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TPP11反対ー日本は脱退すべし [TPP]

 今月のアベ政治の日は、TPP11を取り上げます。記事も400を達成し、毎月3日のアベ政治の日もそろそろいいかなどと気を抜いていたら、TPP11が今年12月30日に発行することが決まってしまいました。勉強不足で日夜反対運動に頑張ってこられた皆さんに申し訳ないのですが、かなり以前の情報になりますけど、今は亡き経済学者宇沢弘文先生のご文章と、ノーベル経済学者で宇沢先生の弟子でもあるスティグリッツ氏の動画を紹介させていただいて、反対の意思表示に変えさせていただきたいと思います。

 まずは宇沢先生の農業協同組合新聞への特別寄稿から引用します。

https://www.jacom.or.jp/archive03/proposal/proposal/2011/proposal110214-12526.html

自由貿易の命題は、新古典派経済理論の最も基本的な命題である。しかし社会的共通資本を全面的に否定した上で、現実には決して存在し得ない制度的、理論的諸条件を前提としている。生産手段の完全な私有制、生産要素の可塑性、生産活動の瞬時性、全ての人間的営為に関わる外部性の不存在などである。

 政府の経済的機能は、さまざまな社会的共通資本の管理、運営がフィデュシァリー(社会的信託)の原則に忠実に行なわれているかどうかを監理し、それらの間の財政的バランスを保つことができるようにするものである。政府の役割は、統治機構としての国家のそれではなく、日本という国に住んで、生活しているすべての人々が、所得の多寡、居住地の如何に関わらず、人間的尊厳を守り、魂の自立を保ち、市民の基本的権利を充分に享受することができるような制度をつくり、維持するものでなければならない。

 先生のライフワークである「社会的共通資本」の観点からTPPに断固として反対してこられました。
社会的共通資本の概念はなかなか私ごときには説明できるしろものではないのですが、これまた、宇沢先生の弟子である帝京大学経済学部教授の小島寛之氏がご自身の書籍紹介の中で、説明していただいているのでこちらを読んでいただくことにしましょう。
http://d.hatena.ne.jp/hiroyukikojima/20110305/1299298393

そしてスティグリッツ氏の動画をご紹介いただいたSKY NOTE氏のブログ
http://skymouse.hatenablog.com/entry/20160326/1458922520

まとめの部分をそのまま引用させていただきます。

スティグリッツ教授のTPPに対する指摘は痛烈なもので、TPPは格差を生み出し、正義に反するものだと厳しく批判されている。特に医療の分野では、安いジェネリック薬を排除し、アメリカの製薬企業に都合のいい寡占市場を作って薬価を高騰させるものだと語られ、そういうものに入ってはいけないと語られていた。そした、投資条項については、最悪と酷評し、企業の都合に従って訴訟が行われ、正義が損なわれ、格差を生み出すと痛烈に批判されている。これを聞いた時、日本にもこれほど率直かつ舌鋒の鋭い先生がいたらいいなと思った。スティグリッツ教授の話を聞くとTPPがいかに大企業の言い分に偏った条約であり、そのために国の正義の足を引っ張るろくなものではない事が分かる。そういうものに改めて入ってはいけないと、先生の話を聞いて思った。そして、スティグリッツ教授の話を聞いていて、その師匠である先日なくなった宇沢先生についても、スティグリッツ教授のような誠実で優れた先生を残してくれて、ありがとうと思わずにはいられなかった。

 スティグリッツ氏、日本においては小島寛之氏に宇沢先生のご遺志を継いでいただいてTPP失効に向けた運動を指導していただきたいと思います。

今私が一番気になっているのがTPPの本体の部分というより著作権に関してなのですが、文科省が次のように説明しています。

http://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/hokaisei/kantaiheiyo_hokaisei/
(2)著作権等侵害罪の一部非親告罪化(第123条第2項及び第3項関係)

今回の改正により,著作権等侵害罪のうち,以下の全ての要件に該当する場合に限り,非親告罪とし,著作権等の告訴がなくとも公訴を提起することができることとしています。

[1]侵害者が,侵害行為の対価として財産上の利益を得る目的又は有償著作物等(権利者が有償で公衆に提供・提示している著作物等)の販売等により権利者の得ることが見込まれる利益を害する目的を有していること
[2]有償著作物等を「原作のまま」公衆譲渡若しくは公衆送信する侵害行為又はこれらの行為のために有償著作物等を複製する侵害行為であること
[3]有償著作物等の提供又は提示により権利者の得ることが見込まれる「利益が不当に害されることとなる場合」であること

 ツイッターやブログでいわゆるコピペをすると、著作者の親告なしで罰せられるようにされるというものです。引用の範囲ならいいわけですが、なかなか自分の考えた文書の量が少ない場合はついついコピーに頼ってしまいますけど、12月30日以後は厳重注意です。

 ネットで政権批判をする者を萎縮させるのが狙いだと見ていますが、そうそうあんたの思い通りにはさせないからな。しっかり対策をとって、12月30日に備えましょう。
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