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番頭ワタナベ氏 加計学園のスラップ訴訟と闘う-その6 [番頭スラップ訴訟]

 前の記事に追記の形でBSL3問題を扱おうとしていたらサーバトラブルで消えてしまったので、気を取り直して、新規の記事で書きます。

 さて時期は定かでないのですが、番頭ワタナベ氏の裁判に刺激されたのか、吉川獣医学部長が個人のホームページでちゃんとBSL3はありますと言いたいのか写真をアップしています。
こちら英語版
https://www.ayyoshi.com/strategy-new-vet/
こちら日本語 かなり下の方に写真があります。
https://www.ayyoshi.com/%E7%8D%A3%E5%8C%BB%E6%95%99%E8%82%B2%E6%96%B9%E9%87%9D/
確かにありました。んが、入口だけで中を写してくれてません。まあセキュリティの関係で出せないと弁解されるのでありましょう。

 さて、前回記事で取り上げたBSL3稼働費のための補助金の特定ですが、なかなか一般人がこれを探し当てるのは大変です。どうも5階のBSL3実験室にとらわれすぎていたのですが、去年の臨時国会で、文部科学省の義本審議官が、BSL3は上層階につくらないと答弁したのが気になりますね。民進党 現国民の川合参議院議員が質問したのですが、そのあとのヒアリングでもなぜかこのことは突っ込まなかったです。

そこでひとつの仮説なのですが、1階の実験室の可能性はないのか?

https://twitter.com/RyuRz733375/status/1021222287297531904
BSLも気になった部分を。屋上6階の上に外付けのフィルターがあってこれを坪井教授が見ていますが、わざわざ上の部分にプレフィルター、下にHEPAフィルターと書いてある。ここの屋外設置フィルタユニットに似てますが。画質が悪くて中古にも見える

この大きな集塵機のような機械のことが気になって、
DiwcCXaVsAEa17k.jpg

Nmaru7thさんにお尋ねしたところ
https://twitter.com/Nmaru7th/status/1022466121620848640
1階のBSL2は突っ込まれた時にBSL3に改造できるようにしてますので、排気設備はどこかに実装してると思います。

なるほどということで関連ツイートを探させていただいたところ次のところが見つかりました。
https://twitter.com/Nmaru7th/status/904948635867037697
加計の市議会出席では鳥インフル対応への質問の答えも用意している。実は図面から戦略が読み取れるのだ。
議員「鳥インフル対応してますね?」
加計「感染動物飼育室で対応できるようにしています」
ここで誤魔化されてはいけない。するかしないか選ばせないとダメなのだ。選べばどちらも地獄。

図もお借りします。
DI8F6JJUwAA_kGQ.jpg

このツリーで科学は方法@philosophia2015さんのブログが紹介されていましたので引用させていただきます。

獣医学部動物実験飼育室設計の論点3
https://philosophia2015.blog.so-net.ne.jp/2017-09-15

するとこの領域には、廊下から飼育室奥に向かって風が流れ(逆向きに空気が流れないように)、かつその排気がHEPAフィルターを介して外気に放出されるような、飼育室を陰圧とする差圧制御が法規上必要です。しかしその設計図が見当たりません。公開された図面上、5階にあるP3実験室にはこの差圧制御の仕様を記載した図面があるのに、1階用の差圧制御の仕様を記載した図面がないのです。図面リストには、1階の空調を記載した図面(未公開)がありますが、一般空調と並べて1階に必要な差圧制御のすべて(注:前後室を備えたSPFエリアにも本来あるはず。後述)が1枚に記入できるわけはないので、これは該当しないでしょう。
 だとすると、このエリアはABSL3ではなくABSL2(封じ込めレベルP2A)仕様なのかもしれません。しかし、ABSL3を扱える可能性のある場所は、獣医学部棟全体のなかでこのエリアしかありませんから、高病原性鳥インフルエンザなど、国家戦略特区の審査の過程で対応が示唆されていた、人畜共通感染症への現場対応や研究が行えない、ということになります。これは、文科省や特区における審査に影響し、学校新設が認可されない、という結果に至る可能性があります。しかし、感染症法違反にはならないでしょう。

なるほど、動物をそのまま実験室に持ち込んで感染症研究ができるなら、京産大の鳥インフルエンザ研究所とそん色がない。

 ただ設置審の段階では、専門委員会ではいろいろ指摘されたようですが、結果的には、BSL3については、前の記事の山本太郎参議院議員の質問のように、次の結果で落ち着いておりました。

面接審査意見への対応を記載した書類(9月)
http://www.dsecchi.mext.go.jp/1710nsecchi/pdf/okari_1710nsecchi_taiou9gatu7.pdf

本獣医学部に設置される BSL3 施設は、獣医学教育病院に来院する動物や野生動物などの検体が BSL3の病原体に汚染されている可能性のある場合のリスクを考えて設置しているものである。従って、病原体分離のための施設で、その使用目的は in vitro での細菌、真菌、ウイルス等の分離・同定である。

ところが、認可後今年になって、衝撃的な出来事がありました。

9万羽、県が焼却終了 ペール缶110トン、さぬき市内外で /香川
https://mainichi.jp/articles/20180123/ddl/k37/040/326000c

さぬき市の農場で高病原性鳥インフルエンザウイルスを持つ鶏が見つかった問題で、県は22日、殺処分した約9万1000羽の焼却をすべて終えた。今後、近隣農場を含めて新たな発生がなければ、30日にも3~10キロ圏の搬出制限区域、2月5日にも3キロ圏の移動制限区域を解除する。

 四国で初めての鳥インフルエンザウイルス感染がおとなり香川県で発症したのです。5階のBSL3では部屋が狭すぎるのと、病院からの動線を考えると感染した鳥をそのまま持ち込むのは無理があるのですが、1階のABSL2を改良してABSL3に変えてしまえば、全国に対してアピールできるし、関連する補助金もたんまりあるだろうと。

 動機としては十分考えられるのですが、そうは問屋がおろさない。開学時期も迫っているし、番頭ワタナベ氏の言うように「数十億の補助金を狙っていたがこれも頓挫。」ということも信ぴょう性が強まってきます。

 いずれにせよ5階のBSL2,3の実験室、1階の実験動物センターともに説明がたりませんね。来月あるオープンキャンパスの前に、中村知事はじめ県会議員さんを全員呼んで説明会を開いていただきたい。やましいことが一切ないのなら開くことができるでしょう。
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ryu-ron

コメントで追加ですが、可能性のある補助金、事業ですが
過去のものとして

新型インフルエンザ等新興・再感染症研究事業
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkyuujigyou/hojokin-koubo16/18.html
新型インフルエンザ等新興・再興感染症研究事業 北里大学 教授 動物由来感染症のリスク分析手法等に基づくリスク管理のあり方に関する研究 53,529

平成29年度 実施機関・実施課題一覧―感染症実用化研究事業(新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業)―
https://www.amed.go.jp/program/list/01/06/002_h29kadaiichiran.html

千葉科学大学 危機管理学部 副学長・教授 動物由来感染症のリスク分析に関する研究

以上いずれも吉川教授

農水で狙うとすれば

安全な農林水産物安定供給のためのレギュラトリーサイエンス研究
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/regulatory_science/161128_5.html

獣医学系が目白押しですね。

AMEDといえば和泉補佐官
https://www.amed.go.jp/pr/amedsympo2017_03-01.html

設備があればプッシュしたでしょう。
by ryu-ron (2018-07-27 16:58) 

山口太郎

私大でBSL3確定検査可能な施設を持っているのは、私大初設置KSUのみです。麻布大学はギブアップ。BSL2運用。引退した大槻先生はやはり偉大。まあ、帝大の教授になれた吉川さんと帝大から鳥取大に転出した大槻さんでは学会では吉川さんの方が格上でしょうけど、現場実務能力なんかは、吉川さんは白い巨塔の人、叩き上げの大槻先生なんかと実務勝負できないでしょ。(KSUの永田和宏さんは吉川さんより格上ですけどね)。KSUは京都府の防疫体制に組み込まれていますからね。そもそも上賀茂エリアはKSUを育てたと言う意識もあります。よそものの獣医学部以外は殆どFラン私大ですからね。だいたい愛媛県が会見やってくれというのをガン無視、愛媛県はコンプライアンスとガバナンス上の不信感を持っている。というか子供みたいな嘘つき学園と確信してるでしょ。企業もそうですが、学校なんかは評判や信用が第一。既に京都は世界的なライフサイエンス拠点なのに、二重投資する余裕が日本にあるんですかね。
by 山口太郎 (2018-07-29 01:49) 

ryu-ron

京産大の鳥インフルは補助金などあてにしてないですねえ。科研費は使っただろうが。
by ryu-ron (2018-07-29 10:40) 

山口太郎

KSUは「学生からの納付金」「国からの固定的な補助金」「国からの競争的資金である科研費」「京都府や京都市からの補助金(大学が多いので、わずか」「寄付金(OBに社長が多いですが、個人資産の多い人は少ない)、企業からの寄付金(ベルリンの壁崩壊前の保守系大を応援したいというのは無くなりました。地元企業がいくばくか支援していますが。)」医学部が無い1学年3000人の私大としては科研費は多いとは思います。https://www.google.co.jp/amp/www.daigaku360.net/daigakuranking/k-kaken-ranking/amp
大学の規模を見ますと
https://s.webry.info/sp/tanuki-no-suji.at.webry.info/201710/article_4.html
いかにKSUが競争力があるかわかります。
by 山口太郎 (2018-07-29 17:18) 

山口太郎

やはり、京都帝国大学理学部教授が創立しているのと、京都市内には京都薬科大学しか私大理系が無いので優秀な教員が集めやすい。京都大学だけでなく、阪大、名古屋、東大、東工大から、たまたま残れなかった人を集めています。自然科学科学系の学部は教員一人当たりの学生が少ないので、教育と研究のバランスを取りやすい。しかも、給料もらいながら海外に研究員として行ける制度もあります。そこに益川さんや永田さん、遠藤さん、近藤さんといった帝大教授だった大物の先生を招聘しています。KSU首脳陣は極めて戦略的です。ただ、帝大教授だった先生には、大学教員としては、遥かに格下なので頭が上がらないところはありますけどね。
by 山口太郎 (2018-07-29 17:31) 

ryu-ron

山口さんありがとうございます。やはり科研費で維持できるくらいあるのかもしれませんね。

by ryu-ron (2018-07-30 08:22) 

ryu-ron

東京新聞連日頑張ってくれてます。
https://twitter.com/charajunpei/status/1024098057644720129
大槻先生出番が多い。
by ryu-ron (2018-07-31 10:35) 

山口太郎

KSUは初代(理学部)、2代目(農学部、ちなみにKSUには農学部無し)と京大名誉教授が学長に就き、3代目からはプロパー教員が学長をやっていますが、4代目坂井学長が通学の便が悪いこともあって、人気凋落したため、大槻先生や永田先生の言うことは、できるだけ実現していました。ライフサイエンス分野と宇宙物理学は特別扱い、永田先生に研究者が育つ土壌をとお願いしたら、永田先生から京大でも博士課程定員集まらないのに、第二グループの産近甲龍では無理です。学費無料にしたら少しは良いのが集まると言ったら、本当に博士課程は無料になりました。まあ、大型の科研費を取ってくるのは、やはり帝大教授だった永田、遠藤、近藤先生などのビックネーム、KSUは獣医学部長期戦で代替わりしてますから、やはり、永田先生たちのチームが強い。京大ips研を持ち出しながら負けたのも、失態とも言えます。今治市は、はよ、愛媛大に移管したら良いかと思います。
by 山口太郎 (2018-07-31 18:45) 

ryu-ron

>京大ips研を持ち出しながら負けたのも、失態とも言えます。

ほんとこれは痛いことでした。加計は早くも経営危機です。6年持ちこたえることはもうなかろう。
by ryu-ron (2018-08-01 13:47) 

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