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「天網恢々、登記は疎にして漏らさず」(作成者: @nobineko_talkin) [加計学園問題]

最初にお断りをしなければなりません。前回記事のうち

「もしかりに3月15日に出てきた過去の債務が隠し債務であったとしたら、計算をやり直す必要があります。前述したように、3月15日付けの抵当権の全部がこれに該当するわけではないので、丹念に調べて、初めて世に出た数字を合計すると17億4,900万円になります。これを負債に加えて計算し直すとなんと0.25583438%えらい細かい。負債率25パーセントを超えますので、認可が取消になる可能性もあります。」

の部分は、その後の登記情報の調査により、不正確な記述であったことをお詫びいたします。17億4,900万円の部分は平成27年4月15日の第一次担保漏れ整理月間の時に一度登記はされており、それを債権額の大きいものと順位を入れ替えるため、今年の3月15日に一度抹消してその日のうちに追加で設定するという実にややこしい技を使っておりましたので、債権の存在は一度は公示されていました。したがって隠していたことにはならないことをここで申し上げておきます。

ただ、nothigcatさんの専門的な財務分析は、そのことと関係なくすでに加計学園は債務超過状態であるという問題を、様々な観点から考察していただいており、認可が取り消しになる可能性があることに変わりはありません。というどころか、あきらかな粉飾決算であり、監事、監査法人の責任が追及される不正経理事件に発展することは確実であると述べています。詳しくはnothigcatさんのブログをじっくりお読みください。

加計学園の財政の実体(2)
https://blogs.yahoo.co.jp/nothigcat2000/29371284.html

H28.3.31
総資産 872億 - 1号基本金762億 -負債210億 = 純資産 ▲100億円(債務超過)

H27.3.31
総資産 832億 - 1号基本金758億 -負債175億 = 純資産 ▲101億円(債務超過)

これに2号基金を含めると、
H28.3.31 → ▲125億円
H27.3.31 → ▲129億円

 つまりこれが実態上の純資産、即ち過度の債務超過状況に陥っている。一般企業であれば当然破産、倒産状態である。

以上の部分極めて重要です。

 後になりましたが、今回のタイトルはのびねこさんのこちらからお借りしました。格調高い言葉ありがとうございます。
https://twitter.com/i/moments/990058458929020928
意味はこちら
https://kotobank.jp/word/%E5%A4%A9%E7%B6%B2%E6%81%A2%E6%81%A2%E7%96%8E%E3%81%AB%E3%81%97%E3%81%A6%E6%BC%8F%E3%82%89%E3%81%95%E3%81%9A-579005

天網は目があらいようだが、悪人を漏らさず捕らえる。天道は厳正で悪事をはたらいた者には必ずその報いがある。

うー 身に余るお言葉だ。頑張らねば。

 それともう一点重要なことは、昨年秋の臨時国会では文部科学省の大学設置審の専門委員会の決定、とりわけ座長の訴訟リスク発言と、BSL3実験室の厚生労働省への説明問題 霞が関文学では、「ホームページで加計が確認をした。予め厚生労働省には作ると告げていた」これが積極的、能動的に説明に行ったことと同義語になるという珍事件がクローズアップされました。しかし、もう一方の、学校法人分科会の審議に不審な点が多々見られます。

まず委員の構成が次のようになっています。

学校法人分科会 委員名簿 平成28年4月1日~平成30年3月31日
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/daigaku/meibo/1374114.htm
学校法人分科会.png

次は議論の経緯と言うより、結果のみの部分です。

平成30年度開設予定の大学等の設置に係る学校法人の寄附行為(変更)の認可に関する審査意見
http://www.dsecchi.mext.go.jp/1710nsecchi/1711shigakuiken.pdf

 加計学園の獣医学部新設に関しての問題点は次の通りで、財源の確保と借入金の償還の問題、まさに今回の抵当権設定登記問題で顕著になった事業団の連続的な借入の問題が指摘されています。ただ分科会メンバーもとおり一遍のことしかしてないでしょうね。
 それと定員充足問題を指摘されていたのもかかわらず、平成30年度入学者は、軒並み定員割れとなって、ついに本丸岡山理科大学も獣医学部以外は定員割れをおこしています。千葉科学、倉敷は言うに及びません。
定款認可.png

さて、審査書類の中であきらかに他と違うことをやっているのですが、

学校法人加計学園寄附行為
21ページの6月1日の時点の再評価なのです。
http://www.dsecchi.mext.go.jp/1710nsecchi/06kake.pdf
加計再評価.png
 同時期に申請して認可になった大学のも見てみましたが、どこも3月31日の時点しか記載してません。加計学園だけなんです。これは、6月にすれば在学生の前期授業料が入りますから一次的には増えるでしょうが、80億円の違いは不自然ですし、なんで3月31日の時点ではいけなかったのか?
 ここは国会でも追求していただきたい重大な点です。

 以下、前回の記事のコメントに経験者であるとおりすがりさんから貴重な御意見をいただいてますので、そのままコピペさせていただきます。
------------------------------------------------------------------------------------
http://www.city.imabari.ehime.jp/kikaku/kokkasenryaku_tokku/houkokusho_05.pdf
↑の6ページ目に、「今回の獣医学部建設に関しては、民間金融機関より合計60億円借入を予定しています。」とあるのですが、「学校法人の寄附行為及び寄附行為の変更の認可に関する審査基準」(参考参照)では、負債率の計算には「設置経費等に借入金を充てる場合にあっては、当該借入金を含」めることになっています。
この報告書の書きぶりをみると、申請時点では、まだ60億円の借入は行っていないと思われるので、負債率の計算にあたっては決算書に記載の負債額に60億円を追加する必要があると思います。

引用いただいているグラフでは、負債率の計算で控除される前受金の記載が無いので、28年度決算になってしまうのですが、当方がざっと計算すると、
借入なしの場合:(負債の部合計 20,282,372,506円 - 前受金 2,242,468,350円) ÷ 資産の部合計 90,104,577,674円 = 20.02%
借入ありの場合:(負債の部合計 20,282,372,506円 - 前受金 2,242,468,350円 + 借入金 6,000,000,000円) ÷ 資産の部合計 90,104,577,674円 = 26.68%
となります。文科省に提出された申請書はどうなっているのでしょうね。
↑のデータのソースは http://www.kake.ac.jp/up_load_files/project/12_all.pdf のP.12です

なお、引用されている文科省の説明資料は平成24年3月のものですが、参考までに、最新の資料のリンクも掲載しておきます。(中身はほとんど変わらないですが。)
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/ninka/__icsFiles/afieldfile/2018/02/27/1398883_41.pdf

(参考)
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/ninka/07042007.htm
学校法人の寄附行為及び寄附行為の変更の認可に関する審査基準
第二文部科学大臣の所轄に属する学校法人が大学等を設置する場合に係る寄附行為の変更を認可する場合
文部科学大臣の所轄に属する学校法人が大学等を設置する場合に係る寄附行為の変更の認可については,次の基準によって審査する。
(四) 既設の学校等のためにした借入金その他の負債は,その償還が適正に行われ,かつ,適正な償還計画が策定されていることとし,次のとおり取り扱うこと。
ア 学校法人の資産状況について,開設年度の前々年度の末日における負債率(総資産額に対する前受金を除く総負債額(設置経費等に借入金を充てる場合にあっては,当該借入金を含む。)の割合をいう。)(以下単に「負債率」という。)が〇・二五以下であり,かつ(以下略)
------------------------------------------------------------------------------------
もう一回、設置審は審査をやりなおすべきですねえ。

 さてもう一つ昨日入ったばかりのほかほかの情報、nemさんが発掘していただいた登記のそれこそ「天網恢々 疎にして漏らさず」を象徴する貴重な情報が出てきました。
岡山市北区半田町907-10不動産登記(土地全部事項)2018050200383070.png
nemさんのツイッターからいただきます。
nemさん.png
https://twitter.com/yo_nem/status/991522218642296833
抵当権者は大本組!、被担保債権は売買代金の残代金、半田町907-10の土地ほか10筆共同担保になっている。
事業団は、事業団以外の抵当権者が先順位に設定されている場合は、事業団が1順位となるよう順位変更する必要があったのでは。

なんと2億円を超えます。なぜ今までこれを支払ってなかったのか?支払えなかったのか?マスコミは是非この件を追って下さい。

もうねえ、加計学園にまつわるすべてのことが”首相案件”だからね。
sho_fj.jpg


 今回は10ページで長くなるのですが、すでに返済済みの分で1億円以上のものにマーカーをしています。そのあとに前回の記事で画像にてアップしたずらずらと38個の抵当権がつけられているわけですので、加計学園がいかに反復継続して事業団から高額の借り入れをしているかを実感していただきたいと思います。
時間なく説明を飛ばしましたが、後日補完します。
957-44(土地全部事項)-001.png
957-44(土地全部事項)-002.png
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957-44(土地全部事項)-010.png
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ryu-ron

この京産大のことを話したのはだれでしょうねえ。
https://twitter.com/kentaro_s1980/status/993429922633797632

京産が四国に進出して創る事も視野にあった、と

だとすれば、あの1週間で事業者として手をあげる用意をしていたのか?教授集めは度外視しても、中身で勝負し、結果は岡理になったとしても、まさに”加計ありきの首相案件”だったことは証明できる。
タイムマシンがほしいところです。
by ryu-ron (2018-05-08 09:21) 

山口太郎

柳瀬さんは予想通り、安倍さんプロテクトは死守。3回も会っていたのか。4月2日の3日後の加計理事長と安倍さん参加する宴会の前にも安倍さんに報告していないか。昨年の閉会中審査の時に言っていたら加計かくし解散、認可どころでは無かったでしょうね。
八田座長は当時、阪大時代の同僚に加計とKSUのライフサイエンス分野のレベル差も確認していただろうし、御用学者とは言え、本当は京都の方が国益にかなうと考えていたとは思います。新設2校分も教員いないことは知らなかったかもしれないですが。ネット上は京都は準備がとか垂れ流していますが、同時に教員集めしたら京都が圧倒的に有利。
大阪市大の朴先生は、来年4月に法人統合する関西唯一の獣医師養成課程持ち、獣医学分野でKSUと包括協定締結している大阪府大の情報網や同志社OB大学教員の情報網(KSUの理事長は同志社OB、つまりKSUには同志社OBもそこそこいる)を持っているので、小耳に挟んだ程度はあるかも知れません。(例えば、京都府が告示を見て、KSUに京都に拘ら無くて良いと伝えて、KSUもあらゆる可能性を検討したかも知れません。)
まあ、KSUは京都府イノベーションベルト構想ですから、京都府から出る気はまず無い。京都大学の再生医科学研究所の先生がライフサイエンス学部を立ち上げたこと(KSUは大学院の博士課程無償にしているんです。)もありますし、逆に獣医学部構想の中心人物である大槻先生や松本先生が10年以上の新設活動で高齢化(そのため、北大の後輩を初代学部長に招聘予定だった。)で、京都府以外はありえなかったかとは思います。
そもそも、機運を盛り上げるために山中先生や山極総長も講演と対談をKSUでしていたわけですし。
http://www.cira.kyoto-u.ac.jp/j/pressrelease/seminar/100510-163613.html
2016年度まで益川先生はKSU理事。
https://www.kyoto-conso.jp/medical/purpose/purpose_008.html

KSUは京都産学公連携フォーラムを形成する8大学である京都工芸繊維大、KSU、京都大学、京都府立医大、京都府立大、同志社、立命館、龍谷の1校であり、かつ、関西総合8私大の一角(次点グループの産近甲龍ですが。)。
タンパク質動態研究所に自信もあったでしょう。
裏口認可に付き合えるかと言うところですわな。山田前知事がKSUが学長補佐になった意味は未だ分かりません。地方公務員志望者への教育のためにオファーし、全国知事会会長を単なる教授では申し訳ないので学長補佐のポストを用意しただけかも知れませんが。KSUが運営主体かは別として、京都に獣医師養成課程を将来、作る可能性は充分にあると考えています。前川さんが原さんに2校目以降を作ってください(=加計に特権付与された状態を早く解消してください)と話されたと聞きます。岩盤規制突破派と前川さん同様の考えを持つ文部官僚とそこは一致しますので。告示そのものの対象から獣医学部外せば良いかと。実際、西日本の有力私大で獣医学部作る気あるのはKSUくらいで、東京農大、帝京は東日本なので無理はしないでしょう。近大が和歌山あたりにという可能性ありますが、既に医学部ありますから、あまり新設するメリットが無い。


by 山口太郎 (2018-05-10 19:53) 

山口太郎

https://www.google.co.jp/amp/s/www.asahi.com/amp/articles/ASL3W4DCHL3WUTIL02S.html

京都の総合私大だと
同志社は関西私学の雄でありキリスト系
立命館は京都だけで無く、大阪滋賀大分に進出
龍谷は仏教系かつ滋賀に自然科学系学部設置

京都で国公私立の枠組みに、一番自然体なのは、実は非宗教系、アインシュタインが来日時に京都大学学生代表で歓迎挨拶し、留学した京都帝国大学理学部教授荒木俊馬が創立したKSUは源流物語も作りやすいんですね。
仮称 京都産業獣医科大学は空想物語でもないとは思っています。2030年あたり、あり得るんでは無いかと。
タンパク質動態研究所メンバーはリアリスト。
https://ksu.repo.nii.ac.jp/index.php?action=repository_action_common_download&item_id=9989&item_no=1&attribute_id=22&file_no=1&page_id=13&block_id=21
by 山口太郎 (2018-05-10 20:15) 

山口太郎

報道ステーションで確定検査まで可能なBSL3施設を持ち、動物生命医科学科の教員は全員獣医師免許を持つ博士という母体、研究教育実績など、加計などKSUと同じ土俵で競える相手では無いのは、学会も文科省も知っている。嘘つき(柳瀬は吉川にあったと言っている)吉川がお墨付きをもらって、フライングで教員集めたに過ぎない。本当に悔しい。この国に正義はないのか。KSUはFラン加計の裏口認可案件には関わりたくないだろうけど。悔しい。大槻先生に土下座して欲しい。八田座長の声が震えていたのは、いろんな事情を知って、旧帝大で教授を務めた一流の学者の良心が痛んだと思いたいです。閣議決定4条件に京都府とKSUはガチンコで勝負していたのに、真面目に努力する者が報われない社会はおかしい。
by 山口太郎 (2018-05-10 22:33) 

ryu-ron

今回分け合って新聞もテレビもろくすっぽみてないのですが、土日に遅れを取り戻さなければ。
大槻先生また出番がありました。どんどん語ってほしいです。
by ryu-ron (2018-05-12 06:40) 

ryu-ron

山口さん コメント本記事に使わせていただきました。
ぜひまた補足コメントよろしくお願いします。
by ryu-ron (2018-05-12 07:27) 

山口太郎

KSUの獣医学部構想の中心人物は鳥インフルエンザ研究の世界的権威である大槻先生(次々と京都に不利な条件が付された、国はフェアでは無い。朝日新聞、テレビ朝日に発言)、松本先生(糖尿病ラット研究の第一人者)はNHKに「後出しジャンケンで排除された」と発言。二人とも、不満発言。現職は総合大学として大学をまもなければならない立場。負けは負けと騒動に縁切り。まずはタンパク質動態研究所でブランディングを図ることに方針転換した。アルツハイマー等の神経性変異で大きな成果を生み出さす可能性を永田先生は確信しています。ピーターウォルターやモリモト、大隅を外部評価を、しており凄い陣容?しかし、年齢的に、あと5年。10年後めどに獣医師養成課程は、設置すると思います。北大にとっても。指定国立大学の京大と、コラボできるのは悪くない話。私立の獣医学部は大反対ですから。北大説得が不可欠かと、思います
by 山口太郎 (2018-05-12 07:43) 

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