個別に説明をするつもりでしたが、3.11が明日に迫ってきました。勉強不足のままチャレンジで情けないことですが、私自身がまだ理解できていない用語などをコトバンク等から引用しました。
 福島第一原発事故から8年、ICRPの放射線防護体系を根本から見直す意味でも、放射線物理学、放射線生物学は”科学”じゃないといけません。
 矢ケ崎先生の意見書81ページの部分を図で引用させていただいて締めくくるといたします。
 yagasaki.png
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東京オリンピック収賄疑惑-返上すべきところですが、まずはセシウムボールの影響を見直しましょう [原発問題・ホットパーティクル]

 JOC竹田会長の東京オリンピック誘致をめぐる贈賄疑惑がフランス司法当局から捜査対象となって連日賑わせてます。ここはいっそのことオリンピックを返上すべきと考えますが、東京都民もうかれてほとんど意識しなくなった福島第一原発事故のフォールアウトのことを思い起こしてもらうために、セシウムボールのことを取り上げます。
 加計学園問題も、受験シーズンになり、岡山理科大学の出願状況も気になるとことですが、国会もまもなくはじまりますので、後日取り上げることにいたしましょう。

以前の記事で引用しました”日本地球惑星科学連合ニュースレター August, 2017 Vol. 13”から、九州大学 大学院理学研究院 宇都宮 聡准教授の記事を使わせていただきます。

http://www2.jpgu.org/publication/jgl/JGL-Vol13-3.pdf

2011 年 3 月 15 日 の 10:00 ~11 :00,東京都に最も高い放射能を持つプルームが到達した.その主要放射性核種はヨウ素(131I, 132I)とセシウム(134Cs, 137Cs)であり,それぞれピーク時の放射能は 522 Bq/m3, 124 Bq/m3と報告されている。(4ページ)

2016年6月に新聞報道があり、当時かなりセンセーショナルなニュースになりました。東京に降下した放射性セシウムの89%は、ガラス状の微粒子に溶け込んだ状態だったというもの。

 危惧される健康影響ですが、以前引用しました5ページの部分を再度使わせてさせていただきます。何度読んでも読みすぎるということはありません。

原発災害の直後に放出された CsMP は,周辺環境および生態系の放射線量に対して顕著に寄与している.東京の大気フィルターで検出されたような 0.58 ~ 2.0 μm の大きさの CsMP を人間が経口吸引したケースを考察すると,通常の PM2.5 と同様に,約 20 ~50 % および < 10 % の CsMP が肺胞および気管支領域にそれぞれ沈着すると考えられる.CsMP が不溶性であると仮定すると、肺胞領域に沈着した CsMP はマクロファージによって完全に貪食されずにリンパ節にゆっくり移動し,その場合の生物学的半減期は数十年になると推定される.これは水溶性Cs の典型的な生物学的半減期 ~ 100 日間と比較して長く,体内に CsMP が長期間保持されると予想される.CsMP の場合,単位質量あたりの放射能(放射能密度)が非常に高いため(~1011 Bq/g), CsMP 周囲のミクロな領域で局所的に強い β 線と γ 線が水の放射線分解を引き起こし,マクロファージおよび呼吸器上皮細胞よりも大きい数百ミクロンのスケールでラジカル種を生成する.CsMPs の表面上の 100μm 厚の水の薄膜層を考えた時,β 線およびγ 線によるエネルギーの蓄積は(1.0 ~ 24)× 10-3 グレイ/h (グレイ=ジュール/kg)と計算される.水の放射線分解によって H2,H2O2,及び H・などの様々なラジカルが生成し,この蓄積エネルギーによって,とくに・OHラジカルが毎秒 4.9 × 103 分子生成すると見積もられる.これは細胞中 DNA に酸化的損傷を引き起こすのに十分な生成量であると推定される. これまでの被曝線量評価は,国際放射線防護委員会 ICRPpub.119 で確立されている実効線量係数にもとづいておこなわれているが, CsMP の影響は考慮されていない.難溶解性の CsMP は水溶性 Cs より長い生物学的半減期を有する可能性が高いため,今後は CsMP の内部被曝に関する詳細な評価が求められる.

 とりわけ赤で示したリンパ節に留まった場合、半減期30年のセシウム137は、まだ8年しか経っておらず、体外に排出されない限り、遺伝子、染色体などに強い影響を与え続けます。政府もこのセシウムボール問題は無視できない状況になり、一昨年3月日本保険物理学会のシンポジウムで本格的に討議され、6月にはNHKもクローズアップ現代で取り上げられるようにもなりました。
そのシンポジウムの資料がこちらで、コピーも印刷もできませんが、極めて重要な部分がありますので、一部キャプチャで紹介したいと思います。
http://www.jhps.or.jp/pdf/20170324-symp.document.pdf
量研機構・放医研の松本雅紀氏の発表部分です。

57ページに非常に気になる部分があります。
松本.png
九大宇都宮准教授がいわれるように肺リンパ節に留まる可能性が非常に大きいということを意味しています。正確にはお話を聞いておりませんから、私ではわかりませんが、このあたりの専門的なことは早期に解明していただかなければならないと考えます。

 松本氏が所属する量研機構も昨年、量子生命科学に本腰を入れる気配を見せました。

量研(QST)における量子生命科学研究
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu2/089/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2018/08/14/1408106_4.pdf

9ページ X線による突然変異誘発のメカニズム(電子やプロトンのふるまい)研究は未開拓領域

これは有名なシュレディンガーの「生命とは何か」でもX線の突然変異は随所にでてきます。

17ページ 海外の量子生命科学研究動向 2 英国 Centre for Quantum Biology サリー大学

サリー大学にはイギリスの物理学者ジム・アル・カリーリ氏もいて、この分野を先導していると言っていいでしょう。
https://www.ted.com/talks/jim_al_khalili_how_quantum_biology_might_explain_life_s_biggest_questions/transcript?awesm=on.ted.com_s04vz&utm_medium=on.ted.com-none&share=1dbdf455dd&utm_source=direct-on.ted.com&utm_campaign=&language=ja&utm_content=roadrunner-rrshorturl

これは半世紀前から知られていたことです 疑問が生じます― これはどの位の頻度で起こるのか そしてその仕組みは? ボールが壁を超えるときのように ジャンプするのか? それとも 量子トンネル効果のように 十分なエネルギーがなくても起こるのか? 初期の研究結果によると 量子トンネル効果が起きているようです その重要度については まだ理解が進んでおらず 未解決の問題です 推測の域にあります これは重要な未解決問題の一つであり 量子力学が突然変異に 関わっているとすれば 特定のタイプの突然変異を理解する上で とても重要な意味を持つことは確実です もしかすると 細胞のがん化を 引き起こしているのかもしれません

 贈収賄でケチのついた東京オリンピック、必要以上に華美にするすることはありません。その前に、福島原発事故の未解明の部分に貴重な予算を割り当てるべきです。最先端の量子科学を駆使してセシウムボールの健康への影響を前倒しで解明して、帰還政策、除染土の再利用などはそれからやればいいことです。
ICRPに任せていたらいつになるかわかりませんよ!!
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RでStanとやらを使うつもり [統計学もどき]

もう2年以上前になるのですが

RでJAGSとやらを使うつもり 
https://ryukei-rondan.blog.so-net.ne.jp/2016-04-23

を書いたきりそのままになっておりました。統計学検定はどうなったと聞かれるのが怖く黙っておりましたが、受けておりません。まあ挫折に近い状態ではあるのですが、モンテカルロ法だけは気になってツイッターのプロフィールに書いてはみたものの、これまた1年経過するも やってません

まあねえ、加計問題が忙しくてそれどころじゃありませんと開き直ることもできるのですが、最近、セシウムボール関連で新しい情報が出てきだしたので、このままやるやる詐欺状態ではいけないと思い、

すんのかい せんのかい
すんのかい せんのかい
すんのかい せんのかい
すんのかい せんのかい

を千回繰り返して、とりあえずなにか使える環境を構えてから、昨日、今日とあれこれ試して、だめだったらあきらめようと思って、なんとか動いたのがRでStanのサンプルです。
結局 古いバージョンのRではRstan というパッケージが読みこめず、Rそのものを最新のものにして

Rstan でベイズ分析を行うための環境を作る方法メモ
http://hikaru1122.hatenadiary.jp/entry/2015/08/04/230000

こちらを参考にさせていただいてチャレンジしたところ、なんとかインストはできたようにある。
こちらのサイトにはありがたいことに本を買ってなくても試せるサンプルがある。
https://www.asakura.co.jp/books/isbn/978-4-254-12212-1/

いちおう書いてるとおりにやってみたのですがエラーが出た。

file(filename, "r", encoding = encoding) で:
ファイル 'data612.R' を開くことができません: No such file or directory
> scr<-"model612.stan"
> data <-list(N=N, x=x)
エラー: オブジェクト 'N' がありません

ああなるほどどうやら文字コードの問題だったようですね。また時間のある時にチャレンジしてみましょう。

一応 失敗ですが、なんか形になった記念にとったキャプチャをさらしておきます。
RStan.png

その後必要なファイルをマイドキュメントに全部コピーしたらうまくいきました。
stan成功.png

で 検索してましたら原子力安全推進協会の報告書が出てきました。
http://www.genanshin.jp/archive/praparameterstudy/data/JANSI-SPE-01.pdf

目次の9ページ

ベイズ統計ソフトの一つである Stan[8]では、ハミルトニアンモンテカルロ法(HMC 法、またはハイブリッドモンテカルロ法)[9]と呼ばれる手法を用いてこれらの問題に対処している。HMC 法は、解析力学におけるエネルギーを一般化座標と一般化運動量であらわすハミルトニアンを、確率分布と補助の任意の運動エネルギーを導入することで構築しており、このハミルトニアンの特性を利用して、高い採択確率や低い自己相関を持つサンプルを生成することを可能としている。

結果 Stanを使って正解のような感じですねえ。

これでなんとかなるというものではないのですが、どうもセシウムボールの内部被ばく あのICRPもバイスタンダー効果を認めざるを得ない状態になってるようです。
http://anshin-kagaku.news.coocan.jp/hobutsu2018.1satoh.ppt.pdf
15ージの下のまとめです。
baisutanda-.png

気が付いたらもう12月の2日になってしまって、ブログも月1維持がやっとの状態ですが、これも原発再稼働反対、福島被ばく問題に対する安倍政権への抵抗の証として、3日のアベ政治の日にアップすることにします。
sho_fj.jpg
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TPP11反対ー日本は脱退すべし [TPP]

 今月のアベ政治の日は、TPP11を取り上げます。記事も400を達成し、毎月3日のアベ政治の日もそろそろいいかなどと気を抜いていたら、TPP11が今年12月30日に発行することが決まってしまいました。勉強不足で日夜反対運動に頑張ってこられた皆さんに申し訳ないのですが、かなり以前の情報になりますけど、今は亡き経済学者宇沢弘文先生のご文章と、ノーベル経済学者で宇沢先生の弟子でもあるスティグリッツ氏の動画を紹介させていただいて、反対の意思表示に変えさせていただきたいと思います。

 まずは宇沢先生の農業協同組合新聞への特別寄稿から引用します。

https://www.jacom.or.jp/archive03/proposal/proposal/2011/proposal110214-12526.html

自由貿易の命題は、新古典派経済理論の最も基本的な命題である。しかし社会的共通資本を全面的に否定した上で、現実には決して存在し得ない制度的、理論的諸条件を前提としている。生産手段の完全な私有制、生産要素の可塑性、生産活動の瞬時性、全ての人間的営為に関わる外部性の不存在などである。

 政府の経済的機能は、さまざまな社会的共通資本の管理、運営がフィデュシァリー(社会的信託)の原則に忠実に行なわれているかどうかを監理し、それらの間の財政的バランスを保つことができるようにするものである。政府の役割は、統治機構としての国家のそれではなく、日本という国に住んで、生活しているすべての人々が、所得の多寡、居住地の如何に関わらず、人間的尊厳を守り、魂の自立を保ち、市民の基本的権利を充分に享受することができるような制度をつくり、維持するものでなければならない。

 先生のライフワークである「社会的共通資本」の観点からTPPに断固として反対してこられました。
社会的共通資本の概念はなかなか私ごときには説明できるしろものではないのですが、これまた、宇沢先生の弟子である帝京大学経済学部教授の小島寛之氏がご自身の書籍紹介の中で、説明していただいているのでこちらを読んでいただくことにしましょう。
http://d.hatena.ne.jp/hiroyukikojima/20110305/1299298393

そしてスティグリッツ氏の動画をご紹介いただいたSKY NOTE氏のブログ
http://skymouse.hatenablog.com/entry/20160326/1458922520

まとめの部分をそのまま引用させていただきます。

スティグリッツ教授のTPPに対する指摘は痛烈なもので、TPPは格差を生み出し、正義に反するものだと厳しく批判されている。特に医療の分野では、安いジェネリック薬を排除し、アメリカの製薬企業に都合のいい寡占市場を作って薬価を高騰させるものだと語られ、そういうものに入ってはいけないと語られていた。そした、投資条項については、最悪と酷評し、企業の都合に従って訴訟が行われ、正義が損なわれ、格差を生み出すと痛烈に批判されている。これを聞いた時、日本にもこれほど率直かつ舌鋒の鋭い先生がいたらいいなと思った。スティグリッツ教授の話を聞くとTPPがいかに大企業の言い分に偏った条約であり、そのために国の正義の足を引っ張るろくなものではない事が分かる。そういうものに改めて入ってはいけないと、先生の話を聞いて思った。そして、スティグリッツ教授の話を聞いていて、その師匠である先日なくなった宇沢先生についても、スティグリッツ教授のような誠実で優れた先生を残してくれて、ありがとうと思わずにはいられなかった。

 スティグリッツ氏、日本においては小島寛之氏に宇沢先生のご遺志を継いでいただいてTPP失効に向けた運動を指導していただきたいと思います。

今私が一番気になっているのがTPPの本体の部分というより著作権に関してなのですが、文科省が次のように説明しています。

http://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/hokaisei/kantaiheiyo_hokaisei/
(2)著作権等侵害罪の一部非親告罪化(第123条第2項及び第3項関係)

今回の改正により,著作権等侵害罪のうち,以下の全ての要件に該当する場合に限り,非親告罪とし,著作権等の告訴がなくとも公訴を提起することができることとしています。

[1]侵害者が,侵害行為の対価として財産上の利益を得る目的又は有償著作物等(権利者が有償で公衆に提供・提示している著作物等)の販売等により権利者の得ることが見込まれる利益を害する目的を有していること
[2]有償著作物等を「原作のまま」公衆譲渡若しくは公衆送信する侵害行為又はこれらの行為のために有償著作物等を複製する侵害行為であること
[3]有償著作物等の提供又は提示により権利者の得ることが見込まれる「利益が不当に害されることとなる場合」であること

 ツイッターやブログでいわゆるコピペをすると、著作者の親告なしで罰せられるようにされるというものです。引用の範囲ならいいわけですが、なかなか自分の考えた文書の量が少ない場合はついついコピーに頼ってしまいますけど、12月30日以後は厳重注意です。

 ネットで政権批判をする者を萎縮させるのが狙いだと見ていますが、そうそうあんたの思い通りにはさせないからな。しっかり対策をとって、12月30日に備えましょう。
sho_fj.jpg
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BSL3実験室を鉄骨7階建ての5階に設置した場合の諸問題(3) [加計学園問題]

前回記事
BSL3実験室を鉄骨7階建ての5階に設置した場合の諸問題(2)
https://ryukei-rondan.blog.so-net.ne.jp/2018-09-29
の終わりで加計学園情報公開裁判に触れた際、帯広畜産大学の図面のことを書いて、追記でその後の経緯をと思っていたのですが、あっというまに時間がたってそのままにしておりました。
帯広畜産大学施設課施設企画・管理係の方からメールが来ましたのでちょっと紹介させていただきます。
----------------------------------------------------------------------------
公開された発注図の情報において、特殊な室名が記載されておりましたので、本学内部の委員会において協議し、公表の目的である工事情報に支障がないことから、室名を不明記とした修正を実施致しました。なお、公表の目的である当該工事は既に完了していることから、図面の書き換え理由等の公開は致しません。

また、今回の図面の修正については、文部科学省からの指示や情報公開訴訟に関連しての修正ではございません。
----------------------------------------------------------------------------
ということです。反応が早すぎたのでにわかに信じがたいのですが、まだこちらの方の図面がそのままですので、文科省は自主判断に任せたのですかねえ。
https://twitter.com/RyuRz733375/status/1046993423184609281
こちらのPDFの27ページは修正がありますが、30ページは変わっていません。
http://www.obihiro.ac.jp/~faci/tsrc/uplodar/upload/ca_ekimu/src1/file_set70.pdf

あまり時間がないのでこの件はこのくらいにします。

さて、過去2回先送りにしてきたこの論文もいい加減に取り上げないと先送り達人の称号を授与しかねないのでここらで決着をつけます。
行政責任と不作為の違法(1) 土 居 正 典
https://ci.nii.ac.jp/els/contentscinii_20180901143351.pdf?id=ART0008066503

 公害訴訟、薬害訴訟の判例解説が大部分ですが、土地、建物などの安全性に関して規制を設けなかったり、遵守するように指導しなかった場合の「不作為」について論じられてるのが次の場合です。
判例.png
 宅地造成法に基づく改善命令を大阪府側が放置していたためにがけ崩れが起き人身事故が発生したケースで、国家賠償法により損害賠償を命じた判決です。

 実験施設に関して、感染症をもたらす細菌類の飛散防止策につき行政が具体的に基準を設けなかったがために地震によりウィルスが飛散し、周辺住民が健康を害するということは十分予測できるのですが、これも類似の「行政の不作為」によるものと言っていいでしょう。
 バイオハザード予防市民センターにおかれましてもこれまで警鐘を鳴らしてこられたのですが、実際に事故が起きたケースが少ないことからなかなか進展しておりません。

次の文章は、バイオハザード予防市民センターに所属され千葉県議会議員も経験された川本幸立氏のご意見です。
http://y-kawamoto.com/
耐震偽装問題とバイオ施設の耐震安全性
http://y-kawamoto.com/pdf/taishingizou.pdf

従って、少なくとも感染症法に基づく文科省省令では 96 年耐震基準を明記することが求められます。これはWHO規定にもある通り周辺の住民の人権を尊重することからも不可欠であると考えられます。その意味からも施設周辺の住民の権利も感染症法改正の中で明記すべきです。

 専門用語は抑えられて読みやすい文章です。2007年6月の感染症法改正に関する時のものですが、残念ながらBSL3に関しては、レベル2、1とともにいっしょくたにされたままです。

感染症法の概要(特定病原体等の管理)
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/kokusai_kansen/kento_iinkai/dai1/siryou1_4.pdf
3ページ
siryou1_4.png
1種がレベル4 今治獣医学部に関しては、耐震構造にする必要がないということになります。前に書きましたように国立大学の場合は、別の規定で1.5倍が義務付けられていますが、私立大学のBSL3では自主性に任せる。申し訳程度に1.25倍は満たしているというのですが、これも構造計算の上のことだけです。
 万一事故があれば「行政の不作為」の問題が発生するわけですが、文部科学省も厚生労働省、農林水産省も使うようになってから検査しますということで極めて楽観的に考えています。

 前回見ましたカタルヘナ法では、感染症法とは違った運用がされており、P1,P2,P3、P4実験室で特に耐震基準に違いを設けているわけではないようですが

(主務省令で定める拡散防止措置の実施)
第十二条 遺伝子組換え生物等の第二種使用等をする者は、当該第二種使用等に当たって執るべき拡散防止措置が主務省令により定められている場合には、その使用等をする間、当該拡散防止措置を執らなければならない。

 人為的なミスや自然災害を問わず遺伝子組換え生物が外部に拡散した場合は、措置命令を発し、対策を講じるよう命令をし、従わなかったり、次の機会も改善が見られない場合は罰則の適用があるので、こちらの法体系の中で事前防止措置がとれないものかと、素人判断ですが、あれこれ思案しているところです。

 建築設備の耐震設計 施工法-(社)空気調和・衛生工学会 を図書館で借りて格闘してきましたが、数式だらけでほとんど歯が立たず、3週間の期限が来てどこが大事かでさえわからず、ちょこっとコピーとっただけで返却しました。ネット上では空気調和・衛生工学会の論文も手に入りますので、気長に取り組んでいきたいと思っております。

 次の論文は著者がBSL3施設の設計施工をしている須賀工業(株)の人だったので、なんとか読みこなしてやろうとチャンレンジしたのですが、建築設備の耐震設計 施工法の中にあった数式やグラフばかりなので、プロの皆さんに読んでいただいて検討していただいた方が早そうですね。

設備技術者のための建築構造入門(4)配管・配線工事と建築構造体の関係
http://www.shasej.org/gakkaishi/0705/kouza.pdf

1ページ
1) 建築物層間変形に対する耐力と反力
2) 建築物の揺れとの共振
3) 熱伸縮の吸収法と耐震支持
4) 建物導入部および建築エキスパンションジョイント部の変位に対する配管支持と耐力

ということなのですが、今治の図面は、設備図や配管図は流出しなかったので、平面、立面から探っていくしかないのですが、BSL3の実験室の詳細図にはうっすらと配管の形がでています。
無題P3.png
これによれば安全キャビネットからのダクトや外気処理ユニットからの配管が要注意です。これがPSというパイプスペースの部屋を通って上に上がり、6階を通過して、屋上のハト小屋で吸排気をする。

ハト小屋はこちらをご覧ください。
http://hobea.or.jp/gallery/j-walk/no-173%E3%80%80%E9%B3%A9%E3%82%92%E9%A3%BC%E3%82%8F%E3%81%AA%E3%81%84%E3%80%8C%E3%83%8F%E3%83%88%E5%B0%8F%E5%B1%8B%E3%80%8D/
全体の立面図です。
図面立面全体.png
こちらは拡大したものです。
DqPg71AUcAAnveq.jpg
実際には5階のP2、6階のP2がふた部屋ありますので、これらの配管、ダクトの耐震性が果たして考慮されていたのか甚だ疑問ですし、BSL3実験室の設計施工の経験のある業者が本当に関わっているのか一切公表されていません。
 屋上のハト小屋にいたるまで配管はかなりクネクネするようなのですが、次のような免震配管システムを使っているというならともかく、今治市の第三者委員の報告書を読んでも具体的な対策が見えてきませんので、安全性に納得が行った議員さんが何人いたのか甚だ疑問です。

免震配管システム
http://www.tokyo-boeki-machinery.co.jp/products/pdf/WILLOW_j.pdf
WILLOW_j.png

もう少し続けますと、設備技術者のための建築構造入門(4)の2頁めに鉄筋コンクリートと鉄骨の場合で数値が違う部分があります。
1.2 立て管の層間変形 のところですが

層間変形角
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%A4%E9%96%93%E5%A4%89%E5%BD%A2%E8%A7%92

層間変形角(そうかんへんけいかく)は、建物の構造計画をする場合において、2次設計で最初に行う検討である。

架構がまとっている内外装材等が地震によって脱落、崩壊するのを防ぐために行うもので、規定値は1/200以下であるが、帳壁や内外装材、設備等に相応の措置が講じられている場合に限って1/120以下まで緩和が認められる。なお鉄骨ラーメン造などの柱・梁部材断面はこの規定値によって決まることが多い。一方ブレース構造は剛性が大きいので規定値を越えることはまれである。

検討式: r=δ/h

r: 層間変形角
δ: 層間変位
h: 高さ

まー難しいですね。
soukanhenni.png

鉄筋コンクリートと鉄骨のこの差って何なの?という疑問ですが、是非プロの方にやさしく説明していただけるとありがたいです。

さて長くなり過ぎてるので閉めていきますが、耐震性に関して国土交通省は体系的に定めて行っていて、規則や告示ではかなり数式もでてきますね。
http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_fr_000043.html

バイオハザード施設に関して個別に基準を定めてもらいたいところですが、複雑になりすぎてもまた専門家にごまかされる。前回見ました帯広畜産大学のPDFファイルの中に参考になるものがありました。3ページめに出てきますが
帯広畜産大学の特記仕様書
http://www.obihiro.ac.jp/~faci/clip/img/230.pdf
機器を固定する場合の設計用水平震度
d3852fb4-a285-4e24-8040-2b48fe13c376.png

 見る人が見ればこの数値の意味はすぐわかるのでしょうが、これは空調配管工事になるので、全体ではなく部分の耐震強度を要求するのに数値化したものです。こういうシンプルな基準の決め方で、バイオハザード施設の耐震性を設計段階でチェックできるようにするというのが理想的ではあるのですが、先は長そうです。
 上の表の中に、上層階、中間階という区分があります。そう私が去年の臨時国会でこだわった部分ですが、今回タイトルになっている「7階建ての5階」のところが関係します。国会では文部科学省の当時の審議官義本氏が「BSL3施設は上層階に作らないと聞いてます。」と言ったので、この野郎ウソついてるなと思ったのですが、建築の用語で言えば7階建の建物の5階部分は上層階にならず、中間階になるということなのです。その意味では加計学園はウソは言ってなかったんですねえ。
 図書館で借りた「建築設備の耐震設計 施工法の中」の中にありました。
702c331c-ca71-42ce-b4fa-67b937261aa8.png

 これでこのシリーズはいったん閉じますが、今回紹介した「配管・配線工事と建築構造体の関係」の1回前に

設備技術者のための建築構造入門(3)設備機器および配管用耐震基礎
http://www.shasej.org/gakkaishi/0704/kouza.pdf

というのがあってコンパクトにまとめられていますので、これを読みこんで修行していきたいと思います。再開時期はあくまでも未定ですが。
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大分地裁 伊方差止め仮処分決定 無念 [伊方再稼働反対]

 つい先日 加計問題の記事を書いたのですが、3日のアベ政治の日を何もかかずに過ごすわけにいかないので、今回は先月末の伊方原発仮処分決定について少し触れさせていただきます。

 何のかかわりも持てていない者が軽々しく言うべきでないのですが、最も近くにある原発の再稼働に対してささやかながら抵抗する姿勢は見せておかねばならないと考えております。

 仮処分債権者、本裁判原告、支援者の皆さん、弁護団の先生方には本当に頭が下がります。ちょうど広島高裁決定が覆った直後で、全国から注目されていただけに落胆は大きかったと思いますが、福岡高裁の抗告審での逆転を信じております。

 広島高裁に続き、大分地裁でもカルデラ噴火の危険性を主張されましたが、裁判所は「原発の運用期間中に差し迫った危険性はない。」という楽観論から採用すれることはありませんでした。
 しかし、これは、そんな大きな噴火があったらなにもかもおしまいだからあきらめなさいという安易な発想でしかありません。地球人であるという自覚がありません。仮にカルデラ噴火があったとして、原発の燃料や使用済み燃料がそのままあるところにカルデラ噴火の火砕流が襲うのと、すでに燃料がない状態の原発を襲うのでは、地球規模の災害を少しでも軽減することができます。

 小説の世界だとばかにすることはできません。石黒 耀 氏の死都日本は史実に基づいて極めて科学的に考察された小説であり、この中では川内原発を廃炉にした後、カルデラ噴火が襲うと言う設定になっています。
https://www.amazon.co.jp/%E6%AD%BB%E9%83%BD%E6%97%A5%E6%9C%AC-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E7%9F%B3%E9%BB%92-%E8%80%80/dp/4062761955

 裁判官のかたい頭を一度、この小説でほぐしてもらって、地球人としての使命感、責任感を持って審理にあたってもらわなければなりません。

 それとすべての原発訴訟で争われているのが、想定地震動の点がプロの議論になりすぎていて一般にはわかりにくい。裁判官も人の子で、エリート揃いとはいえ、難解な専門用語の書類はどうも心理的に遠ざける傾向にあるのではないか?

 仮処分での補充書ですが、かなり難解です。以前は、何度かチャレンジしようとしてのですが、見るたびに複雑になっているような気がします。裁判官が私ごときレベルではないと信じたいですが、ここは電力会社無謬論に逃げられないような工夫がいるような気はしてます。
http://ikata-sashitome.e-bungo.jp/wp/wp-content/uploads/brief/obligee/055G%E6%BA%96%E5%82%99%E6%9B%B8%E9%9D%A2%EF%BC%90%EF%BC%95%E3%81%AE%E8%A3%9C%E5%85%85%E6%9B%B8%EF%BC%95.pdf
ここらは素人の戯言と読み流していただければ幸いです。

 私としてはあれもこれも手は出せないので、セシウムボール、CSMPSに焦点を絞り、事故があったら確実に健康被害が出る。その根拠を追求していきたいと考えています。今は加計問題に集中させていただいてますが、いつの日か必ず原発問題、再稼働問題に再び時間をかけていきたいと考えております。

 さて、この人 どうするかな。見事にお友達内閣を組閣しましたが、モリカケの寝た子をみごとに起こしてくれそうですね。臨時国会楽しみにしてますよ。
sho_fj.jpg
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BSL3実験室を鉄骨7階建ての5階に設置した場合の諸問題(2) [加計学園問題]

なかなかブログの続きを書けなくなっていけません。いつも背中を押してくれるのが月刊テーミスさんで、10月号でも取り上げていただきました。
https://twitter.com/themistwit/status/1045259107261763586
テーミス.png
 今回は今治市第三者委員会が守秘義務を盾に逃げ回っていることを記事にしていただいてます。

 矢寸さんが、村上建築士事務所に突撃訪問をした時に、BSL3の事は愛媛大学の坪井教授に聞いてくれと逃げたところ、坪井教授はテーミスさんの取材に対して無回答 だんまりを決め込んでいます。
 やましいことがなにもなければ、BSL3はすぐに使えますぐらい言えるはずですが、吉川学部長も一切ノーコメントで居留守まで使う始末です。

 さて前回の続きに入る前に、ひとつ原発の事を。昨日、大分地裁で伊方原発差止め仮処分の決定が言い渡されました。私は加計問題にかまけておりましたので、その後の情報もほとんどとらずに申し訳なかったのですが、かっての記事

大分地裁で仮処分が認められる可能性があるとのこと。
https://ryukei-rondan.blog.so-net.ne.jp/2016-07-26-1

てっきり裁判長も同じと思って昨日の決定を期待していたのですが、新聞見たら名前が違う。2年も経つから異動があったんですねえ。河合先生も最悪の決定と言っていましたが、国はこういうことをやるのでしょう。正反対の考えを持つ判事に担当させたんですねえ。
 是非、福岡高裁で逆転の差止め決定を勝ち取っていただきたいものです。
 詳細は改めて別の記事にしたいと思っています。

前回は4.行政責任と不作為の違法まででしたが、ちょっと補足の意味で、続きを書きます。

行政責任と不作為の違法(1) 土 居 正 典
https://ci.nii.ac.jp/els/contentscinii_20180901143351.pdf?id=ART0008066503

ここは本格的な法律論文につき読もうとするとすぐ眠くなるので先送り
 今治の岡理獣医学部の校舎内にあるBSL3実験室の場合、感染症法ではBSL4ならば耐震性規制がはっきりあるのに、3以下はどんなに手抜き設計、施工であっても建築基準法で規制のしようがない。カタルヘナ法に期待しようとしたのですが、これも大臣許可のために耐震性を証する書面の添付は求めるものの明確な基準に関する法的根拠を持つ文書がない。

 これがまさに行政の不作為であって、規制緩和と言えども、周辺住民の生命身体に危険を及ぼす事態を招くおそれがある場合は、行政は積極的に規制を設け、対象事業者を指導すべき義務があると考えてこの論文を引用することにしました。また根性出して読みこんでから詳しく書くことにします。先延ばし名人になってはいけないのですが。

いろいろてんさんに応援いただいていますが、次の二つが今回関連がありますので紹介させていただきます。

【構造より意匠より水増し】加計追求チームが追う[exclamation]?誰がなぜ許可した?獣医学部バラック校舎[exclamation]?
https://ameblo.jp/et-eo/entry-12402776782.html

■ADO(石原節夫)と大本組(尾熊政男)は、
耐震研究の構造家チームだった[exclamation]?

ADOの代表取締役の石原節夫氏と
元 大本組設計部設計第二課課長の尾熊政男氏は、
ともにJSCA(日本構造技術者協会)の建築構造士で、
2000年の「鳥取西部地震」の被害調査でも、
2001年の「芸予地震」被害調査でも、
同じグループで活動。

 この部分、今治獣医学部建築工事の構造計算を一手に引き受けたのがこのADOです。なぜ大建設計はしないのかと不思議に思っていましたが、ADOの社長さん学者みたいな1級建築士で、耐震性にも強い。受ける審査機関もつい気を許す。不正はしてないと信じますが、私ごときが積載荷重なんかで勝負を挑んでも太刀打ちできませんので、この点は追求しないでおきましょう。

世界最大級のP3擁す武田薬品 湘南研究所は《汚染水の漏水事故》を起こしていた?
https://ameblo.jp/et-eo/entry-12407258307.html

P1施設にある排水滅菌槽から、
遺伝子組換え生物を含む汚染水が施設内に漏水する事故が発生した。
事故の原因は、排水滅菌槽の水道栓を閉め忘れたことによる
ヒューマンエラーだった。

 ここは前回も書いたのですが、武田薬品 湘南研究所は全棟まとめて免震構造にしています。耐震性抜群でもヒューマンエラーで法律違反をしてしまう。カタルヘナ法の大臣許可の基準はらくらくクリアーしていたはずで、しかも危険度の低いP1施設からの漏水。気の緩みしか考えられませんが、ここで注目しておきたいのは、遺伝子組換え生物を含む物質が漏出すれば違反になると言う事実です。

カタルヘナ法正式名称は凄く長いです。「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」となっています。
主に12条違反が多いようですが

(主務省令で定める拡散防止措置の実施)
第十二条 遺伝子組換え生物等の第二種使用等をする者は、当該第二種使用等に当たって執るべき拡散防止措置が主務省令により定められている場合には、その使用等をする間、当該拡散防止措置を執らなければならない。

これに違反すると直ちに罰則というわけでなく

(第二種使用等に関する措置命令)
第十四条 主務大臣は、第十二条又は前条第一項の規定に違反して遺伝子組換え生物等の第二種使用等をしている者又はした者に対し、第十二条の主務省令で定める拡散防止措置を執ることその他の必要な措置を執るべきことを命ずることができる。

この措置命令に従わなかった場合などに

第三十八条 第十条第一項から第三項まで、第十一条第二項、第十四条第一項から第三項まで、第十五条第二項、第十七条第五項、第二十六条第二項若しくは第三項又は第二十九条の規定による命令に違反した者は、一年以下の懲役若しくは百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。

武田薬品は措置命令どまりだったようです。

事故の経緯はこちらに詳しく書かれています。

武田薬品湘南研究所に於ける遺伝子組み換え実験廃水漏洩事故 実験廃水漏洩事故に関する質問
http://www.shounan.biz/ziko/image/situmon2012.pdf

ちょっと長くなりましたのと、ちょいとした”事件”がありましたので、先を急ぎます。

こちらは、加計学園に対してというより文部科学省相手の裁判ですが、日刊ゲンダイさんが取り上げました。

【加計学園問題】加計学園情報公開弁護団らが文書の開示などを求め、東京地裁に提訴
https://news.nifty.com/article/domestic/gendai/12136-094875/

加計の獣医学部同様、BSL(バイオセーフティーレベル)3の施設がある京都産業大学本山キャンパスは、研究施設などの概要図をフツーにウェブサイトに公開している。「不法侵入の恐れ」など、ただの建前で隠蔽する理由などないはずだが、そうまでして隠し続けるのは、よほど都合の悪いことが書いてあるからに違いない。

 これは黒川さん、武田さんが今治市を相手に訴えている住民訴訟でも図面類を公開しない理由にされているのと共通してますね。それが原因かどうかわかりませんが、BSL3実験室が使える状態にあるのかどうかさえ答えなくなりました。

こちら訴状
http://kake.main.jp/2018/09/26/%E8%A8%B4%E7%8A%B6/
該当部分です。
訴状-1-001.png
訴状-1-002.png

 昨日、新たに公開されてるP3実験室を見つけたのでツイッターで拡散していたところなんと以下のようなことが起こりました。

平成29年度帯広畜産大学 原虫病研究センターGHP室外機更新工事
http://www.obihiro.ac.jp/~faci/clip/img/243.pdf

いやおどろきました。いつのまにか消されている。
でもご安心ください。はいてます。いやDLしてます。
28年度のP3実験室の平面図がないものは、そのまま見れますからサーバの不調ではありません。
意図的に消されたのでしょう。
http://www.obihiro.ac.jp/~faci/clip/img/230.pdf
これ見れますよね。

で 問題の平面図です。アップしてしまいます。
243原虫病研究センターGHP室外機更新工事.png
黄色でかこんだ部分がP3実験室です。ちゃんと大学のサイトで公開してたのだから、文部科学省は無駄な抵抗はやめましょう。

 訴状では京都産業大学のBSL3と静岡県立がんセンターのP3が公開されていることを主張していました。新たに国立のしかも獣医学部のある大学のP3実験室が公開されていたら、非公開にする理由がなくなってくるから慌てて消したのでしょう。

そう私も立派に監視されています。
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BSL3実験室を鉄骨7階建ての5階に設置した場合の諸問題(1) [加計学園問題]

 なんか論文タイトル風ですが、番頭ワタナベ氏のスラップ訴訟をまとめるつもりが、いろいろ次から次へと出てきますので、なかなかまとめきれません。

まず前回に続いて、月刊テーミスさんが取り上げていただきました。
https://twitter.com/themistwit/status/1034753703998185472
【月刊テーミス9月号が発売になります】総裁3選を目指す安倍首相の最新情報のほか、皇室スクープ、加計学園問題追及など話題満載です。

前田有一氏の画像をお借りします。
te-misu.png

 保守本流の方々が定期購読されているので、安倍総理支持者からも加計学園問題なんとかならんのか、という声が聞こえ出しているようです。

 ずっとBSL3問題は書いてきたのですが、今回は建築基準法の観点からチャレンジしてみたいと考え、番頭氏のスラップ訴訟とは趣をかえて検討して見たいと思います。

 ということで本題に入ります。

1.法的に何も問題もないという意見に対する反論

 まずツイッターで獣医学部棟始め、管理棟以外に杭を打っていないという問題が発覚し、ツイッターで拡散したところ、獣医学部擁護派(必ずしも加計学園擁護派ではなく、地元今治の方中心でせっかく獣医学部も始まったのだから温かく見守って派が多い)の方々から、あのいこいの丘の土地は地盤がしっかりしているから杭を打たずにベタ基礎(直接基礎)でまったく問題ない。構造計算もそれを前提として建築確認も通ったし、工事の完成検査も終了している。

 たしかに現に設置認可も得て、4月には新入生も入学し、授業も進んでいる。つい先日、8月25、26日にはオープンキャンパスも行われました。今、時計の針を戻すようなことをするなという心情も理解できなくもありません。

 建築単価水増しとか、国家戦略特区とか、学部設置認可とか、それぞれ法的側面から見て完全にシロといえる部分はないわけで、グレーゾーンもかなりある。そうである以上は、法的に”なにも”問題ないとはどういうことか?刑事責任、行政上の責任、民事責任で一切違法性なしとはいえないわけで、それをもって「何も問題はない。」という主張は無に帰するわけですが、それではあっさり終わりすぎるから、建築基準法に絞って今回は考えます。

2.現行建築基準法体系はBSL3,P3を規制の埒外に追いやっている。

活断層のあるところにBSL3の実験室は大丈夫か? 
https://ryukei-rondan.blog.so-net.ne.jp/2017-10-26

の記事を書いた時に、コメントで耐震強度のことをあれこれ書いたのですが、結局今治の獣医学部の建物は、大学での新築ですので、1.25倍にする要請はあって、これはクリアーしているという今治市の第三者委員村上教授の報告はあります。書いた当時は断層を”活断層”と勘違いしていたり、加計学園は1.25倍までやってないと睨んでいたこともあって、コメント部分を読むと混乱されるかもしれませんが、コメントで紹介したリンク先を丹念に読むと出てきました。

文教施設の耐震性の向上の推進について
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/t19960930001/t19960930001.html
一 新築建築物について
今後の文教施設の整備に当たっては、以下の諸点に留意することが望ましい。
(一) 地震時の児童・生徒等の安全確保に併せて、大地震後における教育研究活動の速やかな回復、また、被災直後の一時的避難施設としての機能を考慮すると、設計用地震力の割増(一・二五倍程度)を考慮することが望ましい。

 もっとも小学校から大学まで新築であればほとんどのところが守っている基準ですから、世界に冠たる獣医学部を目指す建物ならもっと上の安全基準をみたすべきなのですが、法的に規制されているのは、感染症法による場合BSL4のみ、それと国立の「放射性物質若しくは病原菌類を貯蔵又は使用する施設及びこれらに関する試験研究施設として使用する官庁施設」は1.5倍をクリアーすることが要求されてます。
http://www.mlit.go.jp/common/001050232.pdf

このあたりのことは次の動画でも詳しく説明いただいているので、ぜひともご覧ください。

FFTV 加計学園獣医学部計画をバイオハザード(生物災害)の視点から見る/ゲスト:新井秀雄さん・川本幸立さん(バイオハザード予防市民センター)20170929
https://www.youtube.com/watch?v=WzRZiEMdobA

全部見られたnemさんのツイート

https://twitter.com/yo_nem/status/1035700641052516352
動画で解説されている「日本建築学会のガイドラインから」のフリップで、鉄骨造パネル構造の場合は接合部の工法やコーキング材の耐久性について十分な検討を要する旨の記載があり、ふと思ったことが...
Dl-MPSEUcAIsD19.jpg
 もうこの動画を見ていただけば、私がいろいろ書くこともないのですが、お急ぎの方は55分あたりから後を見ていただけばおわかりいただけると思います。

 結局 私立大学のBSL3,P3に関しては建築基準法上の規制はかけられていないということですねえ。加計学園はこれをいいことに安く、早く獣医学部棟の中に多くの実験室を設けることができたわけです。

3.設計荷重は本当に守られているのか?

いろいろ調べていて疑問に思ったのが、建築基準法の積載荷重で、ガーナの野口記念研究所の資料のPDFを見ていたらでてきたので気になって検討することにしました。

 今治の獣医学部が遵守すべきものだったのは次の規定でしょう。

「建築構造設計指針(平成21年版)」について
平成 26 年 10 月 9 日 文部科学省大臣官房文教施設企画部 参事官付整備企画係
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2014/10/14/1293759_003.pdf

 獣医学部旨の5階、6階ですが、BSL3(P3)2(P2)の部屋がありまして、教室のフロアーの中に、数値の違うエリアを構造設計上設けなければならないことになっています。書庫ほど大きくないのでどんなものかとは思ったのですが、あの加計学園急いでいたし金もない。ほんとにそんな手間のかかることをしたのかな、という素朴な疑問です。
<建築構造設計指針>(平成21年版).png
 これが今年でた平成30年版になると、区分に違いが出てきます。

建築構造設計基準の資料 平成 30 年版 平成 30 年4月 25 日国営整第 25 号
http://www.mlit.go.jp/common/001232972.pdf
001232972.png
教室と一般実験室の違いが歴然としてきます。物理とはいいがたいが、ここはBSL3を含みますので重い方で見るべきでしょう。

 条文はどうなっているか?
http://best.life.coocan.jp/k-rei/rei03/08/02/rei_085.html
建築物の各部の積載荷重は、当該建築物の実況に応じて計算しなければならない。ただし、次の表に掲げる室の床の積載荷重については、それぞれ同表の(い)、(ろ)又は(は)の欄に定める数値に床面積を乗じて計算することができる。

3 倉庫業を営む倉庫における床の積載荷重は、第1項の規定によつて実況に応じて計算した数値が1m2につき3,900N未満の場合においても、3,900Nとしなければならない。

 3項のような特殊なケースは下限を設けていますが、BSL3実験室、遺伝子組み換えを行うP3実験室には規制を加重する配慮は必要ですね。

 5階、6階の床の強度が心配になって、4階から1階までの図面を見てみました。枚数が多いので追記の部分に画像を置いていますが、太い柱2本に一つの部屋は接しているものの、4階より下の部分を見ると、実験室の上の両端にあたる部分には、鉄骨の柱がありそうな部分がない。つまり壁の力で5,6階の実験室の強度を保たなければならない。
 まさかと思うのですが、次の写真のようなイメージで、太い柱二本の部分につかまって支えている感じではないか?さぞかし握力がいるでしょう。
Dl4v4PhV4AAIkHz.jpg

 素人の戯言と思っていただいていいのですが、構造計算で実験室部分の強度がきちんとたもたれているかどうかは、数値できちんとわかりやすく説明をしていただきたい。今治市の第三者委員会の報告書5人が5人とも素人騙しの手抜き文書としか思えない内容になっています。

ちょっと追加です。訂正がいりそうでしたが「機器室」なので「厨房」ともとれるので、図面だけ。
共通機器室.png
実験室扱いなら、あのエリアは同じ強度になるはずですが。

4.行政責任と不作為の違法

 ちょうど同じタイトルの論文を見つけたので検討して見ようと思いましたが、長いし難解なので次の機会に改めて書くことにします。

行政責任と不作為の違法(1) 土 居 正 典
https://ci.nii.ac.jp/els/contentscinii_20180901143351.pdf?id=ART0008066503

この時に書いたように
https://twitter.com/RyuRz733375/status/1033863943037452288
熊本地方の地震による伊方発電所への影響について
http://www.yonden.co.jp/energy/atom/ikata/page_08b.html
今治も伊方同様650ガルの加速度が想定されますが、いかに地盤がよくても地盤ごと揺れます。

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東日本大震災、福島原発事故、そして熊本地震で震度7が連続して起きるという現実を見て、痛いほど地震の怖さはわかっていると思っているはずだと。

 ところが今治獣医学部に一人の勇者が現れました。あの実験室で大丈夫だと。いずれはBSL4も必要だと。詳しくはてんさんが、次のブログで書いていただいてます。

渡辺俊平 准教授 岡山理科大学獣医学部 OC講演〜 不安…生命科学のデュアル・ユース性
https://ameblo.jp/et-eo/entry-12401189002.html

国立感染症研究所におられたから、行政責任の事はよーーくわかっておられるはずなのですが、心配する人は感覚が古いのだそうです。

 過去、感染症法の部分でバイオハザードと闘ってこられた市民活動家の方々の地道な運動は、厚生労働省の狡猾さの前になかなか成果を見出すことは難しかったようです。

 しかし2011年に武田製薬がちょっとした事故を起こしています。

湘南研究所における漏水事故の原因と再発防止策について
https://www.takeda.co.jp/shonan/qa/accident/

今回の事故の直接の原因は、遺伝子組換え生物を滅菌するために地上階に設けた実験滅菌排水原水タンク(以下、廃液タンク)につながる実験室内の水道栓を閉め忘れたことによるものです。さらに、廃液タンクから廃液が溢れた場合の防液堤として機能するはずだった滅菌室の防水に一部不良があったことが重なって、廃液の一部が階下の免震室まで漏出しました。

 地震が原因ではなかったようですが、免震構造にはしているようですね。ヒューマンエラーが原因のようですが、地震の時などはパニックになりやすいから、当然こういうことも起こりやすい。

もうちょっとこのあたりで勉強して次回に備えたいと思います。

遺伝子組換えに関するQ&A(第二種使用等)
http://www.lifescience.mext.go.jp/bioethics/anzen_faq/#6-1

規制すべきところを規制しなかった場合の行政責任。このまま今治獣医学部のBSL3施設、遺伝子組み換えのためのP3施設でもあるわけですが、排水、排気を含めた構造上の強度に対して政令、省令で規定を設けなかった。あるいは設けていたけど、行政庁側が検査、調査を怠っていればそれはそれで「違法」です。”何も”違法なことはなかったと現段階で判断するのは早すぎるでしょう。


 8月中に書きあげたかったのですが、結局三日になったので、安倍政治の日の記事といたします。
テーミス読者で安倍総理の支持者の皆さんには申し訳ない気もしますが、総理総裁選勝つと思いますが、そろそろお休みになったらいかがでしょう。さぞかしお疲れでしょう。次の任期満了までなんにもしないでお休み下さい。
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各階の平面図です。


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番頭ワタナベ氏 加計学園のスラップ訴訟と闘う-その7 [番頭スラップ訴訟]

 ちょっとツイッターに励み過ぎてブログがおそろそかになってしまってます。今日は3日のアベ政治の日なのでなんとかして書きます。

 ワタナベスラップ訴訟の訴状の関係はまた次回から復活させますが、関連ですので加計学園財務問題とBSL3実験室存在問題をちょっと扱わせていただきます。

 状況が変わってきたのは、先月末です。保守派の読者が多いと言われる定期購読誌月刊テーミスで、番頭ワタナベ裁判等私も末席を汚してますが、加計追求チームのことが取り上げられました。大変光栄なことです。

映画批評家前田有一氏の紹介ツイートです。
https://twitter.com/maedayuichi_/status/1024311407439802369
加計学園がなぜ急に決算公開したのか不思議だったんだけど、間違いなくこの記事が原因ですね。これ、明日発売の月刊テーミスの早刷りです。どうしてもテーミス発売日前に出さないとヤバかったんですね。とんでもない記事です。早めの入手を推奨します。
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 テーミス編集部の取材があって加計学園も決算発表を急いでやったのですが、BSL実験室に関しては明確な回答を避けた。これは、朝日や東京新聞の取材とは意味合いが違って、いわば産経新聞の雑誌正論の編集者が聞いたのとかわらないような対応なのです。
 すっかりパヨクと見られている私ですが、昔は正論とか諸君もよく読んでました。加計学園サイドも胸襟を開く感じで取材に応じたにもかかわらず、すでに設置してるであろうBSL3の実験室について回答することができなかった。

 8月1日発行の記事ですが、事前に加計学園は事業報告書を公開し、その中に財務書類として、ある程度は財務内容のわかる書類を公開してきました。(私は5ちゃんねんるでそのことを31日に知りました。)またたくまにそのことがツイッターで拡散され、加計追求チームのメンバーや、学校会計に詳しいプロのみなさんにより分析が開始されました。
この様子はいつものてんさんによるブログで紹介されましたのでこちらをご覧ください。

【注目[exclamation]?加計追求チーム??】収支は△30億円とボロボロの経営状況?by nothigcatさん
https://ameblo.jp/et-eo/entry-12394605167.html
【[祝]?決算祭】民間チームの追求で新事実?テーミス?? 加計学園を襲う金欠不安?日刊ゲンダイ??
https://ameblo.jp/et-eo/entry-12394910343.html

日刊ゲンダイでも同内容のものが記事になりましたので、一部引用します。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/234509/2

「大学の持続性をみるうえで大きなポイントとなる<教育活動収支>と<経常収支>が、どの大学もマイナスです。どちらの収支も毎年反復する見通しなので、ここから経営状況を立て直すのはなかなか難しいでしょう。屋台骨である岡山理科大の経常収支が今年の予算で赤字になったことで、他2つの大学の赤字をカバーすることもできない。経営状況はますます厳しくなると予想されます」(会計専門家)

以前から言われていたことですが、千葉科学、倉敷芸科の定員割れに加え、本丸岡山理科大の理系学部の定員割れも財政を厳しくした原因です。

シャンティ・フーラさんの時事ブログでも取り上げていただきました。

目玉研究で必要なはずのBSL施設が存在しない岡山理科大獣医学部は、補助金詐欺確定 ~加計学園法人全体の経常収支は推定赤字「36億円」で、補助金がなければ倒産必至~
https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=169166

加計学園の財務内容に危機感を抱いた私学振興事業団が、“過去の38個の債権につき抵当権を設定”という状況にもかかわらず、三菱UFJ銀行が獣医学部建設資金を、実質無担保で40億融資したとのこと。これは、“東京三菱UFJ銀行の不正融資疑惑”として追及すべき案件です。
と、ご紹介いただいて恐縮です。銀行の問題は次回の番頭ワタナベ訴訟のところで取り上げますが、事業団の融資についてはこれまで書いてきた以下の記事をご参考いただければありがたいです。

登記情報が物語る加計学園の”異常な”借金、”異常な”担保ー3月15日に慌ててつけた38個の抵当権
https://ryukei-rondan.blog.so-net.ne.jp/2018-04-25

天網恢々、登記は疎にして漏らさず」(作成者: @nobineko_talkin)
https://ryukei-rondan.blog.so-net.ne.jp/2018-05-01

「天網恢々、登記は疎にして漏らさず」Part2 
https://ryukei-rondan.blog.so-net.ne.jp/2018-05-17

学校会計に大変詳しいレオンロザリアさんの分析で
https://twitter.com/leonrosalia/status/1024800804581007360
メインバンクや私学振興事業団の管理下に置かれかねない状況というのが加計学園の現状です。

nothigcatさんから教えていただいた倒産の定義です。
https://twitter.com/nothigcat/status/1024884695622774784
(実態上)債務超過、収支は赤字で将来において財政状況の改善が見込めない状況
(法律上)当事者若しくは債権者からの破産、再生申立
(行政管理)認可基準への不適合、認可取消
銀行管理は最大債権者としての権利行使の一貫として人事、経営関与を意味します。


 本来は私学振興事業団の債権額が多いわけですから、積極的に管理すべきですが、なにしろ、今年3月になって慌てて担保管理しているぐらいですからのんびりしたものです。理事の中にはアベ友、教育再生会議のメンバーがかなり入っています。忖度して御進言する者が出てきそうにない。

 まさか三菱UFJものんびり構えているわけないですよね。でも未だに今治の獣医学部の建物無担保です。今治市、愛媛県 水害被害も大きく多数の犠牲者を出しました。貴重な補助金です。それと合併特例債を使いましたので明らかに国の税金も使われています。

 BSL3実験室のランニングコストは年間億単位です。本当に動かす意思はあるのでしょうか?一学校法人のみの安易な判断で大学経営をするわけにいかない事態に直面しています。

 あなたの腹心の友なら一言言ってやってもいいのじゃないか。でも言えないよね。金銭感覚ほとんどマヒしてますからね
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番頭ワタナベ氏 加計学園のスラップ訴訟と闘う-その6 [番頭スラップ訴訟]

 前の記事に追記の形でBSL3問題を扱おうとしていたらサーバトラブルで消えてしまったので、気を取り直して、新規の記事で書きます。

 さて時期は定かでないのですが、番頭ワタナベ氏の裁判に刺激されたのか、吉川獣医学部長が個人のホームページでちゃんとBSL3はありますと言いたいのか写真をアップしています。
こちら英語版
https://www.ayyoshi.com/strategy-new-vet/
こちら日本語 かなり下の方に写真があります。
https://www.ayyoshi.com/%E7%8D%A3%E5%8C%BB%E6%95%99%E8%82%B2%E6%96%B9%E9%87%9D/
確かにありました。んが、入口だけで中を写してくれてません。まあセキュリティの関係で出せないと弁解されるのでありましょう。

 さて、前回記事で取り上げたBSL3稼働費のための補助金の特定ですが、なかなか一般人がこれを探し当てるのは大変です。どうも5階のBSL3実験室にとらわれすぎていたのですが、去年の臨時国会で、文部科学省の義本審議官が、BSL3は上層階につくらないと答弁したのが気になりますね。民進党 現国民の川合参議院議員が質問したのですが、そのあとのヒアリングでもなぜかこのことは突っ込まなかったです。

そこでひとつの仮説なのですが、1階の実験室の可能性はないのか?

https://twitter.com/RyuRz733375/status/1021222287297531904
BSLも気になった部分を。屋上6階の上に外付けのフィルターがあってこれを坪井教授が見ていますが、わざわざ上の部分にプレフィルター、下にHEPAフィルターと書いてある。ここの屋外設置フィルタユニットに似てますが。画質が悪くて中古にも見える

この大きな集塵機のような機械のことが気になって、
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Nmaru7thさんにお尋ねしたところ
https://twitter.com/Nmaru7th/status/1022466121620848640
1階のBSL2は突っ込まれた時にBSL3に改造できるようにしてますので、排気設備はどこかに実装してると思います。

なるほどということで関連ツイートを探させていただいたところ次のところが見つかりました。
https://twitter.com/Nmaru7th/status/904948635867037697
加計の市議会出席では鳥インフル対応への質問の答えも用意している。実は図面から戦略が読み取れるのだ。
議員「鳥インフル対応してますね?」
加計「感染動物飼育室で対応できるようにしています」
ここで誤魔化されてはいけない。するかしないか選ばせないとダメなのだ。選べばどちらも地獄。

図もお借りします。
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このツリーで科学は方法@philosophia2015さんのブログが紹介されていましたので引用させていただきます。

獣医学部動物実験飼育室設計の論点3
https://philosophia2015.blog.so-net.ne.jp/2017-09-15

するとこの領域には、廊下から飼育室奥に向かって風が流れ(逆向きに空気が流れないように)、かつその排気がHEPAフィルターを介して外気に放出されるような、飼育室を陰圧とする差圧制御が法規上必要です。しかしその設計図が見当たりません。公開された図面上、5階にあるP3実験室にはこの差圧制御の仕様を記載した図面があるのに、1階用の差圧制御の仕様を記載した図面がないのです。図面リストには、1階の空調を記載した図面(未公開)がありますが、一般空調と並べて1階に必要な差圧制御のすべて(注:前後室を備えたSPFエリアにも本来あるはず。後述)が1枚に記入できるわけはないので、これは該当しないでしょう。
 だとすると、このエリアはABSL3ではなくABSL2(封じ込めレベルP2A)仕様なのかもしれません。しかし、ABSL3を扱える可能性のある場所は、獣医学部棟全体のなかでこのエリアしかありませんから、高病原性鳥インフルエンザなど、国家戦略特区の審査の過程で対応が示唆されていた、人畜共通感染症への現場対応や研究が行えない、ということになります。これは、文科省や特区における審査に影響し、学校新設が認可されない、という結果に至る可能性があります。しかし、感染症法違反にはならないでしょう。

なるほど、動物をそのまま実験室に持ち込んで感染症研究ができるなら、京産大の鳥インフルエンザ研究所とそん色がない。

 ただ設置審の段階では、専門委員会ではいろいろ指摘されたようですが、結果的には、BSL3については、前の記事の山本太郎参議院議員の質問のように、次の結果で落ち着いておりました。

面接審査意見への対応を記載した書類(9月)
http://www.dsecchi.mext.go.jp/1710nsecchi/pdf/okari_1710nsecchi_taiou9gatu7.pdf

本獣医学部に設置される BSL3 施設は、獣医学教育病院に来院する動物や野生動物などの検体が BSL3の病原体に汚染されている可能性のある場合のリスクを考えて設置しているものである。従って、病原体分離のための施設で、その使用目的は in vitro での細菌、真菌、ウイルス等の分離・同定である。

ところが、認可後今年になって、衝撃的な出来事がありました。

9万羽、県が焼却終了 ペール缶110トン、さぬき市内外で /香川
https://mainichi.jp/articles/20180123/ddl/k37/040/326000c

さぬき市の農場で高病原性鳥インフルエンザウイルスを持つ鶏が見つかった問題で、県は22日、殺処分した約9万1000羽の焼却をすべて終えた。今後、近隣農場を含めて新たな発生がなければ、30日にも3~10キロ圏の搬出制限区域、2月5日にも3キロ圏の移動制限区域を解除する。

 四国で初めての鳥インフルエンザウイルス感染がおとなり香川県で発症したのです。5階のBSL3では部屋が狭すぎるのと、病院からの動線を考えると感染した鳥をそのまま持ち込むのは無理があるのですが、1階のABSL2を改良してABSL3に変えてしまえば、全国に対してアピールできるし、関連する補助金もたんまりあるだろうと。

 動機としては十分考えられるのですが、そうは問屋がおろさない。開学時期も迫っているし、番頭ワタナベ氏の言うように「数十億の補助金を狙っていたがこれも頓挫。」ということも信ぴょう性が強まってきます。

 いずれにせよ5階のBSL2,3の実験室、1階の実験動物センターともに説明がたりませんね。来月あるオープンキャンパスの前に、中村知事はじめ県会議員さんを全員呼んで説明会を開いていただきたい。やましいことが一切ないのなら開くことができるでしょう。
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