So-net無料ブログ作成
  • ブログをはじめる
  • ログイン

BSL3実験室を鉄骨7階建ての5階に設置した場合の諸問題(2) [加計学園問題]

なかなかブログの続きを書けなくなっていけません。いつも背中を押してくれるのが月刊テーミスさんで、10月号でも取り上げていただきました。
https://twitter.com/themistwit/status/1045259107261763586
テーミス.png
 今回は今治市第三者委員会が守秘義務を盾に逃げ回っていることを記事にしていただいてます。

 矢寸さんが、村上建築士事務所に突撃訪問をした時に、BSL3の事は愛媛大学の坪井教授に聞いてくれと逃げたところ、坪井教授はテーミスさんの取材に対して無回答 だんまりを決め込んでいます。
 やましいことがなにもなければ、BSL3はすぐに使えますぐらい言えるはずですが、吉川学部長も一切ノーコメントで居留守まで使う始末です。

 さて前回の続きに入る前に、ひとつ原発の事を。昨日、大分地裁で伊方原発差止め仮処分の決定が言い渡されました。私は加計問題にかまけておりましたので、その後の情報もほとんどとらずに申し訳なかったのですが、かっての記事

大分地裁で仮処分が認められる可能性があるとのこと。
https://ryukei-rondan.blog.so-net.ne.jp/2016-07-26-1

てっきり裁判長も同じと思って昨日の決定を期待していたのですが、新聞見たら名前が違う。2年も経つから異動があったんですねえ。河合先生も最悪の決定と言っていましたが、国はこういうことをやるのでしょう。正反対の考えを持つ判事に担当させたんですねえ。
 是非、福岡高裁で逆転の差止め決定を勝ち取っていただきたいものです。
 詳細は改めて別の記事にしたいと思っています。

前回は4.行政責任と不作為の違法まででしたが、ちょっと補足の意味で、続きを書きます。

行政責任と不作為の違法(1) 土 居 正 典
https://ci.nii.ac.jp/els/contentscinii_20180901143351.pdf?id=ART0008066503

ここは本格的な法律論文につき読もうとするとすぐ眠くなるので先送り
 今治の岡理獣医学部の校舎内にあるBSL3実験室の場合、感染症法ではBSL4ならば耐震性規制がはっきりあるのに、3以下はどんなに手抜き設計、施工であっても建築基準法で規制のしようがない。カタルヘナ法に期待しようとしたのですが、これも大臣許可のために耐震性を証する書面の添付は求めるものの明確な基準に関する法的根拠を持つ文書がない。

 これがまさに行政の不作為であって、規制緩和と言えども、周辺住民の生命身体に危険を及ぼす事態を招くおそれがある場合は、行政は積極的に規制を設け、対象事業者を指導すべき義務があると考えてこの論文を引用することにしました。また根性出して読みこんでから詳しく書くことにします。先延ばし名人になってはいけないのですが。

いろいろてんさんに応援いただいていますが、次の二つが今回関連がありますので紹介させていただきます。

【構造より意匠より水増し】加計追求チームが追う[exclamation]?誰がなぜ許可した?獣医学部バラック校舎[exclamation]?
https://ameblo.jp/et-eo/entry-12402776782.html

■ADO(石原節夫)と大本組(尾熊政男)は、
耐震研究の構造家チームだった[exclamation]?

ADOの代表取締役の石原節夫氏と
元 大本組設計部設計第二課課長の尾熊政男氏は、
ともにJSCA(日本構造技術者協会)の建築構造士で、
2000年の「鳥取西部地震」の被害調査でも、
2001年の「芸予地震」被害調査でも、
同じグループで活動。

 この部分、今治獣医学部建築工事の構造計算を一手に引き受けたのがこのADOです。なぜ大建設計はしないのかと不思議に思っていましたが、ADOの社長さん学者みたいな1級建築士で、耐震性にも強い。受ける審査機関もつい気を許す。不正はしてないと信じますが、私ごときが積載荷重なんかで勝負を挑んでも太刀打ちできませんので、この点は追求しないでおきましょう。

世界最大級のP3擁す武田薬品 湘南研究所は《汚染水の漏水事故》を起こしていた?
https://ameblo.jp/et-eo/entry-12407258307.html

P1施設にある排水滅菌槽から、
遺伝子組換え生物を含む汚染水が施設内に漏水する事故が発生した。
事故の原因は、排水滅菌槽の水道栓を閉め忘れたことによる
ヒューマンエラーだった。

 ここは前回も書いたのですが、武田薬品 湘南研究所は全棟まとめて免震構造にしています。耐震性抜群でもヒューマンエラーで法律違反をしてしまう。カタルヘナ法の大臣許可の基準はらくらくクリアーしていたはずで、しかも危険度の低いP1施設からの漏水。気の緩みしか考えられませんが、ここで注目しておきたいのは、遺伝子組換え生物を含む物質が漏出すれば違反になると言う事実です。

カタルヘナ法正式名称は凄く長いです。「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」となっています。
主に12条違反が多いようですが

(主務省令で定める拡散防止措置の実施)
第十二条 遺伝子組換え生物等の第二種使用等をする者は、当該第二種使用等に当たって執るべき拡散防止措置が主務省令により定められている場合には、その使用等をする間、当該拡散防止措置を執らなければならない。

これに違反すると直ちに罰則というわけでなく

(第二種使用等に関する措置命令)
第十四条 主務大臣は、第十二条又は前条第一項の規定に違反して遺伝子組換え生物等の第二種使用等をしている者又はした者に対し、第十二条の主務省令で定める拡散防止措置を執ることその他の必要な措置を執るべきことを命ずることができる。

この措置命令に従わなかった場合などに

第三十八条 第十条第一項から第三項まで、第十一条第二項、第十四条第一項から第三項まで、第十五条第二項、第十七条第五項、第二十六条第二項若しくは第三項又は第二十九条の規定による命令に違反した者は、一年以下の懲役若しくは百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。

武田薬品は措置命令どまりだったようです。

事故の経緯はこちらに詳しく書かれています。

武田薬品湘南研究所に於ける遺伝子組み換え実験廃水漏洩事故 実験廃水漏洩事故に関する質問
http://www.shounan.biz/ziko/image/situmon2012.pdf

ちょっと長くなりましたのと、ちょいとした”事件”がありましたので、先を急ぎます。

こちらは、加計学園に対してというより文部科学省相手の裁判ですが、日刊ゲンダイさんが取り上げました。

【加計学園問題】加計学園情報公開弁護団らが文書の開示などを求め、東京地裁に提訴
https://news.nifty.com/article/domestic/gendai/12136-094875/

加計の獣医学部同様、BSL(バイオセーフティーレベル)3の施設がある京都産業大学本山キャンパスは、研究施設などの概要図をフツーにウェブサイトに公開している。「不法侵入の恐れ」など、ただの建前で隠蔽する理由などないはずだが、そうまでして隠し続けるのは、よほど都合の悪いことが書いてあるからに違いない。

 これは黒川さん、武田さんが今治市を相手に訴えている住民訴訟でも図面類を公開しない理由にされているのと共通してますね。それが原因かどうかわかりませんが、BSL3実験室が使える状態にあるのかどうかさえ答えなくなりました。

こちら訴状
http://kake.main.jp/2018/09/26/%E8%A8%B4%E7%8A%B6/
該当部分です。
訴状-1-001.png
訴状-1-002.png

 昨日、新たに公開されてるP3実験室を見つけたのでツイッターで拡散していたところなんと以下のようなことが起こりました。

平成29年度帯広畜産大学 原虫病研究センターGHP室外機更新工事
http://www.obihiro.ac.jp/~faci/clip/img/243.pdf

いやおどろきました。いつのまにか消されている。
でもご安心ください。はいてます。いやDLしてます。
28年度のP3実験室の平面図がないものは、そのまま見れますからサーバの不調ではありません。
意図的に消されたのでしょう。
http://www.obihiro.ac.jp/~faci/clip/img/230.pdf
これ見れますよね。

で 問題の平面図です。アップしてしまいます。
243原虫病研究センターGHP室外機更新工事.png
黄色でかこんだ部分がP3実験室です。ちゃんと大学のサイトで公開してたのだから、文部科学省は無駄な抵抗はやめましょう。

 訴状では京都産業大学のBSL3と静岡県立がんセンターのP3が公開されていることを主張していました。新たに国立のしかも獣医学部のある大学のP3実験室が公開されていたら、非公開にする理由がなくなってくるから慌てて消したのでしょう。

そう私も立派に監視されています。
nice!(6)  コメント(10) 
共通テーマ:blog

nice! 6

コメント 10

ryu-ron

情報開示訴訟の記者会見全文が出ておりました。
http://kake.main.jp/2018/09/29/%E8%A8%98%E8%80%85%E4%BC%9A%E8%A6%8B%e3%80%80%E5%85%A8%E6%96%87/
記者A
「設計図を出したがらない理由って何だと思いますか?」

海渡(雄

僕らが考えていたのは、BSLの施設を作るのに出来ないような構造になっていて、それが図面になったら出てきますよね。
そうなると施設の安全性に問題があるって事になって、大学の設置に支障が生じる?。
(福田さんを向いて)現地にまだ入ってないんですよね?。

福田

そうなんです。部屋というかスペース、箱はあるんですけども、中の施設は9月に入れますみたいな話を聞いたんですけども、9月も終わろうとしている。
今、実際に搬入されたかは確認されてないです。

番頭ワタナベ氏のよみにきわめて近いです。
by ryu-ron (2018-09-30 10:01) 

お名前(必須)

例によって、行く先々には危険が待っている。
君を守るのは君自身だ。
成功を祈る。
昨年から番頭氏のツイッターを拝見してます。
不正に戦う心意気、感じ入ります。
報道ステーションが一昨日、事実上終わりました。
沖縄知事選も本日結果が出て、御存知の通りです。
明日から神無月。
自分も自分を守るよう生きていきます。
どうか御無事で、御武運を陰ながらお祈りします。
by お名前(必須) (2018-09-30 22:43) 

ryu-ron

匿名さん ありがとうございます。
気をつけます。
by ryu-ron (2018-10-01 11:44) 

山口太郎

山中伸弥さんがNHKの視点・論点で「日本初のips細胞技術を世界に」を主題にお話されていたのですが、冒頭、ips研究を創薬につなげるには動物実験が、不可欠と言われていて、山中さんは、単に実交流のあるKSUのライフサイエンス分野の先生方に対して一肌脱ごうという感覚かなと思わなくもなかったのですが、真剣に日本に少ない動物実験専門獣医師の育成を目指した京都府とKSU案を支持していたと間接的表現で読み取れました。KSUは大城学長は獣医学部は断念したと、説明していますが、教員人事でKSU獣医学部断念会見の黒坂副学長が退任し、WGヒアリングに大槻先生と出席した大西副学長(元々、京都府の役人)が再任され、山田前知事の学長補佐再任も発表されました。KSUは薬学部派が常にいるのですが、資金が必要な理系学部新設よりも、今は10学部完成年度には15000人規模になるため、まずは、そこを固めていくようです。KSUはライフサイエンス分野や宇宙物理学分野では東大とも共同研究しているので、新設獣医学部反対で固まっている北大だけでなく、東大ルートを開拓していけば、光はさすと考えています。国際共著論文率や論文FWCIで西日本私学トップになり、そもそも、ネイチャーアクセプト私学トップ2回立ったわけですから、きちんと礼を尽くせば、来てくださると思います。そして、KSUには既存私大の獣医学部の既得権を壊滅させて欲しいとも考えています。
by 山口太郎 (2018-10-01 23:38) 

匿名

裁判資料にも掲載されていますが、個人情報保護審査会の答申は、こちらにも掲載されていますね(情報公開・個人情報保護関係 答申・判決データベース)。
http://koukai-hogo-db.soumu.go.jp/reportBody/12706
http://koukai-hogo-db.soumu.go.jp/reportBody/12707
by 匿名 (2018-10-02 07:22) 

ryu-ron

匿名さん 答申探しておりました。ありがとうございます。
かなり読み込みに時間がかかりそうですが頑張ってみます。
by ryu-ron (2018-10-02 15:54) 

ryu-ron

山口さんご無沙汰してます。最新情報ありがとうございます。
加計は自滅しそうな感じではありますが、そうも言ってられない。京産大復活の日を心待ちしております。
by ryu-ron (2018-10-02 15:56) 

ryu-ron

削除どころか改ざんしておりました。この点はまた追記で詳しく述べたいと思います。文部科学省をちょいと挑発しております。
by ryu-ron (2018-10-03 08:44) 

匿名

IWJが柴山文科大臣の就任会見で、議事会議事録や建築図面を黒塗りで開示していることについて質問されていますね。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181003-00010009-wordleaf-pol&p=8

by 匿名 (2018-10-04 17:00) 

ryu-ron

匿名さんありがとうございます。
IWJdさん 聞いてくれていたのですね。ありがたい。
ただ大臣 みごとにスルーですね。この人も問題の多い人だ。
by ryu-ron (2018-10-10 15:42) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。